毎年、5月6月は支払いが多い月ですね。
自動車税、住民税、健康保険などの請求書が一気に到着するからです。
今回はそんな2023年の支払いのうち、「国民健康保険料」のお得な支払い方法を解説します。
キャッシュレス決済が台頭したこともあり昨年までとかなり違ったお得な支払い方法となってきているんですよ。
なお、こちらの記事のYou Tube版はこちらからご覧いただけます。
国民健康保険はなぜ高い?
国民健康保険とは自営業、フリーランスの方や社会保険に加入していない会社に勤める労働者、無職の方などが加入する健康保険です。
サラリーマンの方やその扶養の方が加入している健康保険は、会社により組合健保だったり協会けんぽ(全国健康保険協会)だったりしますがそれとはすこし扱いが違います。なぜ国民健康保険は高いのか?
健康保険の種類やその違いにについて詳しくはこちらの記事をご覧ください。
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私も会社員から自営業者になった口ですが、かなり国民健康保険の高さに驚きました。
この理由は大きく分けて2つあります。
会社の負担がなくなるため
まず、国民健康保険を高いと感じる一番大きい原因となるのがサラリーマンの方などが加入する組合健保や協会けんぽは会社負担が半分あるのに対して国民健康保険はそれがないことでしょう。
ちなみに会社によっては半分より多く負担してくれているところもあります。
たとえばトヨタなどは6割超が会社負担です。
つまり、会社勤めのころは半額以下しか払っていなかったのです。
そのため体感的に高く感じてしまう点が一番大きいと思われます。
加入者層の違い
体感だけでなく実際に国民健康保険を金額も大きいのですがその理由としてあげられるのが加入者層の違いです。
会社員の入る組合健保だったり、協会けんぽは基本的に加入者は会社員の方及びその扶養者です。
つまり、ある程度収入のある方がほとんどです。
対して国民健康保険の加入者は「自営業」、「社会保険に加入していない事業所に勤務する労働者」、「無職」、「高齢者」となります。
無職の方や高齢者の方が多いため相対的に見ると所得が少ない方や所得のない方が多いのです
また、高齢者の場合には医療費が掛かる金額が多くなります。
そのため財政面が組合健保や協会けんぽと比べるとあまり良くなく自営業者など所得がある人の負担が大きくなってしまうのです。
国民健康保険料のお得な支払い方法
国民健康保険の支払いといえば銀行口座引き落としが一般的です。
しかし、納付書払いにすることで少しお得に払えるケースがあるのです。
ただし、住んでいる自治体によっては対応できないケースもありますが・・・
本命は楽天Pay(請求書払い)
最近改悪続きだった楽天経済圏でしたが、最近はクレカ積立の還元率を少し戻したり、少し改善の方向も見てきています。
そんな楽天の改善で大きいのが、楽天Payが地方税統一QRコード(eL-QR)に対応して税金や公共料金の支払い(請求書払い)が4月17日からできるようになりました。
楽天ペイ(請求書払い)とは税金や公共料金などの請求書から、バーコードやQRコードを読み込むことで、支払いができるサービスです。
利用者は公共料金などを自宅にいながら24時間いつでも支払いができ、支払いのためにコンビニや銀行などへ外出したり、現金を引き出したりする時間や手間を省くことができますので大きなメリットがあります。
PayPayやauPayなど多くのキャッシュレス決済が対応していたのですが、楽天ペイは今まで対応してなかったんですよ。
PayPayやauPayは改悪してポイントが付かなくなってしまいましたが、楽天Payは「楽天カード」から「楽天キャッシュ」へチャージをすると0.5%の「楽天ポイント」が還元されるため、現金で支払うより0.5%お得になります。
楽天カードでの公共料金等の支払いは0.2%しか還元されなくなっていますので、楽天Payで支払った方がお得ですね。
さらに「税金・公共料金のお支払いは楽天ペイで!抽選で全額還元、はずれても全員もれなく最大1%還元」キャンペーンが実施されています。
ですから2023年は最大1%の還元が受けられますのでさらにお得ですね。
詳しくはこちらを御覧ください。
YAHOO公金払い
※追記:2022年4月からYAHOO公金払いは多くの自治体で使えなくなっているようです。
まずはメジャーな「YAHOO公金払い」から見ていきましょう。
名前の通りヤフージャパンのサービスで税金なんかを支払うことができます。
自治体により支払える税金が異なります。・・
なお、YAHOO公金払いで税金等をクレジットカードで支払うと決済手数料が取られます。
決済手数料は自治体によって異なりますが、多くは330円(税込)ですね。
