株式投資の銘柄選びの方法としてよくファンダメンタルズとテクニカル分析が挙げられます。今回はこのどちらが有効なのかという点について見ていきます。
ファンダメンタルズとは
ファンダメンタルズとは国や企業などの経済状態などを表す指標のことで、「経済の基礎的条件」と訳されます。色々ありますが例えばその会社のある国や地域の場合にはその国や地域の経済成長率や物価上昇率や財政収支、為替の動きなどがそれにあたります。また。企業の場合は、売上高や利益といった業績や資産、負債などの財務状況が挙げられます。このファンダメンタルズに注目して株式投資をやられているので有名なのがウォーレンバフェット氏がいます。まだコカコーラが知られていない頃コカコーラのファンダメンタルズに着目して財をなしたと言われています。私も簿記1級を持っていますのでファンダメンタルズ分析は結構得意です。企業の財務諸表をみてああだこうだ考えるのは楽しいですね。よく話題になる粉飾決算なども財務諸表がちゃんと見れれば回避できたりします。特に新規上場企業は怪しいところが多いです(笑)おそらく上場するために無理やり業績をよくしたところが多いのでしょうね。
バフェットの本はたくさん出ていますがこれがおすすめです。
テクニカル分析とは
次のテクニカル分析です。将来の取引価格の変化を過去に発生した価格や出来高等の取引実績の時系列パターンから予想・分析しようとする手法です。チャートと言われるグラフなどから将来を予想します。チャートの種類はたくさんあります。統計学に基づいた部分とチャートを見ている人がたくさんいるからそれによる影響が出る。この二つの要素が大きいような気もします。私もチャートの勉強はたくさんしました。基本的なローソク足や平均線はもちろん、一目均衡表の原書を買ったりもしました。羽黒法なんてマニアックなのにも手を出していたりします。
チャート本でオススメはこれ。私もこれで学びました。
ファンダメンタルズとテクニカル分析どちらが有効か?
それではファンダメンタルズとテクニカル分析どちらが有効なのでしょうか?これは色々な意見があると思いますが私の今の結論はこうです。
ファンダメンタルズは長期的には有効である。しかし、短期的にはそれほど有効性がない。テクニカル分析は短期的には有効。長期的にはそれなりに有効。
つまり、両方有効なのですが、ファンダメンタルズは短期的にはほとんど有効性がないと思います。特に新規上場株なんかはその傾向が顕著です。このブログでもIPO株の財務分析を提供していますがあまり有効には機能していません。ただ、長期的な目で見るとやはりファンダメンタルズは有効に機能してきます。ただ、会社が発表しているデータを完全に鵜呑みにするのは危険です。その数字の裏にあるところを読み取る必要があるのです。例えば、粉飾決算があったり、下方修正があったり・・・その辺りも加味して考えていけば有効です。例えばiDeCoのように本当に長期となるものはファンダメンタルズをしっかり考えるだけで良い気もします。チャートみて今だ!!と思っても乗り換えがリアルタイムにはできませんしね・・・
テクニカル分析も色々な種類があります、それぞれに長期、短期、超短期など向き不向きがあります。その辺りも踏まえて分析すればこちらも有効です。
両方に言えることはある程度の勉強が必要ということですね。もちろん両方ほとんど勉強せず株式市場で成功している人もいます。ただその人たちは相場から感じる能力が異様に高いと感じています。普通の人は勉強するのが良いでしょう。
まとめ
ファンダメンタルズとテクニカル分析のどちらが有効なのかは投資家にとって永遠のテーマの一つです。私は両方知っておくに越したことはないと思います。ぜひ勉強して見てください。機会があればテクニカル分析やファンダメンタルズの分析方法についてこのブログで具体的に書いて見たいと思います。
読んで頂きありがとうございます、