日本郵政の株の追加売り出しが決定!
財務省は9月11日、保有する日本郵政 <6178> 株の公募売り出しを実施すると発表しました。
15年11月に新規上場(IPO)して以来2回目となる売出しとなります。
売出額は最大1.3兆円程度の規模とかなり大きなものとなります。
発行済株式の22%
今回追加で売り出される株式は9億1393万7600株で追加売り出し分7616万1500株と合わせて9億9009万9100株となります。
これは発行済株式総数の22%に相当するものです。
かなり大きな株式総数となりますので申込みを行えばかなりの確率で当選しそうなレベルですね。
そのため申込みをするか否かの決断が迫られそうです。
日本郵政の業績
売上
まず日本郵政の売上にあたる経常収益は2019年3月が13,326百万円となっています。
2018年3月期が14,257百万円ですから6.5%ほど落ちているのです。
あんまり良い状況とはいえませんね・・・
出所:日本郵政IRページ
経常利益
次に経常利益です。
こちらも大きく落としています。
これはトール社のれん及び商標権を減損したことが大きいとのこと。
ただ、そもそもの売上げも落ちていますしね。。。
うーーーん
キャッシュフロー
キャッシュフローはさすがに全く問題なく良い感じです。
お金もどんどん増えている感じですね。
業績は落ちているとはいえ黒字ですから当然といえば当然ですが
日本郵政の株価
株価推移
下記はここ1年くらいの日本郵政の株価です。波はありますが業績に応じてなのかすこしずつ落ちていくとれんどが見えますね。
直近では今回の売出しが発表された影響もあってか上がっています。
出所;SBI証券
株価指標
予想PERが15.44倍、PBRが0.42倍とかなり割安な状態と言えます。
ただし今後大きな成長を見込める企業でもないでしょうしそのあたりをどう考えるかでしょうね。
ただ配当もありますし悪くない株価ではあります。
割引
今回まだ割引が出ていません。
最近ちょっと上げているためどこまで割安感があるかは注目が必要ですね。
日本郵政株の追加売り出しに挑戦すべきか?
今回の追加売出しは長期的な目で見れば買っても損はなさそうな気もします。
しかし、短期的に利益がでるかと言われてもあまり期待できそうもありませんね。
私はパスかな・・・
郵便局あまり好きではありませんし・・・
SBIのIPOポイントの対象ではあるようなのでそれ目的なら全然ありでしょうけどね。
今までの銘柄よりはリスクがかなり低そうです。
また、今回の売出しによって他の株などに影響を当たる可能性もありますので注意する必要があるでしょうね。
(それだけ規模が大きいということです)
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