Yahoo!スコア

ユーザーを格付けする「Yahoo!スコア」が7月から開始。作成・利用を拒否する方法をご紹介

ヤフー株式会社が2019年7月からヤフーが保有するビッグデータから開発した独自のスコア「Yahoo!スコア」を活用できる、ビジネスソリューションサービスの提供を開始すると発表しました。

しかし、今回の発表でネット界隈は大荒れとなっています。特に日本は個人情報の管理にかなり厳しいところがありますので抵抗感が強いのでしょう。

今回はYahoo!スコアのユーザー側からみたメリット・デメリット。

また、Yahoo!スコアの作成や利用、情報提供を拒否する方法について見ていきます。

Yahoo!スコアとは

Yahoo!スコアを簡単に言えばヤフーが持っているユーザー行動などの情報を分析して企業に信用スコアとして売るってことです。

同じソフトバンク系列の中国のアリババなんかはこれでかなり儲けているそうですから当然の流れといえば流れなんですね。先行しているアリババの場合はSNSの友達情報、SNSの書き込み、アリペイ(QR決済)の利用情報など様々なデータが紐付いて信用スコアを付けます。その信用スコアが高い人は銀行からお金が借りやすかったり、金利が安かったりなど様々な優遇を受けることができるそうです。最終的にはこれの日本版を目指しているのでしょう。


Yahoo!スコアで使われるデータ

それではどのような情報がYahoo!スコアで使われるのでしょうか?

ヤフーの発表は以下のとおりです。

本人確認の度合い、信用行動度合い、消費行動度合い、Yahoo! JAPAN利用度合いを測る4カテゴリーに属するスコアと、それらを集約した総合スコアで構成
出所:ヤフー「プレスリリース」より

結構さっくりとした書き方ですね(笑)ヘルプにはもう少し詳しい詳細が掲載されていました。

カテゴリー利用データ
本人確認Yahoo! JAPAN IDにひもづく住所・氏名・電話番号・メールアドレスなどの情報の登録率、登録された電話番号およびメールアドレスの有効性、Yahoo! JAPANが提供するサービスにおける住所確認や本人確認の有無等
信用行動ヤフオク!における取引実績や評価、ショッピングでのレビュー回数、知恵袋での活躍度、Yahoo! JAPANへの支払い滞納の有無および回数、利用規約・ガイドライン違反の有無および回数、宿泊・飲食店等の予約キャンセル率、キャンセル連絡有無などの行動実績等
消費行動Yahoo! JAPANが提供するEコマースサービス、Yahoo!ウォレット、Yahoo! JAPANカードなどの利用金額等
Yahoo! JAPANサービス利用Yahoo! JAPANが提供するサービスの利用頻度などの実績等

出所:Yahoo! JAPANヘルプセンター「Yahoo!スコアで利用しているデータ」より

個人的に驚いたのが知恵袋での活躍度ショッピングでのレビュー回数なんかも信用スコアに影響してくることです。知恵袋で活躍したこともなく、ヤフーショッピングでのレビューなんてしない私みたいな人はかなり信用スコア低そう・・・

これらを元にその人の信用できるかどうかの点数(スコア)が付けられます。

報道によると点数は900点満点。今の所、自分のスコアを確認することは出来ないようです。

ちなみにヤフーがSNSをやっていないからかアリババのようにSNSとの連携は今のところ謳われていません。また、同じグループ企業のPayPayの利用についても加味されていないみたいですね。

ランサーズなどではすでに実証実験も

「ランサーズ」、「HELLO CYCLING」、「クラウドワークス」、「TableCheck」はすでに、2018年10月からYahoo!スコアの実証実験をしています。以下のように使われているそうです。

・企業名:ランサーズ株式会社:スコア活用事例:優良と推定されるフリーランスと仕事発注者を抽出して案件をマッチング
・企業名:OpenStreet株式会社:スコア活用事例:対象エリアにおける優良と推定されるユーザーを抽出してシェアサイクル「HELLO CYCLING」の特別料金プランを提供
・企業名:株式会社TableCheck:スコア活用事例:予約を忘れそうなユーザーを抽出し、リマインド連絡を増やす事で直前キャンセルを防止
・企業名:株式会社クラウドワークス:スコア活用事例:仕事を積極的に受注してくれそうな優良ユーザーを抽出して優先的に仕事をオファー
出所:ヤフー「プレスリリース」より

