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8資産、4資産などの均等分散バランスファンドの本当に良いのはどれか?成績などを比較してみた。

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均等分散バランスファンド比較

バランスファンドもいろいろありますが、最近人気なのが8資産や4資産などに均等に分散するタイプが人気となっています。

投資の有名な格言に「卵は1つの籠に盛るな」っていう言葉があります。

これは地域や商品を分散したほうがリスクは減るよって事が言いたい格言です。

それを体現した投資信託ですからから、理にはかなっていますね。

今回はこの均等分散タイプのバランスファンドについて比較してみたいと思います。

目次

均等分散バランスファンド本当に良いのはどれか?


今回はSBI証券の投資信託ランキング上位の5つの均等分散バランスファンドを比較してみたいと思います。
三菱UFJ国際-eMAXISバランス(8資産均等型)も入っていますが三菱UFJ国際-eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)と同様ですので今回は省略して比較していきます。

また、財産3分法ファンド(不動産・債券・株式)毎月分配型もランキング上位ですが毎月分配型はおすすめしかねますのでこちらも省略致します。

毎月分配型をおすすめしない理由はこちらをご覧ください。
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三菱UFJ国際-eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)
大和-iFree 8資産バランス
野村-野村インデックスファンド・内外7資産バランス・為替ヘッジ型
ニッセイ-<購入・換金手数料なし>ニッセイ・インデックスバランスF8資産均等型
ニッセイ-<購入・換金手数料なし>ニッセイ・インデックスバランスF 4資産均等型



信託報酬

まずは信託報酬から見ていきましょう。

eMAXIS Slim バランス(8資産均等型) iFree 8資産バランス 野村インデックスファンド・内外7資産バランス・為替ヘッジ型 ニッセイ・インデックスバランスF8資産均等型 ニッセイ・インデックスバランスF 4資産均等型
信託報酬(税込み) 0.1728%以内 0.2376%%以内 0.54%以内 0.22572%以内 0.23652%以内

信託報酬はeMAXIS Slim バランス(8資産均等型)が最安値となります。

ベンチマーク

この5つ同じように均等分散した投資信託ですがベンチマークや分散内容が違うところがあります。

eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)

eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)は国内株式、先進国株式、新興国株式、国内債券、先進国債券、新興国債券、国内リート、先進国リートの8資産に12.5%ずつ均等に投資をする投資信託となります。

ベンチマークはそれぞれ下記のとおりとなっています。

国内株式:東証株価指 数( TOPIX)
先進国株式:MSCIKokusa iIn d e x( MSCI コクサイ インデックス)(円換算ベース)
新興国株式:MSCIエマージング・マーケット・インデックス(円換算ベース)
国内債券:NOMURA-BPI総合
先進国債券:FTSE世界国債インデックス(除く日本、円換算ベース)
新興国債券:JPモルガンGBI‐EM グローバル・ダイバーシファイド(円換算ベース)
国内リート:東証 REIT指数(配当込み)
先進国リート:S&P先 進国 REITインデックス(除く日本、配 当込み、円換算ベース)

為替ヘッジはなしです。

iFree 8資産バランス

iFree 8資産バランスもeMAXIS Slim バランス(8資産均等型)と同様に国内株式、先進国株式、新興国株式、国内債券、先進国債券、新興国債券、国内リート、先進国リートの8資産に12.5%ずつ均等に投資をする投資信託となります。

ベンチマークはそれぞれ下記のとおりとなっています。

国内株式:東証株価指 数( TOPIX)
先進国株式:MSCIKokusa iIn d e x( MSCI コクサイ インデックス)(円換算ベース)
新興国株式:FTSE RAFI エマージング インデックス
国内債券:NOMURA-BPI総合
先進国債券:FTSE世界国債インデックス(除く日本、円換算ベース)
新興国債券:JPモルガンGBI‐EM グローバル・ダイバーシファイド(円換算ベース)
国内リート:東証 REIT指数(配当込み)
先進国リート:S&P先 進国 REIT インデックス(除く日本、配 当込み、円換算ベース)

為替ヘッジはなしです。

eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)と違うのは新興国株式のベンチマークがFTSE RAFI エマージング インデックスであることですね。

