11月くらいにヤフーのクレジットカードをキャンペーンに釣られて作りました。たまにヤフーショッピングで買い物することもありましたしね。
そこでクレジットカードの引き落とし口座を深く考えることなくSBI証券や振込口座としか使っていなかった住信SBIネット銀行に設定しました。
そこにちょっとした罠が仕掛けられていたことに気づかず・・・
そして先日、ヤフーから口座からお金が引き出せない、振り込めよ、カードの利用制限を掛けるぜといった連絡が来たのです。住信SBIネット銀行には充分引き落としに耐えうるだけの資金は入っているはずなのにです。
そこで調べてわかったのです。それは住信SBIネット銀行のハイブリッド預金の残高はそのままでは引き落とし資金として使えないということを・・・
今回はこの件を同じようになってしまう方もいるかも知れませんので教訓の意味を込めて記事にします。
住信SBIネット銀行のハイブリッド預金とは
まずはちょっと特殊は住信SBIネット銀行のハイブリッド預金についてどういうったものかを見ておきましょう。
SBIハイブリッド預金へ預入れたお金は、お客さまのSBI証券口座の買付余力に自動的に反映し、株式や投資信託、債券などの証券取引に利用できます。
また、証券取引に伴う精算代金は、受渡日にSBIハイブリッド預金とSBI証券口座との間で自動的に資金振替を行います。(自動スウィープサービス)
出所:住信SBIネット銀行 SBIハイブリッド預金より
簡単に言えばSBI証券と住信SBIネット銀行の間で簡単に資金が使える仕組みってことです。SBI証券を使っている人の中には利用者が多いと思います。
ハイブリッド預金にするメリット
住信SBIネット銀行でもハイブリッド預金以外の普通の口座もあります。それでもハイブリッド預金にするのはメリットがあるからです。
SBI証券との親和性
SBIハイブリッド預金へ預入れたお金は、SBI証券口座の買付余力に自動的に反映し、株式や投資信託、債券などの証券取引に利用できます。
また、証券取引に伴う精算代金は、受渡日にSBIハイブリッド預金とSBI証券口座との間で自動的に資金振替を行えます。
つまり、SBI証券に入れたお金と同様に使えるのです。
これはかなり便利です。さらに金利もつくのです。私もこのために利用していました。
ATMや振込手数料が優遇
もう一つはハイブリッド預金にするとATMや振込手数料を優遇されるスマプロ(スマートプログラム)ランクがあがるという点にあります。
ランクが4になれば月15回までATMの利用手数料や他行宛の振込が無料になるのはかなりのメリットですね。
ランクさえ上がれば住信SBIネット銀行は振込口座としてかなり優秀です。
金利が高くなる
また、金利も住信SBIネット銀行の通常の普通預金では0.001 %なのに対して、SBIハイブリッド預金では0.010 %と10倍の差があります。(後述の楽天銀行やGMOあおぞらネット銀行と比べると良くはありませんが)
ハイブリッド預金にするデメリット
今回私がハマってしまったのはハイブリッド預金のデメリットをよく理解していなかったためです。
それはSBIハイブリッド預金の残高は直接利用できない点にあります。
たとえばATMからお金を下ろす、振込に使う。これらのときも一旦ハイブリッド預金口座から代表口座円普通預金移さないと利用できません。
もちろん引き落としも同様にハイブリッド預金に入っている残高は利用できず、普通預金口座へ移していないと落ちないのです。私はこのルールを把握していなかったために残高不足となってしまったのです。普通預金口座は1円もおいていませんでした。振込は何度も利用してこのルールを知っていたのですが引き落としも対象だとは・・・
Q&Aにも以下のようにちゃんと書いてはあったんですけどね。
引落しされません。
SBI ハイブリッド預金や目的別口座の残高を口座振替の引落しに利用する場合は、引落日までに代表口座円普通預金へ振替えてください。
出所:住信SBIネット銀行 Q&Aより
住信SBIネット銀行で引き落とし設定するには
それでは住信SBIネット銀行でクレジットカードや公共料金の引き落とし設定はやめておいたほうがよいのでしょうか?
前述のようにハイブリッド預金ではなく普通預金口座へ振り返れば引き落とし資金に使うことができます。
ハイブリッド預金から普通預金口座への振替自体はネットで簡単に即時に可能ですからその手間を惜しまなければ問題ないでしょう。
私はちょっと忘れそうだったので他の銀行をクレジットカードの引き落とし口座に設定しなおしましたが・・・
楽天銀行やGMOあおぞらネット銀行の同様のサービスは引き落としできるのか?
住信SBIネット銀行とSBI証券とほぼ同様のサービスと楽天銀行と楽天証券。GMOあおぞらネット銀行とGMOクリック証券も行っています。
それらについても引き落としに直接使えるのかを確認してみました。
設定をすることのメリットは住信SBIネット銀行と同様ですね。振込の回数が増えたり、金利が上がったりです。
ちなみに楽天銀行は0.1%、GMOあおぞらネット銀行は0.11%と住信SBIネット銀行よりかなり高い金利となっています。
楽天銀行のマネーブリッジ
まず楽天銀行のマネーブリッジです。こちらも住信SBIネット銀行とSBI証券のハイブリット預金と同様な仕組みで楽天証券との親和性が高い仕組みです。
しかし、ハイブリット預金とは違い振込もATMからの引き出しも引き落としもそのままで使うことができます。
これはかなりありがたいですね。
さらに楽天市場のSPU(楽天スーパーポイントアップ)の対象に楽天カードの引き落とし口座を楽天銀行にすることでのポイントアップすることが設定されています。
楽天証券や楽天カードを利用しているなら楽天銀行はかなり使い勝手がよくお得な銀行ですね。
詳しくはこちらの記事を御覧ください
最近楽天グループがかなり頑張っています。最近だけでも楽天スーパーポイントでの投資信託積立購入が可能となったり、楽天カードでの投資信託購入が可能となったり、楽天SPU(スーパーポイントアッププログラム)に楽天証券が追加されたりしました。[…]
まとめ
今回は「やってしまった・・・住信SBIネット銀行のハイブリッド預金は引き落としに使えない件。」と題して住信SBIネット銀行のハイブリッド預金は直接引き落としに使えないという話でした。
ただし、振替すれば使える話ですからルールを理解して使う分には住信SBIネット銀行は便利な銀行ですよ。
また、同様のサービスを展開している楽天銀行は直接の引き落としが可能。GMOあおぞらネット銀行は住信SBIネット銀行と同様に不可でした。
利用される方はこのあたりのルールはしっかり把握して私みたいなミスをしないようにしておきましょうね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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