改悪が続いてた楽天経済圏ですが、久々に明るいニュースです。
新しいサービスを始めることを発表しました。
楽天カード決済での「金・プラチナ取引」の定額積立です。
クレジットカードで金・プラチナ・銀が積立できるのは証券業界で初めてとのこと。
今回は楽天カード決済での「金・プラチナ取引」の定額積立について解説していきましょう。
楽天カード決済での「金・プラチナ取引」の定額積立の概要
それでは楽天カード決済での「金・プラチナ取引」の定額積立の概要を見ていきましょう。
※スマートフォンの方はスクロールしてお読みください。
対象商品 | 純金・純プラチナ・純銀 |
手数料 | 積立金額の1.65%(税込) (例)毎月1万円積立の場合は1万円の中に手数料が含まれます。(貴金属本体9,838円+手数料162円) |
積立設定可能額 | 定額積立/月:1,000円以上1,000円単位
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買付日 | 毎月第1営業日から最終営業日まで毎営業日均等に積立買付を行います。
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利用できるカード | 楽天カード(株)が発行しているクレジットカード(提携カード含む)
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ポイント還元率 | 金・プラチナ・銀積立クレジットカード決済額の0.5%(200円につき1ポイント)が楽天カードから付与されます。 |
対象となるのは純金・純プラチナ・純銀となっています。
主な特徴は以下のとおり。
付与ポイントは0.5%
まず、楽天カードで積立購入するとポイントが貯まります。
付与ポイントは決済額の0.5%です。
上限の30万円まで買えば月に1,500ポイント。
年間18,000ポイント貯まる計算ですね。
これが今までの純金・純プラチナ・純銀積立との違いとなります。
上限額はそれぞれ10万円
また、上限額は金、プラチナ、銀それぞれ10万円、合計30万円となっています。
投資信託は月5万円まで(楽天キャッシュも併用すれば合わせて月10万円)ですからかなり大きくなっています。
投資信託は金融庁がクレジットカードなど与信に基づいて有価証券を購入する場合、「月額10万円まで」「積み立て」を必須条件としているためです。
曜日の関係によっては約定日が同月になるケースがあると月額10万円までに引っかかる可能性があるので上限の半分である月5万円が上限になってしまっているんですよ。
金、プラチナ、銀はそれに該当しないということなのかもしれません。
投資信託も増やしてほしいところですが・・・
毎営業日ごとに購入
また、買付日は毎月第1営業日から最終営業日まで毎営業日均等に積立買付となっています。
月に1度ではないんですね。
このあたりも投資信託のクレカ積立との違いですね。
手数料は1.65%
なお、純金・純プラチナ・純銀を購入する場合には手数料がかかります。
です。
これはSBI証券、マネックス証券の純金・純プラチナ・純銀積立と横並びとなっています。
ポイントが貯まる分だけ楽天証券がお得ですね。
ただし、投資信託なんかと比較するとかなり高い手数料です。
詳しくは後述しますが、金などはそのものが成長するものではありませんので価格変動がなければ手数料分だけ損をすることになります。
そのあたりも勘案して検討しましょう。
金、プラチナ、銀価格の推移
次に金・プラチナ・銀の価格推移を見てみましょう。
金の価格推移
直近1年間の金価格の推移は以下の通り。
出典:楽天証券 金・プラチナ・銀:チャート情報
4月ぐらいに大きく上がってそこからはボックスな感じですね。
プラチナの価格推移
直近1年間のプラチナ価格の推移は以下の通り。
出典:楽天証券 金・プラチナ・銀:チャート情報
プラチナもかなり波はありますが高い水準となっています。
銀の価格推移
最後は直近1年間の銀価格の推移です。
出典:楽天証券 金・プラチナ・銀 チャート情報
銀もかなり波がある感じですね。
最近は4月くらいの高値まで戻している形です。
金は他の投資商品とはかなり毛色が違う
なお、金・プラチナ・銀は他の投資商品とかなり毛色が違います。
投資をする場合はその辺りをしっかり認識しておきたいところです。
金投資のメリット
金投資の最大のメリットは金そのものに価値があることです。
そのため国が破綻して紙切れになってしまう国債や通貨、会社が破綻して紙切れになってしまう株とは違って安心してもっていることができることが強みです。
