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【iDeCoはいつから始める?】月5,000円でも"今日"始めるべき本当の理由

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国民年金差し押さえ

読者様からご質問をいただきましたので今回はそちらについて考えてみましょう。

月5000円でもイデコはやったほうが良いのでしょうか?

少額でも個人型確定拠出年金(iDeCo/イデコ)をやったほうが良いのか?というご質問ですね。

先に結論から言っておけば少額でもできるだけ早く始めが方が良いですね。

それだけオトクな制度なのです。

今回はこのご質問について考えてみましょう。

この記事を読めば、少額でも"今すぐ"始めることが最大の武器になる理由と、2026年の大改正で変わる「iDeCoの新常識」がわかります。

目次

そもそもiDeCoはいつから始められるの?

まず基本的なところから押さえましょう。

iDeCoに加入できるのは、原則として20歳以上65歳未満の国民年金被保険者です(2022年5月の法改正で60歳未満から65歳未満に引き上げ済み)。

さらに、2026年12月施行の制度改正では、加入可能年齢が70歳未満まで拡大されることが決まっています(出典:厚生労働省 令和7年度年金制度改正法、2025年6月公布)。

つまり、「始めるのが遅すぎた」と感じる年齢のハードルは、今後ますます下がっていくのです。

では、いつから始めるのがベストなのか。

結論から申し上げます。答えは「今日」です。

その理由を、数字を使って具体的に解説していきます。

iDeCoを早く始めるメリット:「時間」が生むケタ違いの差

iDeCoを早く始めるメリットは、大きく3つあります。

メリット1:節税効果は「年数」に比例して積み上がる

iDeCoの掛金は全額が所得控除の対象です。

これはNISAにはない、iDeCo最大の特徴です。

たとえば、年収400万円の会社員(企業年金なし)が月5,000円をiDeCoに拠出した場合を考えてみましょう。

年間の掛金は6万円。所得税率5%+住民税率10%の方であれば、年間の節税額は約9,000円です。

「たった9,000円?」と思われるかもしれません。

しかし、この9,000円は毎年確実に戻ってくるお金です。

株式投資のようにマイナスになるリスクはゼロ。

利回りに換算すれば、年15%の確定リターンに相当します。

これを20年続ければ約18万円、30年なら約27万円、40年なら約36万円の節税になります。

一方、「3年後に始めよう」と先延ばしにするだけで、その3年分の節税額(約2.7万円)は二度と取り戻せません。

iDeCoの節税は「いつか大きく取り返す」類のものではなく、毎年コツコツ積み上がる"確定利益"だからこそ、1年でも早く始めた人が圧倒的に有利なのです。

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メリット2:複利の力は「時間」で爆発的に増える

投資の世界でよく語られる「複利の力」。iDeCoでもこの原則はそのまま当てはまります。

月5,000円を年利5%で運用した場合のシミュレーションを見てみましょう。

運用期間掛金総額運用資産(税引前)運用益
10年60万円約78万円約18万円
20年120万円約206万円約86万円
30年180万円約416万円約236万円
40年240万円約766万円約526万円

注目すべきは、20年と40年の差です。

掛金は2倍ですが、運用益は約6倍になっています。

これが複利の本質です。後半になればなるほど加速度的に資産が膨らむ。

だからこそ、「あと10年早く始めていれば」という後悔が生まれるのです。

25歳で始めた人と35歳で始めた人では、同じ月5,000円でも65歳時点の資産に350万円以上の差がつく可能性があります。

この差を埋めるには、35歳の人は月額をおよそ2倍に引き上げなければなりません。

メリット3:運用益が非課税で再投資される

通常の投資信託では、運用益に対して約20.315%の税金がかかります。

しかしiDeCoでは、運用期間中の利益はすべて非課税。税金で目減りすることなく、利益がそのまま再投資に回ります。

先ほどの月5,000円・年利5%・40年のケースで、運用益は約526万円でした。

仮にこれが通常の課税口座であれば、約107万円が税金として差し引かれる計算です。

つまり、iDeCoの非課税メリットだけで約107万円のアドバンテージが生まれるのです。

「月5,000円じゃ手数料負けする」は本当か?

