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生成AIの次に来るメタトレンド10選|第二のNVIDIA、フジクラをゲットしよう

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生成AIの次に来るメタトレンド10選|第二のNVIDIA、フジクラをゲットしよう

ここ数年の株の主役といえばNVIDIAでしょう。

瞬く前に時価総額世界一位まで上り詰めました。

昔からNVIDIAを知っている方はパソコンやゲーム機の画像処理のチップを作っている会社くらいのイメージだったと思いますが、生成AIが出てから大きく見方が変わりましたね。

日本ではフジクラがその代表例。

電線御三家の会社として有名ですが、地味でした。

しかし、こちらも生成AIに必要なデータセンターの需要が伸び、大量の需要が発生するとのことで株価は数倍に。

私も一時期持っていましたが倍くらいで売っちゃって悔しい思いをしています笑

つまり、生成AIのようなメタトレンド(大きなうねりや風向きの変化)を探し出すことは、投資家にとって超重要なのです。

今回は第二の生成AIになりえるメタトレンドになりそうなものを考えてみましょう。

目次

メタトレンドとは

まずは前提条件になるメタトレンドとはなにかについて見ていきましょう。

メタトレンドの定義

メタトレンドの定義は以下の通り。

複数領域を横断し、波及効果で投資・産業構造を変える上位潮流。

ちょっとわかりにくいですが、既存の大きな潮流とは異なる、新たなうねりや風向きの変化を指します。

単なる一時的なブームではなく、社会構造や産業構造を大きく変える可能性のある、10~20年単位で持続する流れのこと。

生成AIは明らかにメタトレンドでした。

ちなみに私がメタトレンドという概念を意識するようになったのは、人気メルマガ「週刊 Life is beautiful」の中島聡さんの本を読んでからですね。

中島聡さんが提唱するメタトレンド投資は、メタトレンドを早めに見つけてその長期的な成長を狙う投資手法です。

メガトレンドとの違い

似た言葉にメガトレンドというのがあります。

メガトレンドは産業革命やIT革命のように、社会全体を大きく変えるような、揺るぎない流れのこと。

メタトレンドはメガトレンドを基盤としつつ、そこから派生する新たな流れや変化のことですね。

AIがメガトレンドで生成AIがメタトレンドって感じですかね。

私が選んだポスト生成AIのメタトレンド10選

それでは今後来ると言われているメタトレンドを個人的に10つ選んでみました。

どの分野も魅力的なんですよ。

ロボティクス&ヒューマノイド

まずロボティクスやヒューマノイドです。

「人間の代わりに動き、運び、組み立てる“物理世界のAI”」。

俗に言うロボットですね笑

すでにファミレスの配膳ロボットなどが出回っていますが、工場や建設業などの人手不足領域自律作業をするようなロボットが誕生すれば、それだけでもトンデモナイ需要が動くはずです。

すでにFigure AIが$6.75億調達(2024/2/29)、BMWと段階導入契約(2024年公表)・テスト継続。

NVIDIAはIsaac/GR00Tなどロボティクス基盤を発表(2024/3, 6/2)するなど業界のお金の動きも活発となっています。

また、人間型のヒューマノイドの研究も進んでいます。

ChatGPTなどの生成AIとの会話を楽しむ人が増えているという話もありますので、実現すればドラエモンのような1家に1台の時代が来る可能性もあります。

あとは実用化、法律、安全性、価格などの部分でしょうね。

ただし、関連する銘柄は複数あり、どの会社が成功するのかは予想しづらいという部分があります。

NVIDIAもフジクラも生成AIを開発している銘柄じゃないところがヒントになるかもしれません。

量子コンピュータ&耐量子暗号(PQC)

次もすでに騒がれていますが、量子コンピュータです。

量子コンピュータは「量子ビット(qubit)」の重ね合わせ・干渉を利用して、古典コンピュータでは膨大な時間がかかる計算を飛躍的に高速化する次世代コンピュータです。

従来のコンピュータが0と1のビットで計算するのに対し、量子コンピュータは量子ビットと呼ばれる単位で情報を処理し、より複雑で高速な計算を可能にします。

ちょっとわかりにくいと思いますが、めちゃくちゃ簡単に言えば仕組みを変えて高性能になったコンピュータってことですね笑

すでに量子コンピュータが実現するとビットコインが無価値になるのでは?なんて話もあるくらい大きな流れとなる可能性を秘めています。

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そのため、量子コンピュータに解読されない耐量子暗号なんかもメガトレンドになる可能性があります。

エージェント化・自律実行

かなり近いタイムスパンでみるとAIエージェントがかなり有望なメタトレンドです。

指示待ちの“チャット”から、自律的に計画→実行→監視する業務エージェントへ。

つまり、「こちらが細かい指示を出さなくても大まかな指示でAIが自分で考えて動いてくれるようになる」ってこと。

2025年がAIエージェント元年と呼ばれて各社出していますが、まだまだこれから感があります。

3年後くらいにはほぼ確実にAIエージェントが活躍しだす時代が来るでしょう。

個人AI(Personal AI/AI OS)

