円安の影響も大きく、iPhoneが以前より気軽に変えにくい価格になってきました。
しかし、最新のiPhoneを毎年使いたいという需要もまだまだ大きいです。
そこで今回は最新のiPhoneを毎年変える際に最安で乗り換える方法をパターン別で考えてみたいと思います。
うまくやれば意外と安く乗り換えすることができるんですよ。
前提—「毎年最安」を左右する3つの軸
まずは今回の話の前提条件を見ておきましょう。
以下の3つの要素をどう考えるかです。
- 端末の調達価格(キャンペーン、ポイント、ギフトカード)
- 回収(返却)有無(返却ありは実質安い/返却なしは所有価値を残す)
- 売却/下取りの出口価格(Apple公式のTrade Inか、中古買取の相場)
まずは、以下に安く買うかという調達価格。
また、今まで使ってたiPhoneを回収してもらうか、高く売却(下取り)するのかという部分。
これらの要素によりかなり選択が変わるんですよ。
また、毎年ではなく、2年ごとならもう少し選択肢が広がります。
例えばApple直販の分割払い(ペイディApple専用)は実質年率0%の36回等に対応し、24か月目にアップグレードで残りの支払い不要(=返却)という選択肢もあります。
2年サイクルでよいならこの制度の仕様を理解して組み立てましょう
戦略A:キャリアの返却プログラムで“ほぼ毎年”回す
まずはキャリアの制度を使う方法です。
各社が返却プログラムなる制度を実施しており、iPhoneの返却ありで最新機種に変えやすくなっています。
一時期バズってた残クレアルファードの残価設定ローンと同じような仕組みなんですよ。
主要キャリアの要点と“早期返却”可否を押さえましょう。
iPhone本体の金額だけを見ればかなり安くなるケースが多いです。(ただし、回線契約がそもそも高いのでトータルで考える必要あり)
なお、このパターンは毎年新型というよりも2年程度で交換のイメージで設計されていますね。

ドコモ「いつでもカエドキプログラム/+」
まずはドコモ。
残価設定は24回。
23か月目までに返却で24回目(残価)不要となります。
ただし、+(プラス)は早期利用特典を設定ができます。
なお、早期利用料や条件の細目は機種ごとに設定されています。
査定基準未達は故障時利用料が必要となります。
このあたりは残クレアルファードのデメリットと同じですね。
注意:故障・破損・水濡れ・改造は査定NGで費用発生の可能性があります。
期日や未払金の有無も条件です。
au「スマホトクするプログラム」
auのスマホトクするプログラムは、残価を24回目に設定し、残りの金額を23回の分割払いで購入する残価設定型の購入プログラムです。
13〜25か月目に端末を返却すると、24回目の残価の支払いが不要となります。
つまり、1年弱での買い替えにも使えるってことですね。
また、査定条件未達だと最大22,000円の負担が発生する場合あり。
SoftBank「新トクするサポート」
標準は25か月目返却で残債免除。
「1年くりあげオプション」で13か月目から返却可だが、免除発生の仕組みや支払はプラン区分(スタンダード/バリュー等)やオプションで異なる。
査定NG時は最大22,000円などの定めもあり
楽天モバイル「買い替え超トクプログラム」
48回払いで25か月目以降の返却により残り支払い不要。
サイクルは2年回しが基本なので「毎年」更新には非対応寄り
返却プログラムの“損しない使い方”
返却期日・査定基準・データ初期化をチェックリスト化し、ケース+フィルムで無傷維持しましょう。
査定NG時の追加費(最大22,000円など)の規定も事前把握。
また、保証(AppleCare+/キャリア保証)は、破損時の費用軽減になる場合もあります。(各社規約参照)
戦略B:「返却なし(所有)」でiPhoneを安く買う
個人的なおすすめは戦略Bです。
格安SIMでもワイモバイルなどのセカンドキャリアなどでも利用できますので、回線利用料や不要なオプションなども含めれば戦略Aよりもこちらの方が安くなります。
返却なし派の王道はApple直販+Apple Gift Card活用+翌年売却/下取りです。
Apple直販の強み(価格・0%分割・下取り)
Apple Storeの強みは価格の明快さに加え、Paidy 0%分割の公式対応。
後述のApple Gift Cardで実質割引購入できる。
キャリアや家電量販店よりも在庫が豊富。
下取りは注文時に即時減額できるという点です。(買い取り価格は渋めですが・・・)
ですから最新のiPhoneを買うならApple Storeが最もおすすめ。
iPhoneは学生でも安く買えない:学割は対象外
Apple Storeでは学生・教職員ストアというのがあり、学割で安く買えるようになっています。
しかし、「最新のiPhoneシリーズは割引対象外」。
iPhoneの“学割値引き”は基本なしです。
ただし、学生さんは学割や家族割で通信料が安かったりしますのでそういうプランをうまく活用しましょう。

