HANATOUR JAPAN財務分析

【HANATOURJAPAN】新規上場株式(IPO)財務分析。訪日外国人向けツアー

HANATOURJAPANが12月15日上場


12月15日に東証マザーズに新規上場するHANATOURJAPANの財務分析をしてみたいと思います。

HANATOURJAPANが上場する週は一家プロジェクトカチタスヴィスコSGホールディングスグローバルリンクマネジメントエルティエスアルヒイオレHANATOURJAPANマツオカコーポレーションと他に9社上場します。

HANATOURJAPAN自体はそこまで規模はおおきくありませんが、同じ週に上場するSGホールディングス(佐川急便)などは今年最大の上場となります。他にカチタスやアルヒなどはかなり大きめです。

そのため資金が分散する可能性があります。

なお、財務分析は目論見書で掲載されている直近2年によります。

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HANATOURJAPANのビジネスモデル


HANATOURJAPANの事業内容は訪日外国人向けツアーの地上手配を中心とする旅行事業、貸切バス・免税販売店・ホテル等施設の運営事業となっています。

それでは詳しく見ていきましょう。

HANATOURJAPANの経営理念

HANATOURJAPANの経営理念をみていきましょう。

5フォースバリューやドメインが書いてある企業はじめてみました。

韓国系の企業ですからあっちではあたりまえなのでしょうかね?

経営学とかが浸透してるのかもしれません。

どちらにしてもこのあたりの開示は好感度は高めです。

経営理念

  • 法令を遵守し、透明で公正な企業を目指す。
  • 無から有を創り出すことに挑戦する。
  • 顧客の満足のために最善を尽くす。
  • 事業パートナーとの共存共栄を追求する。

企業理念

  • 情熱的で思いやりのあふれる会社。
  • 自律的な業務推進を通じた自己実現。

ミッション

世界の旅行者に「安全」で「感動的」な旅行(体験)を提供し、
人々を幸せにすることを通じて、世界平和に貢献する。

ドメイン

顧客 C:世界の旅行者・旅行会社
機能 F:予約や手配などの管理システム
強み T:リソース(バス・ホテル・旅館・商品)

5フォースバリュー

①情熱を思いやりを持って。
②失敗を恐れず、何事にもチャレンジせよ。
③お客様に満足を超える、感動を届けよ。
④楽しく働き、学びと成長を追及せよ。
⑤多様性を認め、オープンで正直な組織であれ。

ビジョン

総合旅行会社として事業を拡大し、2020年に日本の旅行会社のリーディングカンパニーを目指す。

HANATOURJAPANのビジネスの内容

HANATOURJAPANは韓国からの日本向けのインバウンド旅行関連を手がけています。

子会社にバス事業や免税販売店、ホテル等をもっており日本に来る観光客の絡む所から上手く販売する感じのビジネスモデルのようです。

HANATOURJAPANビジネスモデル

出所;HANATOURJAPAN目論見書より



HANATOURJAPANの収益性


売上高総利益率

次に粗利の部分にあたる売上高総利益率からみていきましょう。

売上高総利益率をみることでその企業の商品力をみることができます。

27年度70.75%

28年度69.71%

と少し下げていますね。

しかし、かなり高い水準にあります。

というかびっくりするくらい高いです。

ターゲットやビジネスモデルが全く違うとはいえエイチ・アイ・エスなどは20%程度ですからね・・・

売上高営業利益率

次に本業の儲けを表す売上高営業利益率です。

27年度27.00%

28年度22.80%

こちらは大きく下げています。

上場前は販売費及び一般管理費が上場費用などで嵩む傾向にありますのでその影響が大きそうな感じですね。

しかし、それでもかなり高い水準に間違いはないです。

売上高経常利益率

次に利息や営業外収益を含めた売上高経常利益率をみていきます。

27年度26.79%

28年度27.49%

こちらは少し上げています。

売上高営業利益率との差は補助金収入と為替差益の存在が大きいです。

売上伸び率

売上げの伸びはこんな感じです。

27年度+87.22%(単独)

28年度+10.63%(連結)

と推移しています。

ここ数年で爆発的に伸びている感じですね。

急激な伸びがあると逆に歪みも生じますのでそのあたりはちょっと心配になります。

収益性まとめ

売上の伸びがすごい、利益も同業他社とくらべてかなり高めです。

HANATOURJAPANの安全性


流動比率

次に短期的な支払能力をみる流動比率です。

27年度134.94%

28年度172.17%

とこちらは少し良くなっています。

流動比率の目安は100%ですからとくに問題ありません。

ただし、流動資産の内訳を見ると売掛金の割合がかなり高いのが気になります。

不良債権等ないとよいのですが・・・

旅行会社ではてるみくらぶの破綻などもありましたしちょっと気になるところではあります。

自己資本比率

総資産に占める自己資本の比率である自己資本比率はどうでしょう?

27年度30.6%

28年度36.7%

と大きく上げています。

もともとかなり高い水準であり自己資本比率はなんら問題ありません。

キャッシュフロー

キャッシュフローは27年度は

営業活動がプラス

投資活動がプラス

財務活動がマイナス

でトータルプラス

28年度は

営業活動がプラス

投資活動がマイナス

財務活動がプラス

でトータルプラス

となっています。

フリーキャッシュフローは27年度はプラス、28年度はマイナス

キャッシュフロー計算上で資金面ではちょっと気になる点がある感じですね。

キャッシュフロー計算書の読み方はこちらからどうぞ

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安全性まとめ

資金面では少し気になる点があります。

HANATOURJAPANの株価


PER、PBR

PER、PBRをみると割安感はそれほどありません。

成長性を考えればありな状況です。

しかし、仮条件をかなり下げてきたところからあまり人気がなさそうなのが気になります。

株価は人気投票ですしね・・・

既存株主

既存株主にはベンチャーキャピュタルの保有はみあたりません。

株主はほとんど役員?親族なのかわかりませんが韓国人と思われる個人がずらり。

ロックアップは90日で上場後の株主からの売りはそれほど想定しなくても良さそうです。

またストックオプションなどは発行されていません。

まとめ


今回はHANATOURJAPANの財務を中心に分析してみました。

株価的にそれなりの水準ですが、仮条件が大きくさがったことはかなり気になります。

業績等は良さげですが外国企業ですしちょっと怖いところもあり、BBするのか迷うところですね。

私はパスかな・・・

次回は初値予想をしてみたいと思います。

また、IPOをこれから始める方は下記ページを読んでいただくことをおすすめします。

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