総理大臣(自民党総裁)候補の本を読んでおくと株式投資に役立つかもしれない件

菅総理大臣が次の自民党総裁選に立候補しないことを表明しました。

自民党総裁にならないということは内閣総理大臣にならないことも決定ですからかなり大きな話です。

なお、今後の衆議院選挙で自民党と公明党で過半数を確保することになれば次の内閣総理大臣は自民党総裁が選ばれるでしょう。

そこで考えたいのがだれが内閣総理大臣になるかで株価に大きな影響があるということです。

菅さんになったときは携帯電話への値下げを強行するだろうという推測の元にNTTドコモやソフトバンク、KDDIの株価に大きな影響がでましたよね。

そういった連想を考える上では自民党総裁候補の書いた本を読んでおくのがおすすめなんですよ。

総理大臣候補の考えをよく知ることで今度のお金の流れがみえてくるかもしれません。

株だけの話ではなくてもビジネスをする上でも総理大臣になる人の考えを知っておくことは重要です。

今回は自民党総裁候補の本をご紹介しましょう。

岸田文雄氏

まずはすでに自民党総裁選挙に立候補することを表明。

すでに公約まで発表している岸田文雄氏です。

総裁選を意識してなのか昨年2冊の本を出されていますね。

私もまだ読めていませんが、1冊目の「岸田ビジョン」は商品の説明によると「新しい資本主義」、「デジタル田園都市構想」などの岸田さんの考えが述べられているようです。

ちょっとデジタル田園都市構想とか言葉だけだと意味がわかりませんが、レビューを見ると田舎に住んでリモートワークしましょうって話のようです。

岸田さんが総理大臣になればそれら関連業種には追い風になりかもしれませんね。

株全体を考えるとマイナス部分も?

個人的に気になるのが「新しい資本主義」という言葉です。

なんだ?と思って検索すると岸田さんが以下の内容を語られていました。

 民間における分配を考えた場合、株式会社のありようも考えなければいけません。新自由主義・市場原理主義のもとで、成長の果実は株主、あるいは経営者が独占することが正義であるかのようになっています。そうではなくて、従業員や地域、取引先など様々なステークホルダーに果実が分配される株式会社、資本主義を考えていく必要があります。

出典:AERA.bot 自民・岸田文雄氏 コロナ禍の経済は“株主資本主義”を改め「より分配を意識」

株主だけでなく他にも分配しろよってことですね。

つまり、配当や株主優待、自社株買いなど株主優遇の政策に影響が出てくる可能性がありますね。

まだ概念的な話しかされていませんので具体的な部分はわかりませんが・・・

この話を聞くと岸田さんは財務畑の家系ですから株式投資課税なんかを強化しそうで怖い部分があります。

河野太郎氏

次は行政改革大臣の河野太郎氏です。

河野さんもたくさんの本を出されています。

その中でも今一番売れているのが上記の本です。

2021/8/27に発売されたようで完全に自民党総裁選を意識したタイミングですね笑

河野さんがどのような国や社会を作っていこうと考えているのか書かれているよう。

目次を見ると

第一章 政治家・河野太郎の原点
第二章 父と私――生体肝移植をめぐって
第三章 新しい国際秩序にどう対処するのか――安全保障・外交戦略
第四章 防災4.0
第五章 エネルギー革命を起爆剤に
第六章 国民にわかる社会保障
第七章 必要とされる教育を
第八章 温もりを大切にするデジタル化

となっていて防災やエネルギー、社会保障、教育、デジタル化に力を入れようとしているのが見えてきますね。

逆に古い本の方が本当の考えがわかるかもしれません。

こちらの本では規制改革、既得権益の撤廃、年金と医療保険の一元化、農業経営の強化、脱原発などが書かれているようです。

石破茂氏

次は石破茂氏です。

石破さんは過去にも自民党総裁選で健闘されていますね。国民人気も高い方です。

石破さんも本を沢山だされていますが、最も新しいのは以下の本かな。

こちらも読めていませんので目次を確認すると以下の点が注目でした。

  •  国債発行も財政健全化も手段であって目的ではない
  • 社会保障をもっと多様に
  • 地方創生は経済政策でもある
  • 官僚も企業も地方を目指せ
  • 東京以外でも住めば都

比較的大きな政府指向の方なのかな?

また、地方創生大臣をやっていたこともあり地方創生に興味が強いのかもしれません。

高市早苗氏

次は高市早苗氏です。

こちらも2021年9月19日に発売と思いっきり自民党総裁選を意識したタイミングですね。

まだ出ていない本で目次もでていないので報道によるものになりますが、以下のような項目が書いてあるようです。

関係者によると、政策集は全9章。サイバーセキュリティーや原発を含むエネルギー政策、中国への技術流出を防ぐための法整備などを訴える。最後の章では、憲法改正の必要性についても主張する。

出典:産経新聞 自民・高市氏、総裁選に向け政策集出版へ

サイバーセキュリティーというのがちょっと意外かもしれません。

金融所得税率30%

高市早苗氏も株の世界だけを考えればマイナス面がおおきいのかもしれません。

2021年9月という最近の発言で金融所得の税率を現状の20%から30%に引き上げる話をしているためです。

最近のインタビューでは2%の物価上昇率優先と早期の増税を否定しているそうですが・・・

野田聖子氏

最後は野田聖子氏です。

個人的にはマンナンライフの件や仮想通貨の件などいろいろ問題ありましたので大嫌いですが・・・

この方もいくつか本を出しています。

過去の本も同じような子供に絡んだものが多いですね。

もしこの方が総理大臣になれば少子化対策や多様性の部分に力を入れる可能性が高いでしょう。

また、関係性が深い暗号資産やパチンコ業界、郵便局を優遇する政策なんかもでそうですね。



まとめ

今回は「総理大臣(自民党総裁)候補の本を読んでおくと株式投資に役だつかもしれない件」と題して自民党総裁候補の本をご紹介しました。

だれが総理大臣になるかは株価に大きな影響を与えるはずです。

あらかじめその候補者の考えを知っておくことで迅速に動けるでしょうから本を読んでおきたいところ。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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