これから株式投資などの投資を始めようとする方ははじめの一歩踏み出すのに勇気がいりますよね。
そんな方に是非オススメしたいのが株式投資などの投資をテーマとした映画やドラマを見ることです。
私も実は今回ご紹介する作品が投資の世界に足を踏み入れるきっかけとなったんですよ。
私はそんな経緯もあり投資に関する多くの作品を見ていますが、今回はその中でも特に投資初心者やこれから始める方に見てほしいおすすめの作品を5つご紹介します。
私が投資をするきっかけとなった「ビックマネー」
まずは私が最もおすすめする作品です。
2004年に放映されたTOKIOの長瀬智也さん主演の株式投資を舞台にしたドラマ「ビックマネー」です。
当時ネットで株式投資ができるようになり、そんな時代背景もあってドラマ化されました。
日本のドラマで株を取り扱うものってほとんどなかったので結構衝撃出来でしたね。
原作の作者は池袋ウエストゲートパークシリーズで有名な石田衣良さん。
原作の「波のうえの魔術師」もドラマとは多少違いますが、こちらも面白いのでおすすめですよ。
伝説の相場師と元フリーターが銀行と戦う
簡単なあらすじをご紹介しましょう。
このドラマの主人公は白戸則道(長瀬智也さん)というフリーターです。
就職活動に失敗してパチンコで生計を立てていました。
パチンコの収支を細かく付けているところやカネへの執着のなさを伝説の相場師と呼ばれる小塚泰平(植木等さん)に見出されて株の世界に。
そして紆余曲折の結果「白戸則道」は一流の相場師として独り立ちします。
その後、相続保険という銀行が儲けるだけのための商品を売ったメガバンクの「まつば銀行」を相手に「白戸則道」と「小塚泰平」は緻密な作戦を立てて株の世界で勝負していくという話です。
一言で言えば「伝説の相場師と元フリーターが銀行と株の世界を舞台に戦う」話です。
ちなみにこの相続保険は架空のものですが、モデルは実際にあり「変額保険」といって大きな社会問題になった商品です。
株の注文が証券会社の窓口や電話だったり、値動きの制限がなかったり、総会屋がでてきたりと現在の株の世界と多少違う点もありますが、株式投資に興味がある方は楽しめる内容でしょう。
また、原作を書いた石田衣良さん自身が株で生計を立ててた時期があるらしく、株の値動きの描写がかなりリアルです。
小塚泰平が白戸則道を育てる過程で発せされる格言なども実際に通用する話が多く株初心者の方の参考になるはずです。
ストーリーも最後までハラハラドキドキの展開でかなり良質ですね。
ネタバレを聞いてると面白くないでしょうから詳細には書きませんが、銀行との戦いは半沢直樹に通じるところがあり、半沢直樹がおもしろいと思える方はハマれるでしょう。
また、エリート銀行員役の原田泰造さん(ネプチューン)、長谷川京子さん、総会屋役の小日向文世さん、松重豊さん(孤独のグルメの主人公)など配役も今から考えるとかなり豪華な作品となっています。
ビックマネーを見るにはDVDを購入
ビックマネーは残念ながら動画配信サイトなどでは取り扱いがありません。またDVDレンタルもやってない模様。
しかし、DVDボックスは発売されています。
見るためにはそちらを購入するしか方法がないようです。
ちなみに私はDVDボックス持っていてたまに無性に見たくなりますね。
リーマンショックを舞台「マネー・ショート」
次は2016年(アメリカでは2015年)に公開されたリーマンショックの時代を舞台にした「マネー・ショート」をご紹介しましょう。
比較的最近の映画ですね。
数々の映画賞を受賞していますのでご存知の方も多いかもしれません。
なお、原作はノンフィクションの「世紀の空売り 世界経済の破綻に賭けた男たち」です。
リーマンショックで大儲けをした男たち
簡単なあらすじをご紹介しましょう。
サブプライムローンの問題にいち早く気づいたトレーダーがいました。
しかし、それを訴えてもだれにも相手にされません。
そこでタイトルの通り、ショート(空売り)でウォール街と戦う計画を立てるのです。
つまり、簡単にいうと「リーマンショックで大儲けした男たちの話」です。
こちらもネタバレになりますから詳しくは書きませんが、リーマンショックの結末を知っていても面白いストーリーとなっています。
マネー・ショートを見るならNETFLIXかアマゾン
マネー・ショートはネットフィリックスで配信しています。
NETFLIXを契約している方はそちらで見ましょう。
また、NETFLIXを契約していない方はアマゾンでもレンタル視聴が可能となっています。