MSCIエマージング・マーケット・インデックス(円換算ベース)はな浮動株時価総額加重平均指数に基づいたものですが、FTSE RAFI エマージング インデックスは企業の財務データである売上高、キャッシュフロー、株主資本、配当を元に算出するファンダメンタル・インデックスです。ちょっとアクティブ要素が入ったベンチマークと思っていただければよいでしょう。

どちらがよいのかは完全に好みです。

野村インデックスファンド・内外7資産バランス・為替ヘッジ型

野村インデックスファンド・内外7資産バランス・為替ヘッジ型は国内株式、先進国株式、国内債券、先進国債券、新興国債券、国内リート、先進国リートの7資産に分散するタイプとなります。上記2つとの違いは新興国株式がないことですね。

あと7という割り切れない数字なのもありますが、完全な均等分散ではありません。国内株式、先進国株式、国内リート、先進国リートは6分の1。国内債券、先進国債券、新興国債券は9分の1となっています。

あと為替ヘッジがあるのも特徴です。

ベンチマークはそれぞれ下記のとおりとなっています。

国内株式:東証株価指 数( TOPIX)
先進国株式:MSCIKokusa iIn d e x( MSCI コクサイ インデックス)(為替ヘッジあり)
国内債券:NOMURA-BPI総合
先進国債券:シティ世界国債インデックス(除く日本)(円ヘッジ)
新興国債券:JP モルガン・エマージング・マーケット・ボンド・インデックス・プラス(円ヘッジベース)
国内リート:東証 REIT指数(配当込み)
先進国リート:S& P先 進国 REITインデックス(除く日本)、円ヘッジ

為替ヘッジはありです。

先進国株式、先進国債券、新興国債券、先進国リートがそれぞれ為替ヘッジありの指数がベンチマークとなっているのが上記2つとの違いです。

為替ヘッジの有無を好むか否かでしょうね。

為替ヘッジあるのも有るでしょうが信託報酬が他と比べて少し高くなっています。

為替ヘッジの有無についてはこちらもご覧ください。
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ニッセイ・インデックスバランスF8資産均等型

ニッセイ・インデックスバランスF8資産均等型は国内株式、先進国株式、新興国株式、国内債券、先進国債券、新興国債券、国内リート、先進国リートの8資産に12.5%ずつ均等に投資をする投資信託となります。

ベンチマークはそれぞれ下記のとおりとなっています。

国内株式:東証株価指 数( TOPIX)
先進国株式:MSCIKokusa iIn d e x( MSCI コクサイ インデックス)(円換算ベース)
新興国株式:MSCIエマージング・マーケット・インデックス(円換算ベース)
国内債券:NOMURA-BPI総合
先進国債券:FTSE世界国債インデックス(除く日本、円換算ベース)
新興国債券:JPモルガン・エマージング・マーケット・ボンド・インデックス・プラス(除くB格以下)(円換算ベース)
国内リート:東証 REIT指数(配当込み)
先進国リート:S&P先 進国 REIT インデックス(除く日本、配 当込み、円換算ベース)

為替ヘッジはなしです。

eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)と違うのは新興国債券のベンチマークがJPモルガン・エマージング・マーケット・ボンド・インデックス・プラス(除くB格以下)であることです。

これは米ドル建ての新興国国債を対象としており為替変動は小さいこと、B格以下の低い格付けの国債を除外しているのが特徴です。こちらの方が低リスクと言えるでしょう。

ニッセイ・インデックスバランスF4資産均等型

ニッセイ・インデックスバランスF8資産均等型は国内株式、先進国株式、国内債券、先進国債券の4資産に均等に投資をする投資信託となります。

ベンチマークはそれぞれ下記のとおりとなっています。

国内株式:東証株価指 数( TOPIX)
先進国株式:MSCIKokusa iIn d e x( MSCI コクサイ インデックス)(円換算ベース)
国内債券:NOMURA-BPI総合
先進国債券:FTSE世界国債インデックス(除く日本、円換算ベース)

為替ヘッジはなしです。

こちらはニッセイ・インデックスバランスF8資産均等型から新興国株式、新興国債券、国内リート、先進国リートを除いた4つの資産に均等投資をするタイプです。

どちらがよいのかは不動産や新興国に投資をしたいかという好みによります。

パフォーマンス(4月15日現在)

