2018年分(2019年申告)の確定申告も裏技?を使ってMACで電子申告(e-Tax)を行いました。

2019年2月18日から受付が始まる2018年分(2019年申告)の確定申告ですが電子申告(e-Tax)でフライング提出をしました。(フライングで提出を行うと初日受け付け)

還付のある方などは混む前に提出したほうが還付もかなり早いんですよ。

毎年のことながら私はMACを使っていますのでいろいろ苦労する場合があります。今回は2018年分(2019年申告)の確定申告の苦労したポイントを今後確定申告をする方のために纏めておきたいと思います。

参考になる方がいれば幸いです。

MACで電子申告(e-Tax)はなかなか高いハードル

私は例年確定申告を電子申告(e-Tax) で行っています。使っているパソコンはずっとMACです。

そのためこの手の手続きはかなり苦労するケースがほとんどなんですよね。

それでは今年の確定申告までの流れを見ていきましょう。

マイナンバーカードの暗証番号を3度間違えてロックされる

まず1つ目の苦労したポイントは先日も記事にしましたがマイナンバーカードの暗証番号を3度間違えてロックされてしまったことです。MACには関係ないところの苦労ですね(笑)

マイナンバーカードには署名用電子証明書、利用者証明用電子証明書、住民基本台帳事務用、券面事項入力補助用と暗証番号が4種類あります。また、e-Taxにも利用者識別番号、暗証番号、納税者確認番号と番号が3種類あるのです。

署名用電子証明書は5回間違えるとロック、その他は3回間違えるとロックされてしまいますのでしっかり管理しておかないと間違えてロックされてしまうのです。私は番号自体は管理していましたが、どの場面でどの番号を使うのかを管理していなかったために間違えてロックされてしまうという事になってしまいましたね。

ロック解除は市役所しかできませんので足を運ぶはめになってしまいました。2年前は市役所職員に騙されてe-Taxに間に合わないなんてこともありましたね・・・(市役所職員に知識がない人が多いので要注意。言われたことを鵜呑みにしないのが正解です)

詳しくはこちらの記事を御覧ください。

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マイナンバーカードの暗証番号のロック

マイナンバーカードを認識せずMACがフリーズ

2つ目の苦労したポイントはマイナンバーカードがMACでうまく認識がしなかった点です。

実は昨年もMACでマイナンバーカードが認識しなかったんですよね。。。ただし、MACで電子申告(e-Tax)は今年から最新版のOSであるMojaveが推奨環境になりましたので期待を少しは持てそうだったので今年もMACで申告をまずやってみました。

PC環境

ちなみに私のPCの環境は以下のとおりです。(普段Safariを使うことはありませんが・・・)

OS:macOS Mojave 10.14.2
ブラウザ:Safari 12.0.2

使っているICカードリーダーは下記のSCR3310-NTTComという機種です。MACに対応したICカードリーダーはかなり少ないんですよ。

推奨環境

国税庁の確定申告書作成コーナーに記載している推奨環境は以下のとおりです。

OS

Mac OS 10.11(El Capitan)
Mac OS 10.12(Sierra)
Mac OS 10.13(High Sierra)
Mac OS 10.14(Mojave)

多少バージョンが違いますが大丈夫な範囲かと・・・ちなみに国税庁の適応判定だと△判定でした。

ブラウザ

Safari 11.1
Safari 12.0

ちなみにe-Taxの使えるブラウザーはMACではSafariのみです。こちらも多少バージョンが違いますが大丈夫な範囲かと・・・こちらも国税庁の適応判定だと△判定でした。

今年から事前準備セットアップなどがかなり簡単になっています。Safari機能拡張をポチポチと有効にするだけで可能となっていました。これで期待は高まったのですが・・・

マイナンバーカードを使うとPCがフリーズしてしまう

確定申告書作成コーナーでマイナンバーカードを使って申請する方式の場合には、まず、初回に利用者識別番号と暗証番号をマイナンバーカードに紐づけをする必要があります。必要事項を入力して紐づけをするためにカードリーダーを接続しマイナンバーカードを入れます。あとは暗証番号を入力する画面になるはずですが、ここでMACがフリーズ。これを何回も繰り返しました。はじめはICカードリーダーの問題を疑い、ドライバーを入れ直してもだめ。。。国税庁からメッセージを見ることなどはMACでもマイナンバーカードで認証できましたのでICカードリーダーとの相性の問題ではなさそうです。住基カードのときはできてましたのでマイナンバーカードとICカードリーダーとそのページとMACの何かしらの相性な気がします。

