過去最大の新規株式公開(IPO)【ソフトバンク】が12月19日に上場決定。気になるのは配当性向の高さ

このサイトでも下記記事を始め今か今かとなんども続報をお伝えしてきましたソフトバンクグループ傘下の携帯電話事業を営む【ソフトバンク】の新規株式公開(IPO)が正式に承認されました。

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ソフトバンク新規上場(IPO)

想定価格の時点ですでに吸収価格が2兆6千億円と過去最大規模の新規株式公開(IPO)となります。

今回はソフトバンクのIPOについて見ていきましょう

ソフトバンクが12月19日に上場決定


主幹事はSBI証券、野村証券、大和証券、SMBC日興証券、みずほ証券、三菱UFJモルガン・スタンレー証券の6社です。これだけの規模になると大手は当然のことながら入ってきますね。事前の報道に出ていなくて意外なのがSBI証券ですね。

事業内容は移動/固定通信事業及びICTソリューションの提供となっています。皆さんご存知携帯電話会社のソフトバンクの通信部門となります。

【事業内容】移動/固定通信事業及びICTソリューションの提供
【主幹事】SBI証券、野村証券、大和証券、SMBC日興証券、みずほ証券、三菱UFJモルガン・スタンレー証券
【幹事】 松井証券、マネックス証券、岡三証券、岩井コスモ証券、東海東京証券、岩井コスモ証券、水戸証券、あかつき証券、西日本シティTT証券
【その他】カブドットコム証券、岡三オンライン証券
【仮条件】11月30日
【申込み期間(BB)】12月3日~12月7日
【上場日】 12月19日
【公募株式数】 公募0株 売り出し1,603,693,700株
【OA】160,369,400株
【想定価格】1,500円
【吸収価格】2兆6460億円
【時価総額】7兆1807億円
【資金用途】全数売出(売出元:ソフトバンクグループジャパン)

12月3日BBが開始されます。


ソフトバンクのビジネスについて

ソフトバンクは移動通信サービスの提供、携帯端末の販売、固定通信サービスの提供、インターネット接続サービスの提供を提供しています。みなさんご存知の携帯電話3大キャリアの一つとなります。

経営理念

情報革命で人々を幸せに

ソフトバンクグループは、創業以来一貫して、情報革命を通じた人類と社会への貢献を推進してきました。

人々にとって幸せとは何か。

「愛し愛されること」「日々生きていること」「自己実現」「笑顔」、多くの答えがあると思いますが、幸せとは、感動することと同義であると考えます。ソフトバンクグループが、何のために事業をしているのか、何を成したいのかといえば、一人でも多くの人に喜びや感動を伝えたい、ということに尽きます。われわれの創業以来の志が、この理念に凝縮されているのです。

コンピューターのパフォーマンスが飛躍的に増大し、超知性のコンピューターすら使いこなせる、今後人類が迎えるそうした情報のビッグバン「情報革命」の無限のパワーを、人々の幸福のために正しく発展させていくこと。今後もこの志を原動力に、ソフトバンクグループは成長を続けていきます。

ビジョン

ソフトバンクグループは、情報革命で人々の幸せに貢献し、「世界の人々から最も必要とされる企業グループ」を目指しています。このビジョンの実現に向けて、時代に必要とされる最先端のテクノロジーと最も優れたビジネスモデルを用いて、情報革命を推進していきます。

バリュー

300年成長し続けるソフトバンクグループのDNA。それは、ソフトバンクバリュー「努力って、楽しい。」です。その中でも、特に大切にしたいバリューとして、「No.1」「挑戦」「逆算」「スピード」「執念」という行動指針を掲げています。

社内スローガン

「Smart & Fun!」

働き方改革推進の一環として、社員が最適な働き方で組織と個人の生産性を最大化することを目的に、働き方に関するスローガンとして「Smart & Fun!」を掲げています。
このスローガンの下、ITやAI(人工知能)を活用した新しい働き方を実践し、全社員がスマートに楽しく仕事をすることで、イノベーティブでクリエイティブな企業として成長し続けることを目指します。

ソフトバンクの業績

ソフトバンクの業績は売上が年々右肩あがりとなっています。対して営業利益や当期利益は直近でちょっと落ち込みがありますね。

また、最近は総務省の圧力で携帯電話料金の引き下げ要求があるのがちょっと気になる所。ドコモはすでに携帯電話料金の引き下げを発表していますからソフトバンクも追随することは確実でしょう。そうなった場合の利益の落ち込みがどれくらいになるのかポイントになりそうです。

回次

国際会計基準

第30期

第31期

第32期

決算年月

2016年3月

2017年3月

2018年3月

売上高

(百万円)

3,410,595

3,483,056

3,547,035

営業利益

(百万円)

644,046

678,659

641,935

税引前利益

(百万円)

607,387

636,555

601,315

親会社の所有者に帰属する純利益

(百万円)

399,520

441,189

412,699

親会社の所有者に帰属する包括利益

(百万円)

391,418

440,368

418,527

親会社の所有者に帰属する持分

(百万円)

1,508,396

1,538,814

718,134

資産合計

(百万円)

4,767,075

4,691,048

5,151,485

1株当たり親会社所有者帰属持分

(円)

367.63

375.05

155.75

親会社の所有者に帰属する
基本的1株当たり純利益

(円)

97.37

107.53

100.55

親会社の所有者に帰属する
希薄化後1株当たり純利益

(円)

親会社所有者帰属持分比率

(%)

31.6

32.8

13.9

親会社所有者帰属持分純利益率

(%)

19.1

29.0

36.6

株価収益率

(倍)

営業活動によるキャッシュ・フロー

(百万円)

772,914

890,844

724,222

投資活動によるキャッシュ・フロー

(百万円)

333,105

△440,152

△629,375

財務活動によるキャッシュ・フロー

(百万円)

△1,108,274

△533,135

△54,454

現金及び現金同等物の期末残高

(百万円)

132,178

49,735

90,128

従業員数

(名)

19,885

20,033

20,220

(5,554)

(5,655)

(5,669)

ちょっと気になるのが配当性向

今回のソフトバンク配当予定が多いことが注目されています。

しかし、ちょっと気になるのが配当性向の高さです。配当性向とは利益のうちどれだけを配当に回すかってことで今回のソフトバンクはかなり高い水準にあります。このあたりは同じく配当の多い日本タバコ産業(JT)と同じですね。

配当性向が高いと出る弊害についてはこちらを御覧ください。

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詳しくは下記の記事をご覧ください。

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ソフトバンクの株主の大半はソフトバンクグループとなります。そのうちの一部が今回売り出される形となります。また、ソフトバンクグループはロックアップ180日となります。他の株主はほんとうに少ないですから上場時の売出しはほとんど気にしなくてもよいでしょう。ストッオプションもあるにはありますがそれほど気にしなくても良いレベルでしょう。

そのため上場時に株を買った人の売出しが初値を決める形となりますね。かなり規模ですから買い手がどれだけいるのかで初値が決まりそうです。

ソフトバンク当選のための攻略法

今回のソフトバンクは過去最大規模の新規株式公開(IPO)です。そのため株の入手はそれほど難しくないと予想されます。そのため何枚手に入れられるかがポイントになりますね。

特に主幹事がたくさんいますからここに応募は当然必須ですね。他の当選のためのポイントは下記の記事を御覧ください。

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