田舎暮らしに憧れたときに 知っておきたいこと (1)

地方移住制度が盛ん。都会と田舎どちらがよいのか?メリット・デメリットを解説

昨今、日本の人口は減り続けています。

特に多くの地方都市では人口流出が続いており、消滅してしまう都市がこれから多発するというデータもありますね。

そのため、国や地方の自治体では地方創生としてさまざまな移住を促す制度を実施しています。

例えば国が実施している制度として地域の課題に取り組む「社会性」「事業性」「必要性」 の観点をもった起業をするときに最大200万円を支給する「起業支援金」や地域の重要な中小企業等への就業や社会的起業をする移住者に最大100万円支給する「移住支援金」なんかがありますね。

これ両方併用も可能ですから地方へ移住して社会的事業を起業した場合には最大300万円が支給されます。

非常にありがたい話なのですが、支援金が有るからと安易に地方へ移住して起業したが仕事が上手くいかず途方にくれてしまうって話もよく聞いています。

今回はそんな地方へ移住を検討している方向けに都会と田舎どちらがよいのか?メリット・デメリットを解説したいと思います。

ちなみに私は会社員時代は都会で暮らしていました。現在は大きめの地方都市に在住しています。

私の考える都会メリット

それでは都会暮らしのメリット・デメリットを考えてみましょう。

まず都会暮らしのメリットです。

大きく分ければ以下の部分が大きな差となっています。

・様々なチャンスがある
・給料が高い
・利便性が高い
・車がなくても生活が可能
・近所付き合いの煩わしさがない

ちなみに個人的に都会暮らしのほうがよいな。。。って思うのは一番下の「近所付き合いの煩わしさがない」という部分ですね。

よくも悪くも田舎はご近所さんとの関係性がかなり近いですからね・・・

様々なチャンスがある

まず、一番大きいのが人口の違いによるチャンスの差です。

人口が大きければ大きいほど経済は大きくなります。

経済が大きくなれば給料も高くなりますし、起業してもお客さん候補がたくさんいることになります。

逆に人口がすくなければ経済は小さくなり、給料も低く、お客さん候補も少ないのです。

つまり、基本的に給料を得る、ビジネスをするという点では都会のほうが有利。

人が多ければそれだけチャンスにも恵まれやすいということなのです。

ITやWEBなどを活用したビジネスなどではこの部分の差は少なくなりますけどね。

また、出会いなども人が多ければ出会いのチャンスも、自分に合う人が現れやすくなりますから都会のほうがチャンスが多いでしょう。

実際、地方在住の人向けのテレビのお見合い番組なんかが成立するほど嫁不足が深刻な地域もあります。

賃金の差

実際給料にも大きな差があります。

厚生労働省が発表した「平成30年賃金構造基本統計調査」によれば東京都の賃金平均は380.4千円と最もたかくなってます。

対して最も低い秋田県では241.2千円と東京と比較して139.2千円も違うのです。

利便性にも差

人口が多ければそれだけお店などを出店しても売上が上がりやすくなります。

逆に少なければそれだけ採算を取るのが難しくなるでしょう。

そのため、お店の出店数にも大きな差があります。

都会はそこら中にお店があり利便性は高いですが、田舎ではお店がなかなかないということも実際によくあります。一番近くのコンビニまで来るまで30分あるという田舎も珍しくはありません。コンビニも採算がとれないところには出店しませんからね。

お店だけでなく、病院なども同様ですね。

これから地方都市の人口が減り続ければその傾向はより顕著になるでしょう。

つまり、都会は利便性は高く、田舎は利便性が低い傾向にあるってことです。

この辺りは住んでみないと感覚はわからないかもしれません。

私の考える都会のデメリット

次に都会暮らしのデメリットです。

・家賃が高い
・通勤時間が長い
・人付き合いが希薄
・空気が汚い

都会暮らしにももちろんデメリットがあります。特に大きいのが家賃や通勤時間の話でしょう。

都会は通勤時間が長い

総務省統計局の平成28年社会生活基本調査によると通勤時間が最も長いのは神奈川県で1.45時間です。ついで千葉県1.42時間、埼玉県1.36時間、東京都1.34時間となっています。