ブラックマンデー後を舞台「ウルフ・オブ・ウォールストリート」
次は2013年に公開された映画の「ウルフ・オブ・ウォールストリート」です。
主演はレオナルド・ディカプリオ。
今回ご紹介した他の作品と比較するとコメディ色が強い作品となっています。
なお、原作は「ウォール街狂乱日記」です。
貯金ゼロから年収49億円
この作品は簡単に言えばブラックマンデーで株が暴落して仕事を失った証券マンが巧みなセールストークでクズ株を売ったりしながら成り上がっていく話です。
この作品の日本語でのキャッチコピーは「貯金ゼロから年収49億円」でした。
かなり痛快な成り上がりサクセスストーリーとなっています。
この作品は単純なサクセスストーリーではなくこの主人公にはドラック依存などかなり闇の部分もあるんですよ。
ネタバレすると面白くないので詳しくは書きませんが、これがノンフィクションなんですからアメリカはすごいですね。
ただし、「ウルフ・オブ・ウォールストリート」かなりコメディ色が強いので好みは分かれると思います。
また、株式投資についてもそれほど深くはありませんが、気楽に見る分にはおもしろいと思います。
ウルフ・オブ・ウォールストリートはU-NEXTかアマゾンレンタル
ウルフ・オブ・ウォールストリートはU-NEXTなど一部の動画配信サイトで提供されています。ただし、NETFLIXやHULUなど大手では取り扱いが無いようです。
また、マネー・ショートと同じくアマゾンでもレンタル視聴が可能となっています。
バブル崩壊後が舞台「金融腐蝕列島 呪縛」
次は日本の映画「金融腐蝕列島 呪縛」です。
バブル崩壊後の金融業界や金融制度の崩壊を描いた作品で旧第一勧業銀行(みずほ銀行の前身)の総会屋利益供与事件をベースとなっています。
主演は役所広司さん
原作は高杉良さんの「金融腐蝕列島Ⅱ 呪縛」です。
ちなみに金融腐蝕列島は他にもシリーズ化されており、この作品が気に入る方は読むのをおすすめします。
呪縛が解けなかった
タイトルになっている呪縛という言葉は実は有名な会見から取られたものです。
第一勧業銀行の頭取が「呪縛が解けなかった。」と述べたことに由来します。
当時の時代背景を知らない方ならばこんな時代があったんだ・・・という新しい発見があるでしょう。
ぜひバブルやバブル崩壊後をあまり知らない若い方に見ていただきたい作品ですね。
金融腐蝕列島 呪縛を見るならU-NETXかアマゾンレンタル
金融腐蝕列島 呪縛は定額見放題の対象となっている動画配信サイトU-NEXTのみでした。
また、他と同様アマゾンのレンタルでなら見ることが可能となっています。
ドラマ化2回、映画化1回「ハゲタカ」
次も日本の作品「ハゲタカ」です。
こちらは純粋な株式投資の話というよりも外資系ファンド(ハゲタカファンド)と日本企業の戦いを描いた作品。
NHKとテレビ朝日系で2度描かれています。NHKの方は映画化もされています。
NHK版は大森南朋さん、テレビ朝日版は綾野剛さんが主演となっています。
私はすべてみましたがNHKのドラマ版が好きかな。
好みが分かれると思いますが・・・
原作は真山仁さんの同名作品「ハゲタカ」です。
村上ファンドやライブドアの話がすきなら
この作品は企業のM&Aを舞台とした話となっており、純粋な株式投資の話ではありません。
しかし、バブル崩壊後のハゲタカファンドとの戦いは株式投資が好きな方には楽しめるでしょう。
村上ファンド、ライブドアが大きな話題をさらっていたころのイメージですね。
最近も大戸屋を巡っての敵対的TOBが話題になっていますが、ホワイトナイトとかゴールデンパラシュート、ポイズンピル、プロキシーファイトなんて言葉に反応する方はぜひみましょう(笑)
(全部企業買収やその防衛策に絡んだ言葉です。)
ハゲタカを見るならアマゾンプライム
ハゲタカを見るならアマゾンプライムがおすすめですね。
NHKドラマ、映画、テレビ朝日版ドラマとも見ることができます。
まとめ
今回は「株式投資初心者は必ず見ておきたい投資がテーマの映画・ドラマ5選」と題して株や投資に絡んだ映画やドラマをご紹介してきました。
フィクション、ノンフィクション両方ありますがこれらの作品を見ることで株の世界の雰囲気を感じることはできるでしょう。
特に株式投資の初心者の方にはぜひ一度見ていただきたいですね。
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