それでは5つのバランスファンドの実際の成績はどうなのかを見ていきましょう。

まずは騰落率から見ていきましょう。

eMAXIS Slim バランス(8資産均等型) iFree 8資産バランス 野村インデックスファンド・内外7資産バランス・為替ヘッジ型 ニッセイ・インデックスバランスF8資産均等型 ニッセイ・インデックスバランスF4資産均等型
騰落率(1週間) 0.32% 0.24% 0.01% 0.35% 0.54%
騰落率(1ヶ月) 0.08% 0.05% -0.25%  0.11%  -0.05%
騰落率(6ヶ月)  -0.20% -0.10% 0.06% --  0.17%
 騰落率(1年) --  7.94%  3.42%  --   10.04%
騰落率(3年) -- -- 6.38% --  --

騰落率はニッセイ・インデックスバランスF4資産均等型が総じて高くなっています。

この大きな要因は他の4つに含まれているリートにあります。

リート特に先進国リートがここのところあまり成績がよくないためリートが含まれていないニッセイ・インデックスバランスF4資産均等型が相対的に成績が良くなっています。

eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)は信託報酬が1番やすいですが、iFree 8資産バランスと比較すると6ヶ月騰落率で負けています。

これは新興国株式のベンチマークの差が大きいですね。

ニッセイ・インデックスバランスF8資産均等型と比較しても1ヶ月騰落率で少しだけでですが負けています。

こちらも先進国債券のベンチマークが違いますのでその差だと思われます。

次にトータルリターンです。

eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)  iFree 8資産バランス  野村インデックスファンド・内外7資産バランス・為替ヘッジ型  ニッセイ・インデックスバランスF8資産均等型  ニッセイ・インデックスバランスF4資産均等型
トータルリターン(6ヶ月) -0.32% -0.20% 0.47% -- -0.20%
トータルリターン(1年) --  4.86%   2.90% --   6.48%
トータルリターン(3年) --   --   2.34%  --  -

こちらも同じ傾向ですね。

リートが入っていないニッセイ・インデックスバランスF4資産均等型が相対的に成績が良くなっています。

また、iFree 8資産バランスが健闘していますね。

FTSE RAFI エマージング インデックスがよいのではないかと思われます。

まとめ

今回は均等投資型バランスファンドの成績を比較してみました。

今回の結果で意外だったのが信託報酬が1番安いeMAXIS Slim バランス(8資産均等型)よりも他のバランスファンドの方が成績が良かったことです。

特に今までの成績から考えると8資産より4資産の方が成績良い感じですね。

あくまでも今までのところですから今後どうなるかわかりませんが・・・・

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eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)を買うには

eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)はいろいろな証券会社で取り扱われています。

つみたてNISAでも有力候補となるであろうSBI証券楽天証券で買うことができます。

また、iDeCoではマネックス証券 iDeCo、松井証券iDeCoで買えます。

 iFree 8資産バランスを買うには

iFree 8資産バランスもいろいろな証券会社で取り扱われています。

つみたてNISAでも有力候補となるであろうSBI証券楽天証券で買うことができます。

もちろんつみたてNISA、NISAとも購入は可能です。

また、iDeCoではSBI証券「個人型確定拠出年金iDeCo(イデコ)」で買うことができます。

野村インデックスファンド・内外7資産バランス・為替ヘッジ型を買うには

iFree 8資産バランスもいろいろな証券会社で取り扱われています。SBI証券楽天証券で買うことができます。

ただし、こちらはiDeCoでは取り扱われていません。

ニッセイ・インデックスバランスF8資産均等型を買うには

ニッセイ・インデックスバランスF8資産均等型もいろいろな証券会社で取り扱われています。SBI証券楽天証券で買うことができます。

ただし、こちらはiDeCoでは取り扱われていません。

ニッセイ・インデックスバランスF4資産均等型を買うには

ニッセイ・インデックスバランスF4資産均等型もいろいろな証券会社で取り扱われています。SBI証券楽天証券で買うことができます。

ただし、こちらもDeCoでは取り扱われていません。

iDeCoで買える似たタイプですとSBI証券「個人型確定拠出年金iDeCo(イデコ)」などで買えるDCインデックスバランス(株式40)やDCインデックスバランス(株式60)などがあります。

読んでいただきありがとうございました。

 

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