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乾きが悪くなった日立のドラム式洗濯機を自力で分解清掃したら復活した話。らくメンテの“詰まり”原因と自力修理の手順

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日立のドラム式洗濯機を自力で分解清掃したら復活した話。らくメンテの“詰まり”原因と自力修理の手順

家を買ったタイミングで日立のドラム式洗濯機(BD-STX120HL)を導入しました。

基本性能は良いのですが、故障が頻発。

すでに2度修理に来てもらっています。(一度はリコールでの修理)

ネットでも同様の報告が多数・・・

BD-STX120HLは「らくメンテシリーズ」として乾燥フィルターを無くし、ホコリ・糸くずを月1回の「大容量糸くずフィルター」へ集約する設計がはじめて導入された機種。

しかし、乾燥フィルターを無くしたのがまずかったようです・・・

うちは前回の修理から1年、またもや乾燥が弱くなるという症状が出てしまいました。

サービスを呼ぶのも面倒だったので自分で分解清掃してみました。

意外と簡単なんですよ。

分解清掃を考えると「らくメンテ」では全然ありませんね笑

同様な方も多いと思いますので、今回は分解清掃のやり方を解説していきます。

目次

さきに結論サマリー

まずは結論からみておきましょう。

リコールの有無確認(BD-STX120Hは該当)

らくメンテシリーズはリコールが入った機種があります。

まずは該当しているかを確認しましょう。(2024/6/12告知)。

リコール対象ならまずメーカーに対応をお願いしましょう。

ちなみにうちの機種(BD-STX120H)はこちらに該当しており、部品交換をしております。

>>ドラム式洗濯乾燥機(BD-STX120H/BD-SX120H/BD-SV120H)をご愛用中のお客様へ お詫びとお知らせ

まずは各種清掃を試す

乾燥弱い/終わらない主因は風路・熱交換器・ダクトの微細なホコリ詰まり糸くずフィルターが満杯であること。

まず公式手順の清掃を網羅的にやってみましょう。

臭いは、パッキン裏・ダクト残滞・洗剤カスの複合。

パッキン清掃と自動おそうじ+槽洗浄の正しく・十分な実行をすればそれだけで改善することが多いです。

特にリコール後のアップデートで新たに追加された機能「槽洗浄」はこまめにやる必要があるようです。

らくメンテでも内部の隠れフィルターはある

定期の深めメンテ(糸くずフィルターの徹底清掃、吸気/排気ルートのホコリ除去)で復活例が多いとのこと。

しかし、らくメンテでも内部にある隠れフィルターは汚れるようです。

その部分は分解清掃が必要です。

必ず安全第一で電源プラグ抜き・感電対策、作業可否を見極めましょう。

自力で分解すると保証や今後の無償対応に影響する可能性ありますので要注意

家電量販店等の5年補償等がある方はそちらで修理を依頼するのも手です。

私は一応ペーパーながら第二種電気工事士なので、自力でやってみました。

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それでは具体的に作業内容をみていきましょう。

以下は私の作業ログをまとめたもの。必ず電源プラグを抜き静電気/感電対策のうえ、自己責任で。作業に自信がなければメーカー、購入先の窓口にご相談を。自力で分解すると保証や今後の無償対応に影響する可能性あります。

分解前

まずは、分解しなくても良い部分を完全にお手入れしました。

これでなおれば一番良いですからね。

大容量糸くずフィルターを取り外し、目視で奥まで堆積物の有無をチェックし、水洗い・乾燥。

パッキン裏・ドア内側に絡み/皮脂汚れがあれば丁寧に除去などです。

乾燥ダクト自動おそうじ/槽洗浄取説どおりに実行しました。

マニュアルの考え方は上部からの散水→遠心力で乾燥ダクトを下から洗い流すとのこと。

分解し隠れフィルターを清掃

ここから先は非公式の分解領域が含まれます。

保証影響無償修理該当の可能性を再確認してから進めてください。

分解し、内部にある隠れフィルターを清掃するのです。

これでうちの場合は復活しました。

必要な道具

作業に必要な道具はそれほどありません。

絶対必要なものはプラスドライバーくらい。

電動だと尚良し。

他にあると便利なのは以下の道具です。

ネジの紛失や落下防止のためのドライバーに強力磁石をつけるもの

シールで隠されたネジをむき出しにするための、シールはがし(マイナスドライバーで代替え可)

あとはラジオペンチや軍手、タオルなどもあると便利です。

コンセント、ホースを外す

まずはコンセントを外します。

感電リスクが一番怖いですからね。

次に水栓を止め、ホースを外します。

止めてもホース内に水が滞留している可能性がありますので、慎重に外しましょう

上カバーを外す

背面上部の固定ねじ(左右)を外し、上方向に後ろへスライド→持ち上げて取り外します。

これは難しくありません。

洗剤投入口(引き出し)を引き抜く

奥のツメ(解除ボタン)を押しながら手前に抜き、コントロールパネル周辺の隠しねじを確認。

右側面パネルを外す

右側面の周辺ねじ(背面側・前面縁・下面寄り)を外し、後方へ数mmスライド→外側へ起こします。

パネル裏のアース線がある場合はねじで外して退避(復旧時に確実に戻す)。

ここまでで送風ファン〜ダクト〜熱交換器周りの一部が見える状態になります。

隠れフィルター(内部フィルター)にアクセス

プラスチックの箱状ダクトの途中にサービスカバー/メッシュ部があるので、固定ねじ(またはツメ)を外し、内部フィルターにアクセスします。

この“内部フィルター”がらくメンテでも詰まると乾燥能力が落ちる事例が多数報告されています。

うちもこれが原因でしたね。

内部フィルターの取り外し、清掃

ツメを折らないように水平に引き抜きます。

あとはこれを清掃すればOK

完全乾燥させてから戻します。

再組み立て

内部フィルターをパッキン噛み込みや浮きを目視確認し、サービスカバーをカチッと確実に固定。

あとは分解した順番にもどしていきます。

完全に戻したら試運転をしてみてください。

動画が参考になる

言葉で見てもわかりにくい方は動画もおすすめです。

私もこちらの動画を参考にやってみました。

まとめ

今回は「日立のドラム式洗濯機を自力で分解清掃したら復活した話。らくメンテの“詰まり”原因と自力修理の手順」と題してらくメンテの分解清掃についてみてきました。

分解清掃自体は業者に頼まなくても自分でできるレベルのものでした。

乾きが悪いというじょうきょうになっていましたが、このメンテで乾燥性能は完全に復活してました。

同様な状況になっている方がいれば検討してみてください。

乾燥フィルターを無くすという画期的なドラム式洗濯機でしたが、結局それがあだとなり「らくメンテ」はなく「大変メンテ」になってしまってしまいましたね・・・

後継機種もあるようですが、改善されているんでしょうか・・・

機能的には気に入っているんですけどね。

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