考えられるメリット・デメリット

まだ始まっていませんのでYahoo!スコアのメリットもデメリットもなかなか見えづらいものがありますが、前述の中国の例でメリット・デメリットを考えてみたいと思います。

信用スコアのメリット

まずはメリットからです。

信用が高い人は様々な優遇を享受できる

信用スコアが高い人は様々優遇を受けることが出来るのがメリットでしょう。信用スコアが高い人は身元がしっかりしており、過去のサービス利用なども良好な人との認識があるためです。

アリババの場合、信用スコアの高い人は以下のような優遇を受けられるそうです。

銀行の借り入れ時に金利が安い
銀行借り入れが有利
家を借りるときの敷金が不要
レンタカーを利用するときに保証金が不要
買い物時に割引

信用スコアのデメリット

逆にデメリットは信用スコアが低い場合に大きく顕在化します。

格差社会が進展

信用スコアが低いと逆に生活に制限が掛かる感じですね。

これは実際に中国であるケースだそうです。

航空チケットが買えない
飲食店・ホテルの予約拒否
会社の立ち上げが拒否
SNSの登録が拒否

もちろん前述のメリットにあるような優遇も受けることができません。

つまり、より格差社会が進展する可能性があるってことが言えるかもしれません。

今回のYahoo!スコアも宿泊・飲食店等の予約キャンセル率、キャンセル連絡有無などの行動実績などの情報が使われますので同様のことが起こる可能性は高そうです。お店側からすれば当然そうなりますよね。

ネットが使いにくく

中国では実際そのような側面もでてきてしまっていますが、監視社会の様相が強くなるということも言われています。

例えば知恵袋やショッピングでのレビューなんかが信用スコアの対象となりますから悪いことは書きにくくなる可能性があります。実際どのような評価を書いたら信用スコアに影響するのかがわからないためです。そうなればレビューをあんまり信用できなくなるかもしれませんね。食べログなんかもすでに悪いことは書いても載せてくれませんからあまり信用なりませんからね(笑)

中国のアリババ場合はSNSも連携していますが、SNSで友達とするかどうかも信用スコアに影響する可能性があるためかなり選別するそうです。信用スコアの低そうな人は友達としない、逆に信用スコアの高い人には友達が殺到するということも実際に起こっています。

日本でいまいち利用度が低いと言われているFacebookですが本名だから書きたいことを自由に書けないということが影響していると言われています。これと同じような状況がネット全体に広がる可能性があるのです。

つまり、ネットが使いにくい監視社会のような状況となることは危惧されます。


Yahoo!スコアの作成・利用を拒否する方法

それではYahoo!スコアの作成や利用を拒否する方法を見ておきましょう。

結構簡単に拒否ができます。

まずは下記アドレスに飛びます。

>>Yahoo!スコアの作成・利用

Yahoo!スコアの作成拒否
Yahoo!スコアの作成拒否

デフォルトではオンになっていますのでチェックしてオフ(拒否)にします。

Yahoo!スコアをつかたくない方や拒否をしたい方は忘れずにオフにしておきましょう。

私も早速拒否しました

パートナー企業のサービスにおける利用と停止

また、「ランサーズ」、「HELLO CYCLING」、「クラウドワークス」、「TableCheck」はすでに、2018年10月からYahoo!スコアの実証実験が行われています。

つまり、これらサービスとヤフーが紐付いている方は同意したとみなされYahoo!スコアが提供されているのです。

拒否するのは各アプリケーションでのデータ利用からとなります。連携を切ればYahoo!スコアが提供されなくなります。

ただし、連携する場合にYahoo!スコアは強制なようですから連携しつつYahoo!スコアのみ提供しないという選択はできないとのこと。

Yahoo!スコアのまとめ

今回は「ユーザーを格付けする「Yahoo!スコア」が7月から開始。作成・利用を拒否する方法をご紹介」と題してYahoo!スコアのメリット・デメリットや作成・利用を拒否する方法をみてきました。

信用スコアが高くなるとメリットもありそうな感じですが、逆に低いとデメリットが多くなりそうな仕組みですね。

ただし、中国なんかを見ているとこの流れは止められなそうな感じもあります。

うまく付き合っていくしかないのでしょうね。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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