楽天リーベイツも対象外
Apple Storeを使う際に経由するとポイントが貯まる楽天リーベイツ
最大10%の還元とかのキャンペーンもあるのでかなりお得ですが、iPhoneの最新機種などは発売後すぐは対象外となっているケースがほとんどです。
しばらくすると対象になるって感じですね。
「Apple Gift Card」を使って“実質単価”を落とす
Apple Gift Card/Apple Account残高は、Apple StoreでのiPhoneなどApple製品のハード購入に使えます。
Apple gift card の値引き等はいまのところありませんが、楽天市場などではApple gift card を買う際にポイントが貯まりますのでその分だけお得に買うことが出来ます。
ただし、不正利用を防ぐためもあるのでしょう。
買える金額はかなりシビアです。
・初回購入~45日:1万円まで ・46日~:1万円以上も購入可能
ですから地道に購入しておくとよいかもしれませんね。
個人的には楽天スーパーセールなどに定期的に買うようにしていますね。
また、セブンイレブンなどのコンビニで増量・還元キャンペーンをしているケースもあります。
出口—Apple Trade In vs 中古買取
古いiPhoneの買い取りはApple公式のApple Trade Inを使うと即時割引で手間が少ないです。
しかし、中古買取店の方が高額が付くケースが多いですね。
ただし、箱・付属品・状態で変動しますので、お気をつけください。
なお、傷などの状態判断も店舗(店員)によってかなり違います。
もし、傷が・・・って言われたら他の店に行ってみるのもありです。
私も某大手買取店では傷があるとジャンク品扱いの値段を提示されましたが、違う店だと良品扱いで満額で買い取ってもらえたことがあります。
実例:実質負担は年1万円前後だった
ちなみに私もこの戦略を使っていますが、購入時の実質価格(楽天ポイントなどを引いた金額)と売却時の価格を差し引きすると1万円くらいとなりました。
1年の利用料1万円ですから、月833円程度。
最新のiPhoneが使えることを考えるとかなり安いですね。
この戦略のポイントはApple Gift Cardをキャンペーンやセール時などにいかに集めるか。
そして古いiPhoneをいかに高く買い取ってもらうかという部分になります。
発売・売却タイミングの最適解
それではいつのタイミングで購入するのがよいのでしょう?
買うタイミング
iPhone発売サイクルは秋(9月)発表が通例。
iPhoneは待っても基本的に値段はほとんど下がらないので、発売直後に買って→翌年の発表直後に売るのが出口価格を守りやすいですね。
人気色・標準容量を選べば出口(買い取り)はより崩れにくいです。
年始のセールまで待つのも手
また、Apple Store唯一のセールとなる年始のセールを狙うのも手です。
ただし、最新型のiPhoneは対象となる年と、ならない年があります。
ちなみに2025年の年始のセールは1月2日、3日の2日間実施され、iPhone 15、iPhone 14、iPhone SEを買うとApple Gift Cards最高11,000円分+対象のiPhone購入者、先着50,000名様に特別なAirTagとなっていました。
最新のiPhone16は対象となってなかったんですよ。
年始のセールで対象となるのかは賭けになってしまいますね。
売るタイミング
次世代発表直後〜発売直後は旧機の需要が一時的に締まりやすいです。(在庫が市場に溢れる前)。
なのであえて少しずらすというのも手。
急激に価格が落ちることなないのがiPhoneです。
まとめ
今回は「毎年「最新のiPhone」に最安で乗り換える方法|返却あり/返却なし/学生向け・Apple Gift Cardも徹底活用」と題して毎年「最新のiPhone」に乗り換える話をみてきました。
まとめると
・返却あり(キャリア)は条件内返却で残価免除→実質負担は少。ただし査定が生命線。格安SIMやセカンドキャリアより高い回線料も含めて検討が必要。
・返却なし(所有)はApple直販+Apple Gift Card+売却/下取りの三本柱で実質負担を最小化。
個人的には戦略Bの所有して売却パターンがおすすめです。
ただし、Apple Gift Cardの準備が事前に必要なので早めに動きましょう。
iPhone以外のApple製品のオトクな買い方についてはこちらの記事でまとめております。


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