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  • IPOとは、Initial Public Offeringの略語で新規上場株式のことを言います。当選すればローリスクで大きな利益を得ることができることから人気が高まっています
森六ホールディングス財務分析

【森六ホールディングス】新規上場株式(IPO)財務分析。1663年創業

森六ホールディングスが12月20日上場


12月20日に東証一部(予定)に新規上場する森六ホールディングスの財務分析をしてみたいと思います。

森六ホールディングス上場する週はジーニー歯愛メディカルすららネット森六ホールディングスオプトランプレミアグループミダック合計8社上場します。

その前の週もSGホールディングスやカチタス、アルヒなど大きいところを含めて10社新規上場とかなり集中しています。

そのため資金が分散する可能性がありますね。

なお、財務分析は目論見書で掲載されている直近2年によります。

森六ホールディングスのビジネスモデル

森六ホールディングスの事業内容は化学製品全般の販売を行うケミカル事業ならびに自動車四輪部品、二輪部品の製造販売を行う樹脂加工製品事業となっています。

それでは詳しく見ていきましょう。

森六ホールディングスの経営理念

森六ホールディングスは1663年に創業したかなり歴史のある会社です。

森六ホールディングス沿革

出所;森六ホールディングス目論見書より

森六ホールディングスの経営理念を見ていきましょう。

経営理念

森六グループは、未来を先取りする創造力と優れた技術で高い価値を共創し、時を越えて、グローバル社会に貢献します。

  1. 法令遵守
    国内外の法令を遵守し、公平で公正な企業活動を通じ、信頼される企業グループをめざします。
  2. 人間尊重
    社員一人ひとりが自主性、創造性を発揮し、一緒に働く仲間の人格や個性を尊重します。
  3. 顧客満足
    お客様に満足いただける、価値ある情報、質の高いサービス、優れた製品を提供します。
  4. 社会貢献
    地球環境に配慮し、地域に根ざした企業活動を通し、「良き企業市民」として社会に貢献します。
  5. 進取の精神
    時代を先取りし、継続的に企業価値向上に努めます。
  6. 同心協力
    チームワークを尊重し、理想を追求する企業グループをめざします。

森六ホールディングスのビジネスの内容

森六ホールディングスはケミカル事業と樹脂加工製品事業を主に手がけています。セグメント売上高構成比で見るとケミカル事業が38%、樹脂加工製品事業が62%、セグメント利益構成比で見るとケミカル事業が18%、樹脂加工製品事業が82%となっていますい。樹脂加工製品事業が主力といえるのかな。

森六ホールディングスビジネスモデル

出所;森六ホールディングス目論見書より

ケミカル事業

ケミカル事業は電気、電子材料、自動車材料、コーティング、ファインケミカル、生活材料及び樹脂加工製品分野において、化学品、合成樹脂製品の販売、製造並び輸出入をおこなています。

森六ホールディングスケミカル事業

出所;森六ホールディングス目論見書より

樹脂加工製品事業

樹脂加工製品事業は主、自動車四輪部品(内装樹脂部品、外装樹脂部品等)の製造、販売を行っています。

森六ホールディングス樹脂加工製品事業



森六ホールディングスの収益性


売上高総利益率

次に粗利の部分にあたる売上高総利益率からみていきましょう。

売上高総利益率をみることでその企業の商品力をみることができます。

28年度12.07%

29年度12.23%

と少し上げています。

ここも老舗企業の強みなのかかなり安定した水準となっています。

売上高営業利益率

次に本業の儲けを表す売上高営業利益率です。

28年度3.65%

29年度3.71%

こちらも少し上げています。

上場前は販売費及び一般管理費が上場費用などで嵩む傾向にありますがそれらを上手くおさえたかんじですね。

売上高経常利益率

次に利息や営業外収益を含めた売上高経常利益率をみていきます。

28年度3.52%

29年度3.52%

こちらはほぼ横ばいです(笑)

ここまで同じ数字でこれるのはやはり老舗の安定感でしょうか。

売上伸び率

売上げの伸びはこんな感じです。

29年度ー1.3%(連結)

と下げています。

かなり老舗ですから売上げの増加はなかなか厳しいのかもしれませんね。

収益性まとめ

売上の伸びは止まっているものの、安定感はすごい

森六ホールディングスの安全性


流動比率

次に短期的な支払能力をみる流動比率です。

28年124.73%

29年126.24%

とこちらは少し良くなっています。

流動比率の目安は100%ですから全く問題ありません。

ただし、ちょっと気になるのが流動資産の中の現金預金の割合があまり高くなく受取手形及び売掛金の割合がかなり多いことが気になります。

不良債権がなければよいのですが・・・

自己資本比率

総資産に占める自己資本の比率である自己資本比率はどうでしょう?

28年45.31%

29年44.33%

と少し下げています。

しかし、かなり高い水準ですし自己資本はなんら問題ないでしょう。

さすが老舗企業ってところですね。

キャッシュフロー

キャッシュフローは28年度、29年度とも

営業活動がプラス

投資活動がマイナス

財務活動がプラス

フリーキャッシュフローは28年度、29年度ともマイナスです。

ちょっと気になる点ですね。

簡単に表せば本業で儲けたお金を投資活動に回した。

しかし、少し足りなくてどっかからお金を調達してきたって状況です。

すごい資金繰りが良い状況ってわけでもなさそうです。

キャッシュフロー計算書の簡単な見方はこちらからどうぞ。

安全性まとめ

資金面では気になる点はあります。

森六ホールディングスの株価


PER、PBR

PER、PBRをみるとそれなりに割安水準です。

売上も利益も成長が止まっている感はありますのでバリュー投資で考えられるかどうかでの判断になるでしょう。

既存株主

既存株主にはベンチャーキャピュタルの出資は見当たりません、

株主は個人株主198人にはロックアップはされていませんがその他は90日or1.5倍となっています。

なにより株主が大企業が並んでいます。

三井化学、三井物産、本田技研興業、りそな銀行、三井住友銀行。

安定株主となってくれそうですし、その他も親族と思われる株主です。

既存株主からの売りはそれほど気にしなくてもよいでしょう。

ストックオプションなどもありません。

まとめ


今回は森六ホールディングスの財務を中心に分析してみました。

株価的にそれなりに割安ですが成長が止まった企業です。

バリュー投資としてどれだけの価値を感じられるかでしょうね。

株価的にも安定した値動きになることが予想されます。

次回は初値予想をしてみたいと思います。

また、IPOをこれから始める方は下記ページを読んでいただくことをおすすめします。


読んで頂きありがとうございます、

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