小銭(硬貨)を紙幣に両替するならコインスターという選択肢も。銀行や郵便局と比較してみた

ゆうちょ銀行が2022年1月から硬貨取扱料金(硬貨を取扱いをするのに手数料が取られる制度を新設するなど小銭を預けるだけでお金が取られるようになってきました。

その他の銀行も同様に2020年くらいから硬貨取扱料金手数料を取るようになっています。
そのため、神社が小銭を入れないで・・・なんて案内出すなんて事態にも発展しています。
そんな状況に勢力を伸ばしているのが「コインスター」です。
今回はコインスターについてゆうちょ銀行や銀行などと比較していきましょう。

コインスターとは

コインスターとは米国発祥の小銭(硬貨)を紙幣に両替するマシンのことで日本でもゆうちょ銀行の改悪から一気に利用できる店舗が広がっています。
日本ではスーパーマーケットなどに設置されているケースが多いですね。

コインスターの使い方

コインスターの使い方は簡単です。

自動販売機みたいな機械が設置されていますので以下の手順で両替(もしくは買い物で利用)できます。

ステップ1:
液晶画面上の「開始」ボタンにタッチしてください。

ステップ2:
硬貨をトレイに投入します。コインスターマシンが硬貨を数え、引換券を印刷します。

ステップ3:
お取引後4時間以内に、引換券が発行された店舗で引換券を紙幣に換金するかお買い物に使用します。

出典:コインスター たまった硬貨をすぐ紙幣などの現金に換えよう より

引換券で交換する仕組みなんで少し手間は掛かります。

お店にもメリットが

コインスターを導入するお店が増えているそうです。

ゆうちょ銀行などの改悪が大きな要因ですが、実は置くお店(小売店中心)にもメリットがあるために増えているんですよ。

小売店は運営するのに小銭が必要です。

それをコインスターを設置することで小銭への両替の手間を減らしてくれるというメリットがあります。

また、お店で換金することになるので来年する動機に繋がったり、買い物に利用してくれる機会も増えるんですよ。



手数料は9.9%と高いが、少額なら銀行より低くなる

コインスターの手数料は硬貨投入総額の9.9%です。

率だけを考えればかなり高いですね。。。。

しかし、少額の小銭の比率が多い場合はゆうちょ銀行や銀行よりも少なくなるケースが多いです。

ゆうちょ銀行とコインスターの比較

それではゆうちょ銀行の場合と比較してみましょう。

ゆうちょ銀行の硬貨取扱料金は硬貨枚数での算定となります。(ほとんどの銀行も同じ)

対してコインスターは金額での算定です。

ですから1円玉とか10円玉の比率が多ければおおいほどコインスターの方が安くなるんです。

1円玉300枚のケース

例えば1円玉を300枚両替するとしましょう。金額は300円ですね。

コインスターなら300円の9.9%ですから29.7円です。

対してゆうちょ銀行だと以下の通り101枚から500枚なので825円となります。

硬貨枚数料金(税込)
1から50枚無料
51枚から100枚550円
101枚から500枚825円
501枚から1,000枚1,100円(以降 500 枚毎に 550 円加算)

出典:ゆうちょ銀行 2021年07月02日 一部商品・サービスの料金新設・改定について より

コインスター:29.7円
ゆうちょ銀行:825円

300円両替するのに825円掛かるとか・・・完全に赤字です。

これは全部1円玉で計算したちょっと極端な例ですが神社が小銭を入れないでというのもわかりますね。

しかし、コインスターを使えば赤字には絶対ならないのです。

500円玉300枚のケース

逆に高額な硬貨の場合どうでしょう?

500円玉を同じく300枚で考えてみましょう。金額は150,000円となります。

コインスターは金額に対して9.9%ですから14,850円となります。

かなリ高額な手数料ですね。

500円玉貯金を持っていくのはやめたほうが良いかもしれません。

対してゆうちょ銀行は枚数ですから1円玉の場合と同じく825円ですね。

コインスター:14,850円
ゆうちょ銀行:825円

高額硬貨の場合はゆうちょ銀行のほうが安く済みますね。

参考:主な銀行な硬貨取扱料金

ちなみに主な銀行の硬貨取扱料金は以下の通りとなっています。

三菱UFJ銀行の硬貨取扱手数料

まずは三菱UFJ銀行です。

三菱UFJ銀行では2020年4月1日から硬貨取扱手数料を徴収しています。

硬貨枚数料金(税込)
100枚まで無料
101枚から500枚まで550円
501枚から1,000枚まで1,100円
1,001枚以上1,650円(以降 500 枚毎に 550 円加算)

出典:三菱UFJ銀行 大量硬貨取扱手数料新設のお知らせ より

みずほ銀行の大量硬貨取扱手数料

次はみずほ銀行です。

みずほ銀行も2020年4月1日から硬貨取扱手数料を徴収しています。

硬貨枚数料金(税込)
100枚まで無料
101枚から500枚まで550円
501枚から1,000枚まで1,320円
1,001枚以上1,980円(以降 500 枚毎に 600 円加算)

出典:みずほ銀行 大量硬貨取扱手数料の新設について より

三井住友銀行の硬貨入金整理手数料

次は三井住友銀行です。

三井住友銀行も2019年12月2日から硬貨入金整理手数料を徴収しています。

硬貨入金整理手数料と名前は違っていますが、内容は同じです。

硬貨枚数料金(税込)
300枚まで無料
301枚から500枚まで550円
501枚から1,000枚まで1,100円
以降500枚毎550円加算

出典:三井住友銀行 硬貨入金整理手数料 より

りそな銀行の硬貨入金整理手数料

次はりそな銀行です。

こちらは他に先駆けて2019年7月1日から硬貨入金整理手数料を徴収しています。

硬貨枚数料金(税込)
500枚まで無料(1日1回まで)
501枚から1,000枚まで550円
1,001枚から1,500枚まで1,100円
以降500枚毎550円加算

出典:りそな銀行 硬貨入金整理手数料 より



キャッシュレス、財布レス生活のすすめ

銀行などと比較して手数料は安くなるケースは多いとはいえ、9.9%はかなりの比率です。

ですから極力小銭を使わないようにするのが正解でしょう。

個人的にはキャッシュレス生活を心がけていますので小銭はあまり貯まりませんし困ったことはありませんね。

ここ半年以上はATMでお金も下ろしたこともありません。

というかそもそも財布すらもっていないケースが多いです笑

私の財布レス生活に興味ある方はこちらの記事を御覧ください。

まとめ

今回は「小銭(硬貨)を紙幣に両替するならコインスターという選択肢も。銀行や郵便局と比較してみた」と題してコインスターでの両替についてみてきました。

手数料は率にすると高い気がしますが、少額の硬貨の比率が多い場合は銀行などでの換金と比べてかなりお得なのはわかっていただけたと思います。

ただし、逆に高額な硬貨のケースだと割高となります。

使い分けが大事ってことですね。

ちなみにこちらでコインスターマシンの設置場所の検索ができます。

そもそも小銭が出ないようにキャッシュレス・財布レスにするのがおすすめですけどね笑

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