ここで、iDeCoを少額で始める際の最大の論点に切り込みましょう。

月5,000円だと手数料負けするから意味がない

このアドバイスをネットでよく見かけます。一見もっともらしいですが、これは節税効果を完全に無視した議論です。

iDeCoの手数料の内訳を正確に把握する

iDeCoにかかる手数料は以下のとおりです。

手数料の種類金額支払先備考
加入時手数料2,829円国民年金基金連合会初回のみ
収納手数料月105円国民年金基金連合会掛金拠出のたびに発生
事務委託手数料月66円信託銀行毎月発生
運営管理手数料月0~数百円金融機関SBI・楽天等は0円
給付手数料1回440円信託銀行受取時

ネット証券(SBI証券や楽天証券など)を選べば、運営管理手数料は0円です。

したがって、毎月の固定費は最低171円(年間2,052円)で済みます。

手数料と節税効果を正しく比較する

月5,000円の拠出で年間手数料が約2,052円。

これだけ見ると「掛金の3.4%が手数料に消える」と不安になるでしょう。

しかし、ここに所得控除による節税効果を加えると、景色は一変します。

年収400万円(所得税率5%+住民税率10%)の会社員の場合、月5,000円の拠出による年間節税額は約9,000円。

手数料2,052円を差し引いても、年間で約6,948円のプラス

しかもこれは運用成績がゼロ(元本確保型商品を選んでも)の場合の数字です。

つまり、所得がある人にとって、月5,000円のiDeCoで手数料負けすることは構造的にほぼ起こりえないのです。

本当に注意すべき人は誰か

「手数料負け」のリスクが現実的に高いのは、以下のケースに限られます。

所得がない(あるいは極めて少ない)専業主婦(主夫)の方です。

所得控除の恩恵をほとんど受けられないため、純粋に運用益だけで手数料を上回る必要があります。

この場合、運用益非課税のNISAのほうが合理的な選択肢となることもあります。

逆に言えば、会社員や自営業者として一定の所得がある方なら、月5,000円でも迷わずiDeCoを始める価値があるのです。

少額iDeCoの「見えにくいデメリット」も正直に伝えます

iDeCoの早期開始を強くおすすめしつつも、少額で始める際に知っておくべきデメリットも誠実にお伝えします。

デメリット1:60歳まで引き出せない

iDeCoの最大のデメリットは、原則として60歳まで資金を引き出すことができない点です。

月5,000円とはいえ、年間6万円、10年で60万円が「使えないお金」になります。

生活防衛資金(目安は生活費の3〜6ヶ月分)を確保していない段階では、まずそちらの確保を優先すべきです。

ただし、これは裏を返せば「強制的な貯蓄の仕組み」でもあります。

意志の力に頼らず確実に老後資金を積み上げられるのは、引き出せないことの副次的なメリットとも言えるでしょう。

デメリット2:手数料の「重み」は掛金が少ないほど大きい

前述のとおり、月171円の固定手数料は、月5,000円の掛金に対して約3.4%。

月23,000円の掛金であれば約0.7%ですから、少額ほど手数料の負担率が高いのは事実です。

対策としては、手数料の安い金融機関を選ぶことが必須です。

運営管理手数料が0円のネット証券(SBI証券、楽天証券、マネックス証券など)を選べば、この負担を最小限に抑えられます。

また、掛金を年単位で拠出する「年単位拠出」を利用すれば、収納手数料(月105円)を年1回に圧縮でき、年間で約1,155円の手数料を節約できます(ただし、ドルコスト平均法の効果は薄まります)。

デメリット3:元本割れリスクはある

iDeCoで投資信託を選んだ場合、元本割れのリスクは当然あります。

ただし、20年以上の長期投資であれば、過去のデータ上、先進国株式インデックス等でマイナスになった期間はほぼ存在しません。

不安が強い方は、元本確保型(定期預金)を選ぶことも可能です。

この場合、運用益はほぼゼロですが、節税メリットだけで十分なプラスが確保できることは、先ほどのシミュレーションで示したとおりです。

2026年12月施行の大改正で、iDeCoはどう変わるのか

2025年6月に成立した年金制度改正法により、2026年はiDeCoにとって過去最大級の改正年になります。

この改正を知っているかどうかで、今の判断が大きく変わるはずです。

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改正ポイント1:掛金上限が月62,000円に大幅引き上げ