首都圏の通勤が長くなっているというのがわかりますね。

逆に最も短いのが大分県で0.57時間となっています。つまり、神奈川県と大分県では50分近く1日の通勤に掛かる時間が違うということです。

例えば年間に240日働くとすれば約200時間の差があることになります。

40年働くことを考えれば8,000時間の差です。ちなみに弁護士の合格までに必要な勉強時間は6,000時間と言われています。

通勤時間の差を勉強に当てれば弁護士に合格できるほどの時間差ということになりますね。

私の考える田舎のメリット

次に田舎のメリット・デメリットを考えてみましょう

基本的には都会暮らしのメリット・デメリットの裏返しですね。

・家賃などの生活費が安い
・空気がきれい
・人付き合いが濃い
・通勤時間が短い

この中で特に注目すべきは生活費の話です。

実実際に田舎暮らしを考える人の多くが、家賃などの生活費が少なくて住むことをメリットとして挙げてらっしゃいます。

確かにそういう部分があります。

しかし、そうでもない部分も多いことは知っておいてください。

家賃などの生活費の差

東京と比較すると半額以下の家賃で済むケースなんて普通にありえます。

同じ広さ、利便性ならば東京よりも安く住めるでしょう。

家を買う場合でも土地代からして全然違います。

しかし、それ以外の生活費はそれほど変わらないもしくは地方の方が高いケースが多いんですよ。

例えばガス代です。

都市ガスと比較してプロパンガスは高くなります。

田舎はほとんどがプロパンガスですから都会よりもガス代は高くなってしまいます。

また、その他の生活に必要な費用も都会のほうが競争が激しく安いケースが多いです。

例えば家電や家具なんかは都会のほうが安く調達が可能となっています。

後述する車の件も田舎では必須ですしね。

私の考える田舎のデメリット

次に田舎暮らしのデメリットです。

・車が必須
・給料が低い
・利便性が悪い
・様々な点でチャンスが少ない

都会暮らしにももちろんデメリットがあります。

特に車の部分が大きいですね。

地方都市では車は必須

東京など都会に住んでいれば公共交通機関が発達していますので車がなくても生活は可能です。

タクシーもそこら中で走っていますからね。

しかし、地方ではそうも行きません。電話を掛けて呼ばないとタクシーは来てくれません。

そもそも公共交通機関が採算がとれず撤退した地域も多いですからね。

車は以外にお金が掛かります。

車の購入費やガソリン代はもちろん、自動車税、自動車保険、1年〜3年毎に掛かる車検代などが必要となります。

詳しくはこちらをご覧ください。

これらは馬鹿にならないんですよ。

ちなみに私が2019年に車関係で支払ったお金は以下の通りです。

自動車税 約40,000円×2台分
自動車保険 約50,000円×2台分
ガソリン代 約200,000円

大体2台で40万円位かかっています。

車検があればさらに10万円前後は発生します。(ちなみに私の乗っている車はディーラーに頼むと車検代40万円位かかります・・・)

さらに定期的に車の入れ替えが必要になり車の購入代が掛かってきます。

最近では走行税なんて税金も検討されているようですからさらに出費が嵩む可能性があります。

車に掛かるお金はかなり家計にとって大きなウエイトを占めてくるでしょう。

この辺りは田舎暮らしのデメリットになってきますね。

車利用が多いと運動不足に

個人的に顕著に感じるの地方都市と都会の違いが歩く量です。

車利用が中心の田舎暮らしの場合はほとんど歩く機会がありません。(便利なんですけどね)

しかし、都会だと公共交通機関を使うことで自然と駅の構内などを歩きます。

この差って結構あるんですよ。

運動不足に田舎の人の方がなりやすいというのはあるでしょう。

田舎の場合はフィットネスクラブなんて洒落たものもありませんしね(笑)

まとめ

今回は「地方移住制度が盛ん。都会と田舎どちらがよいのか?メリット・デメリットを解説」と題して地方移住のメリット・デメリットを考えてみました。

移住を目的としてしまう方がいますが、大抵の場合は上手く行きません。

目的をしっかり定めずに移住をしてしまうと後悔してしまうんです。

特に地方で起業は都会で起業する場合と比べて難易度がかなり違うことを知っておきましょう。

支援金がもらえるからと安易に移住することはおすすめしません。

目的と手段を混同させないようにしましょうね。

ただし、田舎暮らしには田舎暮しの良さもあります。

そのあたりをしっかり考えて検討することが必要でしょうね。

私が住んでいるような地方の中の大きめの都市ならば車さえあればそこまで大きなデメリットもないですからオススメですね。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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