NISAをなんとなく始めたはいいけど、金融機関選びに失敗したな・・・って方も多いと思います。
銀行や証券会社によって取り扱いの商品も違いますし、ポイントサービスの有無、注文の柔軟性などいろいろな違いがあるからです。
そのため、あとから金融機関を変更したいなって考えている方も多いと思います。
しかし、通常の株取引や投資信託の取引と違い新しいNISAは非課税口座であるゆえに金融機関の変更が面倒なんですよ。
そんな方にオススメしたいのが10月に変更の申込みをすることです。
今回は新しいNISAの金融機関を変更する方法についてみていきます。
NISAの金融機関変更の手順を解説
NISA口座は一人一口座と決まっています。
また、年単位となっています。
そのため、2024年に一度でもNISAを利用した注文が成立すると、翌年まで金融機関を変更いただけません。
逆に言えばまだ売買が成立していない翌年部分ならば金融機関を変更することができるのです。
次年度のNISAの開設は10月から受け付けていますので、金融機関を変更するタイミングとして10月がオススメなのです。
新しいNISAの金融機関を変更するのは以下の手順となります。
(2)新しい金融機関から口座の申込書類を資料請求
(3)変更前の金融機関に「金融商品取引業者変更届出書」を提出
(4)変更前の金融機関から「勘定廃止通知書」が届く
(5)新しい金融機関に申込書類に「勘定廃止通知書」を添付して提出
(6)新しい金融機関及び税務署での審査完了口座開設完了
順番に見ていきましょう。
※提出する書類の名称や請求方法は金融機関によって微妙に異なることがあります。
変更前の金融機関から「金融商品取引業者変更届出書」を取り寄せる
まずは変更前の金融機関から「金融商品取引業者変更届出書」を取り寄せます。
取り寄せ方法は金融機関によりマチマチです。
ネット上で資料請求できる金融機関もあれば電話や来店のみ可のところもあります。
あまり変更してほしくないからなのかどこの金融機関もあまり具体的に「金融商品取引業者変更届出書」の取り寄せ方を書いていません(笑)
直接、金融機関にお尋ねするのが早いでしょう。
金融機関にもよりますが、通常、数日あればいただけます。
新しい金融機関から口座の申込書類を資料請求
次に新しい金融機関からつみたてNISAの申し込み書類を取り寄せます。
時間が掛かるケースがありますから早めにやっておきましょう。
新しい金融機関に総合口座を開設していなければまずは口座を開設しましょう。
すでにNISAを他社で利用中で金融機関の変更の場合には先に口座を開設しておく必要があります。
NISAのおすすめのSBI証券への変更ならば上記ページで口座開設を済ませてしまいましょう。口座開設後に申込画面から資料請求ができるようになります。
変更前の金融機関に「金融商品取引業者変更届出書」提出
届いた「金融商品取引業者変更届出書」に必要な事項を記載して返送します。
必要事項は以下のとおりです。
ご住所
ご氏名
生年月日
口座番号
ただし、金融機関側で把握しているご住所、生年月日、口座番号はあらかじめ記載をしてくれるところが多くなっています。
その場合は提出年月日とサインの意味だと思いますがご氏名を書けばOKです。
変更前の金融機関から「勘定廃止通知書」が届く
「金融商品取引業者変更届出書」を提出後、数日で「勘定廃止通知書」が届きます。
「勘定廃止通知書」は新しい金融機関に提出する必要がありますので大切に保管しておきましょう。
新しい金融機関に申込書類に「勘定廃止通知書」を添付して提出
「非課税適用確認書の交付申請書兼非課税口座開設届出書」などの必要書類に変更前の金融機関から受け取った「勘定廃止通知書」を添付して提出します。
1点だけご注意ください。
「非課税適用確認書の交付申請書兼非課税口座開設届出書」には「他の金融機関のNISA口座口座から変更する」欄がありますので忘れずにチェックしておきましょう。
新しい金融機関及び税務署での審査完了口座開設完了
今までの過程をこなせば後は待つだけです。
通常であれば2週間程度で口座開設完了の案内が届きます。
NISAの金融機関変更する場合の注意点
NISAの金融機関を変更する時にはいくつか注意点があります。
変更できる期間は決まっている
まず、NISAの金融機関が変更できる期間は決まっています。
その年のNISAは9月30日までに手続きを完了する必要があるのです。
逆に言えば10月1日以降の変更手続きならば翌年以降のNISAが変更になります。
10月中に手続きを行えばよほどのことがない限り来年のスタートから新しい金融機関で利用が可能です。
金融機関変更前に買い付けた投資信託などは移管できない。
NISAの金融機関変更前に買い付けた投資信託なども非課税期間内は非課税のまま保有できます。
ただし、それらの投資信託は変更前の金融機関から非課税のまま移管はできません。
その金融機関で保有し続けるか、売却するか、課税口座への移管することしかできません。
ですから複数の金融機関でつみたてNISAをやることになりますので少し面倒にはなりますね。
ただし、NISAの場合には基本は非課税期間の間は持ちっぱなしでしょうからそこまで気にする必要はないかもしれません。
まとめ
今回は「乗り換えるなら10月中がおすすめ。NISAで金融機関を変更する方法」と題してNISAで金融機関を変更する方法について見てきました。
NISAの金融機関変更を考えていた方は10月以降がおすすめですよ。
10月中に手続きを行えばよほどのことがない限り来年のスタートから新しい金融機関で利用が可能となります。
来年また買い付けてしまうと変更ができなくなります。
変更を考えている方は後悔しないよに今のうちに手続きしてしまいましょう。
新しいNISAに加入するなら2社が有力
新しいNISAは個人型確定拠出年金(iDeCo/イデコ)ほど証券会社の差はありません。
選ぶ際のポイントは取扱商品と注文の仕方です。その点を加味すると下記のSBI証券、楽天証券が有力となります。
SBI証券
SBI証券は商品ラインナップや注文の仕方などは一番優れていますので楽天カードを使っていない、使わない方には筆頭候補となるでしょう
SBI証券はなにより注文の自由度がかなり高いのがいいですね。
また、保有でのポイント付与やクレジットカードでの積立購入の選択肢が多いのも嬉しいですね。
利便性で考えるならSBI証券でしょう。
資料請求等はこちらから
SBI証券は商品ラインナップや注文の仕方などが優れています。
また、三井住友カードとの連携で投資信託購入でのポイントが貯まるのも嬉しい。
ネット証券開設するなら持っておきたい口座の筆頭でしょう。
楽天証券
楽天証券最大のメリットは楽天カードと楽天キャッシュでそれぞれNISAの投資信託等を購入できることです。
楽天カードや楽天キャッシュを利用することでポイントが付きますので他の証券会社には真似がしにくいかなりのストロングポイントとなっています。
楽天経済圏を利用しているなら楽天証券がおすすめですね。
資料請求等はこちらから
楽天証券はなによりも楽天カードや楽天キャッシュで投資信託を購入すると楽天ポイントが付くのが大きなメリットです。さらにSPU(楽天スーパーポイントアップ)の対象になり、さらに楽天市場での買い物でポイントがつきやすくなります。
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