4月18日に上場する旅工房の初値予想をしたいと思います。
こちらはあくまでも私の予想ですので投資は自己責任でお願い致します。
旅工房想定価格、仮条件及び公開価格
想定価格 1,180円 (同業種の株価など種々の条件を勘案して主幹事等が決める仮の価格)
仮条件 1,220円〜1,370円 (投資家に提示する値幅)
公開価格 1,370円 (仮条件の中から実際に決まった金額)
想定価格と仮条件の関係
想定価格より上ブレした価格となっています。
強気な姿勢なのがわかります。
仮条件と公開価格の関係
仮条件の上限の公開価格となりました。
投資家の引き合いが強かった可能性が高いです。
旅工房吸収価額、時価総額
吸収価格は7.59億円(想定価格ベース)
時価総額は26.6億円
と比較的小型な銘柄となります。
小型な銘柄は初値が高くなりやすい傾向にあります。
また、上場はマザーズです。
マザーズ銘柄も初値が高くなりやすい傾向があります。
旅工房経営指標
経営指標は下記で分析しております。
それほど財務面にそれほど魅力はありません。
単純に同業他社との比較をするとPER、PBRとも割安感はあります。
https://ideco-ipo-nisa.com/189
注意するポイント
旅工房は同業種としてよく比較されるオープンドア、アドベンチャーなどとはビジネスの仕組みが大きく違います。
ビジネスが近いのはエイチ・アイ・エスです。長期的な目で見るならばエイチ・アイ・エスの水準を意識するとよいかもしれません。
ちなみにエイチ・アイ・エスはPER12程度です。それと比較すると割安感はありません。
既存株主状況
既存株主にはロックアップ180日がかかっており売り圧力とはなりません。また、ストック・オプションは存在しますがそれほど影響のないレベルです。
そのほかの要件
そのほかの要件として
- 同業種のてるみくらぶの破綻(連想)
- シリア、北朝鮮問題(旅行者が減る可能性)
があります。この2つの影響もあってか昨日まで約1月間でエイチ・アイ・エスは10%程度、アドベンチャー15%程度、オープンドア13%程度下げています。この間の日経平均の下げは7%程度ですから上場するタイミングとして間が悪かったことは否めません
初値予想
想定価格、仮条件、公開価格の関係から強い購入意思を感じること。
時価総額、吸収価格の関係から小型、マザーズは強いこと
売り圧力は少ないこと
を勘案するとかなり強いでしょう。
しかし、てるみくらぶの破綻や北朝鮮問題などのタイミングが悪い点も影響がありそうです。
また、旅行関連のベンチャーと比較すると割安に感じますが、
ビジネスの中身が近いエイチ・アイ・エス比較するとそれほど公開価格に割安感はありません。
これらを勘案して
初値2000円
と予想します。