2026年12月から、会社員(企業年金なし)のiDeCo掛金上限が月23,000円→月62,000円に約2.7倍に拡大されます(出典:令和7年度年金制度改正法、2025年12月24日政令公布、2026年12月1日施行)。

自営業者等の第1号被保険者は月75,000円が上限となります。

これは何を意味するか。

今、月5,000円でiDeCoを始めた方は、2026年12月以降に余裕ができたタイミングで大幅に掛金を増額できるのです。

「今は月5,000円が精一杯」という方こそ、今のうちに口座を開設し、制度に慣れておくことが得策です。

改正後にゼロから始めるよりも、すでに運用経験がある状態で増額するほうが、はるかにスムーズです。

改正ポイント2:加入可能年齢が70歳に延長

現行の65歳未満から70歳未満に引き上げられます。

つまり、50歳から始めても最長20年、60歳からでも10年間の積立が可能になります。

「もう遅い」という言い訳は、2026年以降さらに通用しなくなるのです。

改正ポイント3:退職所得控除の「10年ルール」に要注意

一方で、2026年1月から退職所得控除のルールが変わっています。

従来は「iDeCoの一時金受取と退職金の受取を5年以上離せば、それぞれ別々に退職所得控除を適用できる」という5年ルールがありました。

これが10年ルールに延長されました。

つまり、退職金が手厚い大企業勤務の方は、受取時の税金が増える可能性があります。

ただし、この改正の影響を受けるのは主に退職金が1,000万円以上ある方です。

中小企業にお勤めの方や、退職金制度のない方は影響が限定的です。

また、年金形式で分割受取にする、受取時期を十分に離すなどの対策も可能です。

出口戦略は早い段階から意識しておくことをおすすめします。

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年代別:月5,000円iDeCoのリアルなシミュレーション

「で、結局いくらになるの?」が一番気になるところでしょう。

年代別に、月5,000円・年利5%で運用した場合の65歳時点のシミュレーションをまとめました。

開始年齢運用年数掛金総額運用資産(税引前)累計節税額(税率15%)実質トータルリターン
25歳40年240万円約766万円約36万円約802万円
30歳35年210万円約569万円約31.5万円約601万円
35歳30年180万円約416万円約27万円約443万円
40歳25年150万円約298万円約22.5万円約321万円
45歳20年120万円約206万円約18万円約224万円
50歳15年90万円約134万円約13.5万円約148万円

※年利5%は全世界株式インデックスの過去実績を参考にした目安です。

将来のリターンを保証するものではありません。 ※節税額は所得税率5%+住民税率10%=税率15%として計算。

25歳で始めた場合、たった月5,000円でも65歳時点で約800万円のトータルリターンです。

掛金240万円に対して3.3倍以上。

「月5,000円じゃ意味がない」のではなく、月5,000円だからこそ、時間を味方につけるしかない

そして時間を味方につけるには、1日でも早く始めるしかないのです。

iDeCoとNISA、どちらを優先すべき?

iDeCoの早期開始をおすすめしましたが、「NISAとどっちが先?」という疑問も当然あるでしょう。

個人的おすすめはまずiDeCo、次にNISA

理由はシンプルです。

iDeCoは掛金が全額所得控除になるため、投資した瞬間に「確定リターン」が発生します。

NISAは運用益が非課税になるだけで、掛金の所得控除はありません。

つまり、同じ5,000円を投資するなら、iDeCoのほうがスタート地点で有利なのです。

ただし、以下のケースではNISAを優先すべきです。

  • 生活防衛資金が十分に確保できていない(60歳まで引き出せないiDeCoはリスクが高い)
  • 5年以内に使う予定の資金で運用したい(住宅購入、教育費など)
  • 所得がない、あるいは103万円以下で節税効果がほぼない

iDeCoもNISAも使えるなら、両方やるのが最適解。

余裕がなければ、まずiDeCoに月5,000円、残りをNISAに回す

これが多くの方にとっての現実的な最適配分です。

iDeCoを始めるための3ステップ

「やる」と決めたら、手続きは想像より簡単です。

ステップ1:金融機関を選ぶ

手数料の安さ(運営管理手数料0円)と商品ラインナップの充実度で選びましょう。SBI証券、楽天証券、マネックス証券が定番です。

ステップ2:申し込み書類を請求・記入する

Webで申し込むか、資料請求して書類を記入・返送します。2025年10月からはマイナポータルを活用した「e-iDeCo」でオンライン手続きも可能になっています(対応金融機関に限る)。

