三井住友フィナンシャルグループ第20回無担保社債は買い?は買い??
それでは三井住友フィナンシャルグループ第20回無担保社債は買い?についてみてみましょう。
正式名称は「株式会社三井住友フィナンシャルグループ第20回無担保社債(実質破綻時免除特約及び劣後特約付)」です。
社債とは
まずは社債とはなにかという点から説明しておきましょう。
社債とは会社が資金調達を目的として、投資家からの金銭の払込みと引き替えに発行する債券のことをいいます。
簡単にいえば企業の「借金」です。
個人投資家からの借り入れと思えばよいでしょう。
社債は普通社債、転換社債などいろいろな発行方法があります。
その内容によってルールも違いますが、一般的には高めの利率が定められており、その利息をもらいつつ、満期や繰上償還時に額面で償還(買い取り)されます。
つまり、期日になれば元本が返ってくる上に利息がもらえるのでその分がプラスというわけです。
ただし、デメリットがあります。
企業が破綻した場合や経営が悪化した場合です。
その場合には、利息が滞ったり、元本が返ってこない可能性もあります。
また、社債は途中で換金したいと思っても株ほど売買が容易ではありません。
そのリスク分、銀行預金などと比べて利回りが高く設定されているんですね。
実質破綻時免除特約及び劣後特約付とは
なお、この社債には「実質破綻時免除特約及び劣後特約付」というあまり聞き慣れない特約がついています。
実質破綻時免除特約とは発行体について実質破綻時が生じた場合、債務免除日に発行体は本債券にかかわる支払債務を全額免除されるため、実質破綻事由の発生以降は本債券の償還金および利子の支払いは行われないというものです。
簡単に言えば株式会社三井住友フィナンシャルグループが実質破綻状況になったときには、返ってこないよってことです。
また、劣後特約とは以下(1)~(4)のいずれかの発生以降は、発行体の上位債務の債権が全額弁済等されるまで本債券の償還金および利子の支払は行われないというものです。
(1)破産手続開始の決定
(2)会社更生手続開始の決定
(3)民事再生手続開始の決定
(4)日本法によらない破産手続、会社更生手続、民事再生手続きまたはこれに準ずる手続が外国において上記(1)~(3)に準じて行われる場合
簡単に言えば株式会社三井住友フィナンシャルグループがやばい状況になったときには他の社債などが優先させるってことです。
つまり、どちらのルールも通常の社債よりも不利な条件ってことですね。
その分利率が良くなっているのが特徴となります。
第20回無担保社債の概要
それでは今回発行される第20回無担保社債を見ておきましょう。
商品名 | 株式会社三井住友フィナンシャルグループ 第20回無担保社債(実質破綻時免除特約及び劣後特約付) |
---|---|
発行体 | 株式会社三井住友フィナンシャルグループ |
取得予定格付 | AA-(JCR)/AA-(R&I) |
期間 | 10年 |
利率(仮条件) | 年1.65%〜年2.25%(税引前) |
お申し込み単位(額面) | 100万円以上、100万円単位 |
発行価格・償還価格 | 額面金額の100% |
お申し込み期間(予定) | 7/16(火)〜7/29(月) |
払込期日(発行日) | 2024/7/30 |
満期償還日 | 2034/7/30 |
利払日 | 毎年1/30および7/30 初回:2025/1/30 |
発行額 | 未定 |
投資格付はAA-(JCR)/AA-(R&I)ですね。
かなり安全と格付されているってことですね。
しかし、実質破綻時免除特約及び劣後特約付が付いているのでその分利率は高く設定されています。
ただし、全く懸念材料がないわけではないってことは知っておきましょう。
こういった格付はあまり当てにならない部分もあるんですよ。
例えばリーマンショックのきっかけとなり大きな問題になったサブプライムローンとかは最上位のAAAがついてたりしましたしね・・・
とはいっても日本を代表する銀行である三井住友フィナンシャルグループがそのような状況になっているとしたら日本は本格的に終わった状況でしょうけどね・・・
購入は先着順
なお、購入は先着順で100万円以上、100万円単位お申し込みの上限金額はないとこと。
販売開始は以下となります。(SBI証券の場合)
取り扱い金融機関
なお、取り扱い金融機関は
- SBI証券
- 野村證券
- 大和証券
- SMBC日興証券
です。
基本的にどこで買っても同じ(最低購入金額等が違うケースはあります)ですが、キャンペーンもありますしSBI証券がおすすめかな。
まとめ
今回は「年率1.65〜2.25%の三井住友フィナンシャルグループ第20回無担保社債は買い?」と題して三井住友フィナンシャルグループの社債についてみてきました。
社債も少し前と考えると考えられないくらい高い利率がつくようになりましたね。
株などと違いよほどのことがない限り返ってくる形となりますので、固い投資が好きな方は検討してみてもよいでしょう。
先着順ですから買いたい方はお早めに
SBI証券は商品ラインナップや注文の仕方などが優れています。
また、三井住友カードとの連携で投資信託購入でのポイントが貯まるのも嬉しい。
ネット証券開設するなら持っておきたい口座の筆頭でしょう。
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最後まで読んでいただきありがとうございました。