次は個人AIです。

個人の常在型AIが端末・クラウドを横断し、記憶+行動を最適化する個人AIというのも来ると呼ばれています。

一言でいうと「自分専用の“デジタル秘書”が、生活や仕事をずっと見て覚えて動いてくれる世界」

Apple Intelligenceはそれを意識しての設計という話もあります。

例えばすでにメタがアメリカで販売していますが、メガネ型の端末にAI等が組み込まれて活用できる形なんかもありそうですね。

一気にSF映画的な近未来感が出てきましたが、そう遠くない時代に来るとは思います。

ただし、後述する空間コンピューティングなどと合わせて、どういった端末がそれを実装するのかはまだわかりません。

エッジ/オンデバイスAI(Edge/On-Device AI)

次はエッジ/オンデバイスAIです。

一言でいうと「AIがクラウドに頼らず、あなたのスマホやPCなど端末そのもので“考えて動く”ようになる技術」です。

今の生成AIは、多くの場合クラウド上の巨大なサーバーで処理をしています。でもこれには

  • 通信の遅延(レイテンシ)
  • ネット環境依存
  • 個人データが外部に送られるリスク
  • クラウド利用料によるコスト負担
    といった課題があります。

エッジ/オンデバイスAIは、端末側に専用チップ(NPUなど)と軽量モデルを載せ、

  • ネット接続なしでも動く(地下鉄でもOK)
  • 即時応答(ほぼ遅延ゼロ)
  • データが端末内で完結(プライバシー保護)
    を実現します。

工場や倉庫での現場検査AI、車載AI(運転支援・故障検知)、店舗の混雑状況解析などが実現できるようになると言われています。

空間コンピューティング(Spatial / AR)

次は空間コンピューティングです。

こちらもすでにARはiPhoneなどに実装されていますのでイメージしやすいかもしれませんね。

一言でいうと「現実空間にデジタル情報を重ねて“見える化”+操作。」

これの精度があがれば現場作業や訓練、設計を直感的にサポートできるようになります。

例えば家を立てるときに現場で完成予想をその場に表示したり、医療訓練シミュレーションなどができるようになります。

Apple Vision ProやMeta Questなどの端末がイマイチ普及していないのがちょっと判断が難しいところでしょうね。

合成データ&シミュレーション(Synthetic / Sim2Real)

次は合成データ&シュミレーションです。

こちらもAI関連となります。

一言でいえば「現実では得られないデータや環境を仮想生成。」

例えば工場の不良検知学習したり、自動運転のレアケース訓練などに活用することができます。

イメージしにくいかもしれませんが、この技術が進歩すれば「新製品の試験や開発」が大きく変わるはずなんですよ。

バイオ×AI(創薬・遺伝子編集・タンパク質設計)

次はバイオとAIです。

一言でいうと「AIが分子構造予測や創薬を加速。」

これが実現すれば新薬開発期間を短縮、成功率が向上する可能性があります。

すでにあと5年もすれば多くの病気が治るようになると予想する研究者もいるほどですね。

この本は数年前に書かれた本ですが、すでに予想されていました。

プライバシーテック/分散型ID(DID)

次はプライバシーテックです。

簡単に言えば「身元や資格を安全にスマホで管理・提示」できるようになるってこと。

必要最小限の情報だけ共有でき、本人確認コスト削減できるというのが最大のメリット。

例えば「20歳以上」だけ証明して酒購入、電子資格証の提示したりなんてことができます。

マイナンバーとの連携が可能でしょうからそこまで難しくなく現実的な技術ですね。

新エネルギー/電化の波とAI省電力

最後は新エネルギーです。

AI時代の電力不足を省エネと供給増で克服するために考えられている分野。

例えば、液冷データセンターや省電力AIチップなどが考えられます。

これも生成AIなどがどんどん伸びれば、それに比例するように需要が高まる分野ですからメタトレンドになる可能性を秘めています。

インパクト×確度マトリクス

それでは今回みた10つのメタトレンド候補のインパクトと確度をマトリックスにしてみました。(あくまで私の感覚)

トレンドインパクト確度初期費用日本の障壁
ロボティクス安全基準・現場適合
量子&PQCレガシー互換
エージェント化監査ログ設計
個人AI端末更新・同意
エッジAIMDM/更新負債
空間コンピューティング3D人材不足
合成データ権利処理・妥当性
バイオ×AI規制・臨床
プライバシーテック/DID相互運用
AI省電力・電化設置・系統容量

なお、それぞれの分野の銘柄はたくさんありますし、どの銘柄があたるのかの確度が低いため紹介しません。

幸い、ChatGPTなど生成AIでそのあたりの分析は容易ですからいろいろ試して見ましょう。

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まとめ

今回は「生成AIの次に来るメタトレンド10選|第二のNVIDIA、フジクラをゲットしよう」と題してメタトレンドについてみてきました。

株価などの動きを予想するのはとても難しいです。

しかし、大きな流れを予想するのはそれほど難しくないんですよ。

メタトレンド投資検討してみましょう。

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