ステップ3:掛金と運用商品を決める

最初は月5,000円で十分。商品は全世界株式のインデックスファンドなどを1本選んでおけば、難しいことを考える必要はありません。

申し込みから初回引落までは約1〜2ヶ月かかります。

つまり、今日申し込んでも、実際に積立が始まるのは2ヶ月後。先延ばしにすればするほど、その分の節税チャンスを逃すことになります。

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まとめ

最後にお伝えしたいのは、iDeCoは「余裕ができたら始める」ものではないということです。

月5,000円でも、始めた瞬間から節税効果という確定リターンが発生する。

運用期間が1年延びるごとに複利の恩恵が積み上がる。2026年12月の大改正で、後から掛金を増やす選択肢も広がる。

「完璧な準備が整ってから」を待っている間に失われるのは、取り戻せない「時間」です。

iDeCoで最も多い後悔は「もっと早く始めればよかった」の一言に尽きます。

月5,000円。ランチ2〜3回分です。

その金額から始められる、日本で最も節税効果の高い資産形成制度。使わない手はありません。

まずは金融機関に資料請求するところから。今日、その一歩を踏み出してみてください。

個人型確定拠出年金(iDeCo/イデコ)に加入するならこの3社から選ぼう

個人型確定拠出年金(iDeCo/イデコ)を始めるならまずは金融機関を決める必要があります。

しかし、たくさんあってどこにしたらよいのかわからない方も多いでしょう。

簡単に決めてしまう方もおおいかもしれませんが、個人型確定拠出年金(iDeCo/イデコ)の場合、金融機関ごとの違いがとても大きいですから慎重に選びたいところです。

私が今もし、新たに加入するならSBI証券、マネックス証券、松井証券の3択の中から決めます。

(※私が加入しているのはSBI証券です)

この3つの金融機関は運営管理機関手数料が無料です。※国民年金基金連合会の手数料等は各社共通で掛かります。

また、運用商品もインデックスファンドを中心に信託報酬が低い投資信託が充実しているんですよ。

順番に見ていきましょう。

SBI証券

まずイチオシはSBI証券「個人型確定拠出年金iDeCo(イデコ)」です。

SBI証券は信託報酬も最安値水準のeMAXIS Slimシリーズを始めとしたインデックスファンドから雪だるま全世界株式といった特徴ある投資信託をたくさん揃えているところが最大の魅力です。

選択の楽しさがありますよね。

また、確定拠出年金を会社員に解禁される前から長年手掛けている老舗である安心感も大きいですね。

SBI証券「個人型確定拠出年金iDeCo(イデコ)」

マネックス証券

次点はマネックス証券 iDeCoです。

こちらも後発ながらかなりiDeCoに力をいれていますね。

iDeCo初でiFreeNEXT NASDAQ100 インデックスを取扱い開始したのに興味をひかれる人も多いでしょう。

マネックス証券 iDeCo

松井証券

松井証券のiDeCoは35本制限まで余裕があるというのは後発の強みですね。

その35本制限までの余裕を生かして他社で人気となっている対象投資信託を一気に採用して話題になっていますね。

こちらも有力候補の一つですね。

さらに2024年8月1日(木)より投資信託の保有でポイントが貯まるようになり、現在の条件なら本命といっても良いでしょう。

松井証券のiDeCo

総合して考えるとこの3つの金融機関に加入すれば大きな後悔はないかなと思います。

他の運営管理機関もぜひがんばってほしいところですが・・・

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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この記事を書いた人

豊かに生きていく上で必須なのがお金の知識です。
しかし、日本では「お金」が汚いものという認識が根強く、あまり勉強されてきませんでした。そのため今後は老後破産が増えてしまうなんて話もありますね。
そんな世の中を少しでも変えたいという強い信念を元に「お金に生きる」を立ち上げました。
投資歴15年以上、社会保険労務士、中小企業診断士、簿記1級、1級販売士、ファイナンシャルプランナー2級、年金アドバイザー3級持ちの私が「お金」についてどこよりもわかりやすくお伝えることを目指していきます。
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