最近、アメリカ株(米国株)のIPO(新規上場株式)市場が賑わっています。
ユニコーン企業(評価額10億ドル以上で非上場、設立10年以内のベンチャー企業)の上場が相次いでいるからです。日本ではメルカリがユニコーン企業に該当し話題になりましたね。
最近でも写真共有サイトのPinterestや電話会議サービスのZOOM、配車サービスのリフトなんかがそれに該当しています。
そんなアメリカのIPOですが、5月に過去2番目に大きい上場が実現することになりそうです。それはウーバーです。先日上場したリフトと同業が規模はこちらのほうが大きいです。日本では法律規制や業界団体の圧力もありそれほど普及していませんので知名度は高くありませんが、海外ではかなり広がっている配車サービスです。
実はソフトバンクが筆頭株主でトヨタなんかも出資していたりするんですよ。
ちなみに過去1番目に大きい規模もIPOはこれまたソフトバンクも大株主となっている中国のアリババ集団でした。
今回はそんな盛り上がりを見せている米国株のIPOについて考えてみたいと思います。
アメリカ株のIPOとは
IPOとは新規株式公開(initial public offering)のことです。企業が新規に 資本市場(株式市場)に参入し、市場の一般投資家に対して初めて公募増資な いしは保有株式の売り出しを行うことを言います。
アメリカ株のIPOはアメリカの市場に新規株式公開することです。その株を買うことをアメリカ株のIPO投資といいます。
海外企業も多く上場
前述のアリババのように中国企業など他国も多く上場してくるのがアメリカ市場ですね。日本でも海外企業のIPOもあったりしますが、数えるほどしかありません。そこは大きな違いですね。
アメリカ株のIPOの仕組みや流れ
基本的にアメリカのIPOも日本と仕組みや流れはあまりかわりません。ただし、アメリカのほうが上場基準が厳しいようで変な企業のIPOは少ない印象を受けます。
日本は少なからずやばいなこれ・・・って会社の上場もあったりするんですよね。わたしも実はそんな会社の中の人だった時期もあります(笑)詳しくは下記記事を御覧ください。
大化けを期待してボロ株、クソ株、低位株と言われる株価の安い株が一定の人気があります。少しの金額で買えますのでギャンブル的に買う方も多いようです。例えば10円の株が1円上がればそれだけで10%の利益と値動きの高さも人気のある理由でしょ[…]
アメリカ株のIPOの株価の傾向
また、株価動向の傾向も基本的に日本に似た感じです。
新規上場時に株価が高く付きやすくなっています。
このあたりは株は期待で買うところが大きいですからまだ色がついていない新規上場株は人気が出やすいのでしょうね。
ただし、日本ほど初値が飛ぶことはあまりありません。
そのためアメリカ株の場合には中長期で買う方が多くなっています。
アメリカ株のIPOを日本の投資家が買えるのか?
日本の証券会社はほとんどアメリカ株のIPOを扱っていません。
日本のIPOでいう幹事に日本の証券会社がなっていませんから当然といえば当然なんですが・・・
ですから上場後からしか買えません。
また、証券会社によってアメリカ株の扱う銘柄が違いますから上場したとしてもその後すぐ買えるかどうかも微妙だったり・・・
ウーバーのような大きいところは扱う証券会社も多いとは思いますけどね。
海外の証券口座開く方法もなくはない・・・
裏技的に海外証券会社の口座開設をすれば買えることも可能です。
ただし、IPOを扱うような大手の場合、海外の方が口座をつくる時点でかなりハードルが高く。。。
中には現金1億円以上預けることが条件なんて大手もあります。
おそらく口座開設できてもIPOを貰える上客になるのかはなり大変かと・・・
つまり、なかなか現実的には難しいかもしれませんね。
アメリカ株のIPOに注目が集まるわけ
前述したように最近アメリカのIPO市場が賑わっています。
それは大きく化ける会社が沢山上場するからです。
今年上場が噂されているだけでユニコーン企業が10社近くいるんですよね。
それら企業は設立10年以内で評価額10億ドル以上で上場するわけですから成長度合いが半端ありません。
第二のGoogle、Amazon、アリババになってもおかしくないんですよね。
そんな企業がうじゃうじゃ上場してくるわけですから注目度が高くなるわけです。
日本のIPOは・・・
対して日本のIPOは正直、初値が上がるため儲かる投資法です。しかし、中長期でみた場合に大きく化ける魅力的な企業の新規上場はほんと数えるほどしかない気がします・・・
わたしもIPOする会社に目論見書はざっと目を通しますが、すごい心躍るような銘柄はたまにしか見つけられませんね。。。そういう銘柄は初値が高騰してなかなか手が届かなくなってしまいますし(笑)
アメリカ株のIPOに挑戦するなら
日本にお住まいの方がアメリカ株のIPOに挑戦するならば、前述のように上場後に買うしか基本的には難しいです。
アメリカのIPOでも日本と同様に上場直後は値がある程度上がりやすいです。
そのためある程度、値が落ちつくところを待って買うのが定石でしょうね。
ただし、本当によい銘柄はどんどん上がってしまう可能性もありますのでタイミングは難しいところではありますが。。。
そもそも米国の株全体としてはずっと右肩あがりですからね。
2017年から個人型確定拠出年金(iDeCo)の加入が緩和されほぼ全員が加入できるようになりました。また、2018年からはつみたてNISAが始まり投資をはじめる方が増えています。両方の制度ともかなりお得な制度ではありますが、[…]
アメリカ株のIPOの過去の成績
アメリカ株の過去のパフォーマンスを見てみましょう。
アメリカ株はあたったときは半端ないです。IPOした時に買っていれば1,000倍以上になっていた株が3社あります。
テンバーガー(10倍銘柄)どころではありませんね。
みなさんご存知の企業です。
Adobe
Microsoft
まとめ
今回は「ウーバー上場で大注目!アメリカ株のIPOについて考える」と題してアメリカ株のIPOについてみてきました。
基本的に日本では上場後にしか買うことができませんが、それでもうまく行けば大きく化ける銘柄を見つけることができるかもしれません。
日本の会社の株だけに目を向けるだけでなくぜひアメリカ株にも目を向けて見てくださいね。
日本の企業よりも魅力的な上場会社が多いと感じています。
アメリカ株を始めるなら
アメリカ株を始めるならおすすめはマネックス証券です。
CHECK! マネックス証券
ちなみに米国株の取引時間は月曜日~金曜日の23:30~翌6:00 (サマータイム期間中※は1時間前倒し)となっていますのでサラリーマンの方でも夜更かしさえすればリアルタイムで見ることが可能となっています。
読んでいただきありがとうございました。
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