そのため、世界経済や世界情勢が混乱しているときに金が上がることが多いですね。
戦争の危険が増してくると価格もあがることが多く「有事の金」とも言われます。
株と金は逆相関
分散投資に重要視される相関係数も株と金は完全ではありませんが、基本的に逆相関の関係にあります。
逆相関とは動きが逆であることで、株が上がれば金が下がる、株が下がれば金が上がる、状態を示します。株を中心に持ってらっしゃる方はなんたらショック(リーマンショックやオイルショックなど)が来た時に金をもっていれば、株が下がっても金が上がってリスクを下げる効果が期待できるのです。
ただし、最近では為替の影響もかなり大きくなってきており、株と金の逆相関は薄まってきているとは言われていますけどね・・・
金はインフレに強い
また、金はインフレに強いという点もあります。
インフレになるとお金の価値は下がり、モノの価格が上がります。
金はインフレになるとそれ以上に上がる傾向にあるためインフレによる資産の目減りを防ぐ効果もあるのです。
金投資のデメリット
もちろん金投資はいいことばかりではありません。
デメリットも見ておきましょう。
金は成長しない
株は会社に投資をします。
会社であれば基本的に成長します。(その逆もありえますが)
成長すれば価値が上がりますし、それに応じた配当等をだすこともあります。
そうなれば株価も上がりますよね。
しかし、それは金にはありません。
金が成長することはないのです。
価格の上げ下げするだけなのです。
個人的に金投資にあまり積極的になれないのはこの点ですね。
配当も利子もない
また、金は収益を上げることはありませんので配当や利子も基本的に発生しません。
儲かるのは基本的に価格が購入したときより上がった時だけです。
購入するときに手数料がかかりますので、価格が上がらなければマイナスってことですね。
元本保証ではない
当然のことかもしれませんが、金は預貯金のように元本保証ではありません。
価格の上げ下げがありますのでタイミングによっては元本割れをする可能性があるのです。
また、前述のように配当や利子が付くものではありませんのでそれらでカバーすることもできません。
あくまでも価格の上げ下げだけの期待となります。
盗難の可能性も
金の現物の場合には盗難の可能性もあります。
昔、地域振興のために地方に1億円ずつ配ったことがありました。
ある自治体は1億円の金を購入したのですが、盗難されてしまったなんて事件もありましたね。
金は株や預貯金と違って誰が所有というものがありませんので盗難されるリスクがどうしてもあるのです。
(溶かして形を変えられますからね・・)
このあたりの回避のためには実物の金ではなく投資信託などで買う方法もあります。
金を買う投資信託も最近増えていますね。
今回ご紹介した楽天証券の金などの取引は楽天証券が消費寄託にて預かっているとのこと。
ちなみに銀を除いて引き出しすることもできるようです。
地金で現物受取(引出し)することができますが(※銀を除く)、当社に地金をお預け入れ(再預託)することはできません
出典:楽天証券 金・プラチナ取引
純金プラチナクレジット決済サービス開始記念キャンペーンも
なお、楽天カード決済での「金・プラチナ取引」の開始を記念したキャンペーンも実施されます。
キャンペーン概要
本キャンペーンにエントリーいただいたお客様の中から、積立設定金額(約定)に応じて抽選で現金をプレゼント
– 1等 (積立設定金額10万円以上):10万円の現金を3名様にプレゼント
– 2等(積立設定金額5万円以上):7万円の現金を10名様にプレゼント
– 3等(積立設定金額3万円以上):5万円の現金を15名様プレゼント
– 積立設定金額3万円未満のお客様&上記抽選にはずれたお客様で100万ポイントを山分けでプレゼント!(一人当たり上限200ポイント)
キャンペーン期間
なお、キャンペーン期間は以下のとおり。
積立設定対象期間:2023年2月27日(月)~2023年4月20日(木)7:00
対象積立期間:
(4月積立開始)2023年4月3日(月)~6月30日(金)
(5月積立開始)2023年5月1日(月)~7月31日(月)
まとめ
今回は「楽天証券で金・プラチナ積立を楽天カードで購入するとポイントが貯まる「金・プラチナ取引」の定額積立スタート」と題して楽天証券で始まった楽天カード決済での「金・プラチナ取引」について見てきました。
ポイントが貯まる分だけ他社よりお得に金への投資が可能となります。
他社が続くのか注目ですね。
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