他にもSafariの問題、ICカードリーダーの問題、e-Taxサイトの問題、Javaの問題などいろいろ考えられましたが、いろいろ入れ直しても駄目。。。国税庁のサイトの判定でOSとブラウザのバージョンが△判定であることもありますので、時間の無駄だと諦めて他の方法を選択することに。(昨年も同じ方法をとっています。)

ちなみに昨年はマイナンバーカードが税務署からのメッセージとのところを含めて全くe-Taxサイトで認識しませんでした。Mojaveが推奨でなかったためかな?今年は反応まではしましたね。フリーズしてしまうだけで・・・

パラレルスデスクトップで確定申告

MACはどうしてもこの手のものと相性が悪いです。社会保険や労働保険の申請などをするe-govなどははじめから使えません。そこでMAC使いではありますが、仮想でWindowsを動かせるパラレルスデスクトップというソフトを入れています。

こちらのソフトを使いMACの仮想上にWindows10を立ち上げて作業をすることにしました。パラレルスデスクトップを使うとMACのいちアプリのような感じでWindows10が使えるようになるのです。全画面にしてしまうとWindows10を使っているのとほとんど変わりません。

Windows10では一発でマイナンバーカードを認識。(そして前述のように暗証番号を3回間違えてロックされてしまうのですが・・)その後もすんなり入力、送信まで問題なくできましたね。無事に申告が完了しました。パラレルスデスクトップは本当に神です。つまり、Windowsを使えばe-Taxもそんなにハードルはないってことなんですよ。MACでまともに確定申告ができるときはくるのでしょうかね・・・。

ただし、Windows10でも大きな問題はあります。使えるブラウザがインターネットエクスプローラーだけなのです。シェア1位のChromeはもちろんマイクロソフトの標準ブラウザのEdgeもつかえません。マイクロソフト自身がすでにインターネットエクスプローラーは使うなって言ってるのに。。。(今年からマイナンバーカードが普及するまでの暫定的な措置として始まったID・パスワード方式ならばEdgeなど他のブラウザも使えるそうです)

私の確定申告の流れ

私の場合は確定申告までの流れはこんな感じでしています。

○日々の会計処理をマネーフォワードクラウドで行う。
マネーフォワードクラウドで決算書まで作る。(青色申告なので貸借対照表と損益計算書など)
○国税庁の確定申告書作成コーナーで決算書データ、控除などなどを入力
○電子申告

マネーフォワードクラウド(元MFクラウド)を使うと銀行口座を通しての取引やクレジットカードを使った取引などは基本的に自動で仕訳処理を行ってくれるのでかなり簡単ですからおすすめです。

ただし、MACの場合マネーフォワードクラウドから直接電子申告(e-Tax)が今の所できません。そのためマネーフォワード側で確定申告書を作成するのではなく、決算書まで作ったらそれを元に国税庁の確定申告書作成コーナーで入力するようにしています。また、消費税の申告も同様です。MACだけではありませんが、マネーフォワードで消費税の申告書を作ることは今の所できません。集計データはできますのでそれを元に国税庁の確定申告書作成コーナーで転記する形で処理しています。

ちなみにマネーフォワードのライバルであるfreeeはMACでの電子申告に対応したとうたっていますね。どこまで実際にできるのか気になるところです。ただし、今から乗り換えるのは面倒なのでよほどの違いがない限りマネーフォワードクラウドをそのまま使うと思いますが・・・

詳しくはこちらの記事を御覧ください。

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iDeCoや小規模企業共済について詳しくはこちらの記事を御覧ください。

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まとめ

今回は「2018年分(2019年申告)の確定申告も裏技?を使ってMACで電子申告(e-Tax)を行いました。」と題してMACを使っての電子申告(e-Tax)の話をみてきました。

もう少しMAC対応頑張ってほしいな・・・って思うところはあります。今日の記事はマイナンバーカードがうまく認識できなかった理由はよくわからず完全に日記レベルになってしまいましたが参考になる点があれば幸いです。

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