またまたIPOの新情報(上場承認)が出ました。
最近はメルカリからいい流れなのか上場承認ラッシュです。
エーアイと同日上場となりますね。
久々の上場ラッシュで資金の分散が心配ですが(笑)
今度は6月27日に東証マザーズ上場に上場するプロパティデータバンクです。
今回はプロパティデータバンクについて見ていきましょう。
プロパティデータバンクが6月27日に上場決定
主幹事は三菱UFJモルガン・スタンレー証券で東証マザーズ上場です。
三菱UFJモルガン・スタンレー証券単独としては久々の主幹事かもしれません。
事業内容は不動産・施設等の運用管理に関するクラウドサービスの提供となっています。
【事業内容】不動産・施設等の運用管理に関するクラウドサービスの提供
【主幹事】 三菱UFJモルガン・スタンレー証券
【幹事】 SMBC日興証券、SBI証券、みずほ証券、極東証券
【仮条件】6月7日
【申込み期間(BB)】6月11日~6月15日
【上場日】 6月27日
【公募株式数】 公募210,000株 売り出し168,000株
【OA】56,700株
【想定価格】1,660円
【吸収価格】7.21億円
【時価総額】31.3億円
【資金用途】客の保有する不動産・施設の運用管理の支援を目的とした不動産・施設管理のための統合資産管理クラウドサービス「@プロパティ」に関連するソフトウェア開発資金に充当する予定
6月11日BBが開始されます。
プロパティデータバンクのビジネスについて
プロパティデータバンクは2000年に設立した資産・施設・不動産の運用管理に関するクラウドサービス事業を提供する会社です。
取引先を見ると清水建設、オリックス、日本生命など大手との取引が多いようです。
事業内容を具体的に見ると
クラウドサービス
インターネットを活用し、統合的に資産を管理するクラウドサービスを提供しています。さまざまな業種の一般企業のほか、投資ファンド、アセットマネジメント会社、プロパティマネジメント会社、ビル管理会社などの資産管理業務を支援しています。クラウドサービスに関連して、サポートセンターを中心としたお客様支援サービスや教育・導入支援サービスを提供しています。また、お客様ごとに業務コンサルティングや提供機能のカスタマイズを実施しています。
パッケージソフト販売
クラウドサービスで培ったソフトウェアのノウハウやWEB技術を活用したパッケージソフトの販売も大手法人を対象に実施しています。これにより法人や法人グループごとの不動産や施設情報に関するデータセンターの構築が可能となります。特に、官公庁、自治体を対象に開発した「@プロパティ公共エディション」は東京都庁や国土交通省など有数の公的法人に採用されています。パッケージソフトの販売に際しては、必要に応じてお客様ごとのカスタマイズや関連コンサルティングを実施しています。
となっていますね。
具体的には不動産管理のトータルサポートするクラウドサービス(日本生命等が導入)
特定業種・用途向けのクラウドサービスなどを提供しています。
また、個人的に面白いと思ったのが最近流行りのBCP(事業継続計画)のクラウドも提供していることですね。
プロパティデータバンクの業績について
プロパティデータバンクの売上げは大きく伸びてはいません。
2014年11.5%プラス、2015年8.1%マイナス、2016年9.6%プラス、2017年4.3%マイナスとプラスとマイナスを交互に計上するなど安定していない感があります。
利益の方も同様の感じで大きく伸びたと思ったら次マイナスだったりで安定感が余りない感じですね。
お世辞にも業績は良いとは言えません。
今後の展開も含めて財務分析をしてみないとわかりませんが・・・
プロパティデータバンクの株主について
プロパティデータバンクの株主を見ていきましょう。
筆頭株主は取引先の清水建設です。2位の株主も取引先のケン・コーポレーションとなっています。
このあたりは安定株主でしょうから問題ないでしょう
気になるのがベンチャーキャピュタルの持ち分です。
ロックアップはかかっていますが半数だけで90日or1.5倍となっています。
半数ってのがちょっときになりますね。
あとの株主はロックアップ180日となっていますので上場時に気にする必要はありません。
行使可能なストックオプションはありますが、少量のため余り気にする必要はないかも
プロパティデータバンクの当選のための攻略法
IPOを当選したいなら主幹事から申し込むのは定石ですね。
メルカリと比較するとかなり株数が違いますのでなかなか当選確率は低そうです。
そのためまずは主幹事の三菱UFJモルガン・スタンレー証券で申し込むのは必須でしょう。
また、他の幹事も大手を中心にIPOに力をいれているところが多いですので全部申し込むのは当然でしょう。
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