家計簿アプリ「マネーフォワードME」に危険はないの?リスクを下げる3つのポイント

知り合いからマネーフォワードMEについて質問をいただきました。

マネーフォワードMEに危険はないの?

マネーフォワードMEとは人気の家計簿アプリのことで、銀行や証券会社と連携することで自動で残高等が一覧できます。

銀行や証券会社のパスワード、IDを紐付けていますので危険性を感じてしまう方が多いんですよね。

同じ疑問を持っている方も見えるでしょうから今回はこの件について解決していきます。

家計簿アプリ「マネーフォワードME」とは

マネーフォワードMEとは簡単に言えば家計簿を自動作成するためのアプリ(クラウドシステム)です。

私は2016年くらいから有料版(プレミアム会員)を使っていますので5年利用のかなりの古参ユーザーですね。

ちなみに会計ソフトもマネーフォワードをつかっています。

マネーフォワードMEを使うメリット

マネーフォワードMEを使う最大のメリットは銀行口座からクレジットカード、証券口座や暗号資産などの残高、入出金明細から楽天ポイントやアマゾンポイント、スイカなど必要だろうものほぼ連携させることができることでしょう。

それにより家計簿がほぼ全自動でつけれるんですよ。

マネーフォワード
出所:マネーフォワードMEWEBページ

少し手直しすれば(変わった取引発生とか)家計簿としてそのまま使えてしまうのです。

こんな感じでグラフ化することもできます。
マネーフォワード

出所:マネーフォワードMEWEBページ

なお、マネーフォワードMEは無料でつかえますが、無料版では10件までしか銀行等と連携ができません。

逆に言えば使っている銀行等が10行いないなら無料で使えてしまうんですよ。

マネーフォワードのメリットについてはこちらの記事も御覧ください。

有料版なら連携が無制限

私のように利用している金融機関が多い方は有料版を検討しましょう。

有料版である月額500円のプレミアム会員になれば連携金融機関の制限がなくなります。

多くの銀行、証券会社などが連携可能となっていますのでそれらをすべてマネーフォワードMEに連携されてしまえば、自分が全財産でどれだけ持っているのかも一目瞭然でわかるんですよ。

イデコはもちろん、厚生年金や国民年金なんかも連携できてしまうんという・・・

こんなに払ってたんか・・・と感慨深くなりますね・・・・

ちなみに私が利用している金融機関で2021年8月15日時点に連携ができないのは「みんなの銀行」だけですね。

みんなの銀行は2021年5月28日からサービスを開始したばかりの銀行ですからこれから対応していくのだとは思いますが・・・

ちなみにみんなの銀行は名前は怪しいですが、利便性の高い銀行だったりします。




マネーフォワードMEの危険性について考える

とても便利なマネーフォワードMEですが、どうしても危険性を考えてしまう方が多いと思います。

先に結論から言っておけば「マネーフォワードではセキュリティを第一にシステムを構築・運用」していますのでよほどのことが無い限り大丈夫なんですよ。

マネーフォワードMEのセキュティ体制

それではマネーフォワードMEではセキュティ体制を取られているのでしょう?

公式で公表されている内容をまとめてみると以下のとおりです。

  • お預かりするのはログイン情報のみ
  • データは通信時も保管時も暗号化
  • 二段階認証
  • パスワードロック・指紋認証

とくに一番不安感があるのが銀行や証券会社のログインIDやログインパスワードを連携しなくてはならないことかと思います。

しかし、マネーフォワードMEに連携が必要なのはログイン時の情報だけなんですよ。

取引に必要な情報は連携しない

銀行での振り込みに必要な「暗証番号」、「乱数表」などは連携しません。

また、証券会社でも売買時や出金時に必要な「取引パスワード」等の連携は不要です。

ですからもし何かあってIDやパスワード等が流出したとしても取引までは基本的にできないのです。

また、通信時も保管時も暗号化されていますので流出してしまったとしても利用は困難だと考えられます。

ですからそこまで心配する必要はないと思われます。

また、マネーフォワードは東証一部上場企業ですし、なにかあれば補償も検討してくれるとはおもいますしね。



少しでもリスクを減らすための3つのポイント

そうはいっても絶対はありません。

少しでもリスクを減らしておきたいですよね。

以下の3つのポイントはいしきしておきたいところでしょう。

パスワードは全部別物にしておこう

まずはパスワードに関してです。

前述のようにマネーフォワードではログインIDとログインパスワードは連携します。

そのため、そのログインIDとログインパスワードと取引に必要な暗証番号、取引パスワード等は別にすべきです。

一緒であればログインIDとログインパスワードが流出して暗号が復元されてしまったら利用されてしまうリスクがあります。

また、マネーフォワードから流出しなくても様々なところからパスワードは漏れています。

ですから少しでもリスクを下げるためにはパスワードはそれぞれ別で設定するのが安全ですね。

さらにパスワードはできるだけ複雑なものにしておけばなお安心でしょう。

私はMACつかっていますが、最近パスワードを設定するとき自動でランダム?で複雑な暗証番号を設定してくれる機能がついていますのでそれを使っていますね。

なお、パスワードの管理は専用アプリをつかっています。

パスワード管理アプリがあると複雑なパスワードを設定しておいても対応できますのでおすすめですよ。

たくさんの種類がありますのでお好みで選んでください。

代表的なのは以下ですかね。

  • SafeinCloud
  • 1 PassWord
  • keeper
  • パスマネ
  • Secrets

フェイスブック、ヤフー、Googleで登録しない

マネーフォワードMEを使うためにはマネーフォワードIDを登録する必要があります。

その登録方法はメールアドレスで登録。

もしくはGoogle、ヤフー、フェイスブックのアカウントで登録する形です。

よほど大丈夫だと思いますが、念を入れるならGoogle、ヤフー、フェイスブック等のIDとの連携はやめておきましょう。

もし、なにかあってGoogle、ヤフー、フェイスブックのアカウント情報が漏れてしまった場合にマネーフォワード情報まで見られてしまう状況になってしまうのです。

特にフェイスブックでは基本的に本名登録かつ、住所まである程度わかってしまいますからたくさん資産を持っている方は狙われやすいなんてことにもなりかねません。

流出しても被害を最小限に抑えるなら外部IDでの登録は止めておきましょう。

個人情報は明細に入力しない

マネーフォワードMEでは細かい使ったお金の明細をメモ入力できるようになっています。

いれておけばあとから見て便利ですね。

これ便利なんですが両刃の剣なんですよ。

細かく入力すればしておくほどあとからわかりやすいですから便利です。

しかし、ここで個人情報をいれてしまうともしも情報流出が起こってしまったときに2次被害が起きないとも言い切れません。

すこしでもリスクを抑えるなら個人を特定できるようなメモに残さないようにしましょう。



まとめ

今回は「家計簿アプリ「マネーフォワードME」に危険はないの?リスクを下げる3つのポイント」と題してマネーフォワードMEの危険性及びその回避方法についてみてきました。

セキュティ体制はしっかりしているのでよほどのことがない限り大丈夫だとは思いますが、念を入れて3つのポイントを意識して少しでもリスクを減らしておくのがおすすめします。

とても便利なマネーフォワードMEですからぜひ利用してみてくださいね。

マネーフォワードMEのアプリはこちらから

マネーフォワードME

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