昨年までのビットコインを代表とする仮想通貨の盛り上がりとは雰囲気が一変し下げ相場の様相が続いていますね。
そのため昨年高値でビットコインなどを買った方は塩漬けしている方も多いかもしれません。
そんな方におすすめなのが貸仮想通貨(仮想通貨レンディング)です。
今回は貸仮想通貨についてみていきたいと思います。
貸仮想通貨とは
貸仮想通貨とは株の貸株と同じような仕組みです。
簡単に言えば自分が保有するビットコインなどの仮想通貨を取引所などに貸し出すことで、貸し出した仮想通貨の数量に応じた貸借料がもらえます。
取引所などが仮想通貨を借りてどうするのか?と疑問に思われる方もお見えかもしれませんね。
取引所は借りた仮想通貨を空売りをしたい人に貸すのです。
空売りとは持っていない仮想通貨を売り、安くなったときに買い戻して精算する取引のことで下がれば下がるほど儲かる手法です。
そのため現在のような下げ相場のときに人気となるのです。
そのため現在この貸仮想通貨が盛り上がっているようです。
貸仮想通貨を始めるには
貸仮想通貨をはじめるにはまず、ビットコインなどの仮想通貨を持っている必要があります。
もちろん新しく買ってもOKです。
また、貸仮想通貨ができる取引所に口座を開設する必要があります。
現在、日本で貸仮想通貨ができるのはcoincheck、GMOコイン、bitbankの3社の取引所だけです。
ただし、そのうちcoincheckはNEMの流出事件の影響もあり新規取扱を中止中です、
また、もう1社のGMOコインは10BTC以上が対象ということでなかなかハードルが高いのが現状です。
そのため今から貸仮想通貨を始めるならbitbank一択かな。
貸仮想通貨ができる取引所比較
もうすこし詳しく取引所を比較して見ましょう。
対応している仮想通貨種類
まずは対応している仮想通貨の種類です。
coincheckが一番多いですが、新規取扱を中止中です。
coincheck
ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、リップル(XRP)などcoincheckで取扱をしているすべての仮想通貨が対象。
GMOコイン
ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、ビットコインキャッシュ(BCH)、ライトコイン(LTC)、リップル(XRP)
bitbank
ビットコイン(BTC)のみ
最小単位
GMOコインは10BTC(ビットコイン)以上とちょっとハードルが高めですね。
coincheck
現在預け入れ不可
GMOコイン
10BTC以上
bitbank
1BTC以上
利率
利率はどこも似た感じです。
コインチェックは長期(1年)なら年利5%、ビットバンクも10BTCからは年利5%となっており、GMOコインと同等になります。
5%の利率は他の投資と比べて もかなり魅力的ですよね。
もちろん仮想通貨は価格がかなり上下しますので日本円でいくら儲かるかというのは読めないところが大きいですけどね。
coincheck
年利1~5%
30日間: 年率2%
90日間: 年率3%
365日間: 年率5%
GMOコイン
bitbank
1~5BTC未満:年利3%
5~10BTC未満:年利4%
10BTC~:年利5%
どれくらい増えるのか。
たとえばビットコインを10BTCを一年間貸し付けたとします。
年利率は5%ですので1年貸せば0.5BTCがもらえるってことです。
多いと思うか少ないと思うかは人それぞれだと思いますが塩漬けで長期保有しているならば選択肢としてありですね。
貸仮想通貨のリスク
それでは貸仮想通貨にリスクはないのでしょうか?
実はリスクもあります。
coincheckが「貸仮想通貨サービスのリスク」をまとめてくれていますのでそれを元に見ていきましょう。
貸付非承認リスク
中途解約・中途売却不可リスク
仮想通貨の中途返還リスク
分別管理の対象とならないリスク
仮想通貨の価格変動リスク
当社の信用リスク
まず信用リスクはその取引所が潰れてしまう(破綻)リスクです。
もし、取引所が潰れてしまえ貸し付けた仮想通貨の全部又は一部が返還されないない可能性があります。
貸付非承認リスク
貸付非承認リスクはそもそも審査の結果始められないという可能性です。
そもそも始めることができないかもしれないってことですね。
これはリスクというほどのことはないかもしれませんね。
中途解約・中途売却不可リスク
中途解約・中途売却不可リスクは途中でお金が必要になっても解約できないということです。
これは他のサービスでも同様ですよね。
ある程度余剰資金で行うべきでしょうね。
塩漬けとなっている仮想通貨ならまったく問題ない話ではあります。
仮想通貨の中途返還リスク
仮想通貨の中途返還リスクは取引所側の都合で、契約期間に応じた利用料を支払って、いつでもお客様へ仮想通貨を中途返還することができるようになっています。
そのため当初予定していた利用料を受取れないリスクがあるということです。
これもリスクとしてはそこまで考えなくてもよいかもしれません。
分別管理の対象とならないリスク
これはちょっと怖いところですが貸仮想通貨は分別管理の対象とならないそうです。
分別管理とは顧客資産と証券会社の資産を区分して保管する義務のことです。
それがないってのは少し怖いですね。
この辺りは法も含めて整備してほしい所であります。
仮想通貨の価格変動リスク
最後は仮想通貨の価格が変動するためいくら受け取れるのかはわからないってことです。
これも塩漬けとなっている仮想通貨ならまったく問題ない話ではあります。
受け取るのもその仮想通貨で受取ることになりますしね。
ただし、新規で仮想通貨を買って始める場合には、貸している間は基本的に売買できませんので変動が大きい仮想通貨は怖いかもしれませんね。
もちろん上がることもあるのですが・・・
まとめ
今回はビットコインなどの仮想通貨を塩漬けしている方向けに貸仮想通貨のお話を見てきました。
今から始めるならコインチェックあたりがおすすめですね。
塩漬けしている仮想通貨があるならそれを有効活用できる貸仮想通貨を検討してみてはいかがでしょうか?
そのまま塩漬けしておいても何も生まれませんでしね。
読んでいただきありがとうございました。
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