しかし、クレジットカードで支払うとポイントの付きますので国民保険の金額やクレジットカードのポイント還元率によっては多少お得に支払うことが可能となっています。
例えば5万円の国民健康保険料で還元率が1.20%と高いリクルートカードなどなら600ポイント付きますから、330円払っても少しお得に支払えるのです。
PayPay
次はPayPayです。
やり方は簡単。
これだけで支払いが完了します。
コンビニや銀行などに出向かなくても納付書のバーコードをスマホで読み取って手続きすれば支払いが完了してしまうのです。
かなり便利ですね。
ただし、お得度はかなり落ちてしまいました。
もともとPayPayは請求書払いでお得度がかなり高かったのですが、2022年4月からポイント還元がなくなってしまったのです。
利便性は良いのでポイントは要らない。利便性だけあれば・・・って方は利用しても良いかもしれません。
詳しくはこちらの記事を御覧ください。
LINEPay
LINEpayもPayPayと同様に請求書払いが利用できるようになりました。
こちらはほぼ仕組みはPayPayの請求書払いと同じですね。
LINE Pay残高での支払いではポイントは付きませんが、チャージ&Payという機能を使うと対応クレジットカードを連携してチャージ不要で利用でき、ポイント還元を受けることができます。
対象となるクレジットカードは三井住友カードが発行するVisaブランドのクレジットカードに限定されますが、0.5%の還元となります。
ただし、税金/保険において、1回あたりの支払につき5万円を超える分はポイント還元の対象外となります。
私もSBI証券のクレカ積立用に三井住友カード ゴールド(NL)の修行をしていましたのでありがたい話です。
ただし、まだまだ利用できる自治体はあまり多くはありません。少しずつは増えていますが・・・
ちなみに私が住んでいる自治体は他の税金等は払えますが、国民健康保険料は対象外でしたね。
au Pay請求書払い
次はau Payの請求書払い。
※2023年4月1日より、加算対象外となりましたのでお得度はなくなりました。
ほぼ仕組みはPayPayやLINE Payの請求書払いと同じですね。
auカブコム証券のクレカ積立に備えてauPayカード作ったばかりだったので期待したんですけどね。
nanaco+セブンイレブン
次はセブンイレブンで利用できるnanacoです。
nanacoは2020年末から一部の収納代行払の利用ができなくなりましたが、国民健康保険料はまだ可能なようです。
nanaco自体は国民健康保険料を支払ってもポイントが付きませんが、チャージするときにポイントが付きますので少しお得に利用できるのです。
例えばリクルートカードならば1.2%のポイントが付きます。
ただし、これら支払いに使うにはnanacoはチャージの上限が5万円(1回目3万)と低いですから国民健康保険料の金額によっては利用できませんのでお気をつけください。
PayB(ペイビー)
もう一つがPayB(ペイビー)というサービスを使う方法です。
PayBはPayPayなどと同じくバーコードから読み込んで連携した銀行からお金を引き落としができるサービスです。
ポイントは付きませんが、利便性は高いサービスですね。
また、対応している自治体も多いのが魅力となっています。
・お金が管理しやすい
ペイジー
PayBと似た名前のペイジーというのもあります。
こちらはバーコードを読み取るわけではありませんが、納付書に記載されている「収納機関番号」「納付番号」「確認番号」「納付区分」という4つの番号を入力することでインターネットバンキングやATMから支払うことができる仕組みです。
ペイジーもポイントは付きませんが、手数料等は掛からず簡単に払えますから利便性は高いサービスですね
こちらも対応している自治体は多いですね。
なお、ペイジーはキャンペーン中でペイジーで支払うと10,000円が1,000名にあたります。
当たれば最も還元率が高くなりますね笑
まとめ
今回は「国民健康保険料のお得な支払い方法を解説」と題して国民健康保険料をお得に支払う方法を見てきました。
劇的にお得になる方法ではありませんが、どうせ支払わなければならないものですから少しでもお得にご利用くださいね。
また、自治体によっては自動車税、住民税、健康保険の納税猶予の特例があったり、住民税の減免制度、健康保険の減免制度があったりするので新型コロナウィルスの関係で所得が大きく減った方はそれらもうまく使いたいところですね。
また、そもそもの国民健康保険料を少しでも安くしたいと考えている方はこちらの記事も合わせて御覧ください、
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