JRの普通回数券が9月30日で廃止。代替えサービスは?期限までは使えるのでまとめ買いも

JRの普通回数券が2022年9月30日を持って廃止することになりました。

知っている人だけ知っているお得なサービスだったんですよ。

私も会社員時代に経費削減策の一つとして新幹線の回数券を導入しましたね。

今回は普通回数券の廃止の件および代替えについて解説していきます。

JRの普通回数券(回数乗車券)とは

まずは今回の話の前提となるJRの普通回数券(回数乗車券)についてご紹介しましょう。

簡単に言えば11枚つづりで片道普通乗車券の運賃の10倍で買える回数券となります。

つまり、10回分の運賃で11回乗れるので1回分お得となるということですね。

定期券を買うほどは使わないけど、同じ区間を行ったり来たりする方にはお得な商品だったんですよ。

新幹線の回数券は3月ですでに廃止

ちなみに新幹線の回数券も発売されていました。

こちらは6枚綴りで例えば東京ー大阪の普通車指定席ならば83,640円。

1枚あたり13,940円です。

通常であれば14,720円ですから片道780円お得に乗れるというものでした。

しかし、新幹線の回数券はスマートEXの利用が増えたことで多くの区間で2022年3月31日で廃止になっていますね。

残っているのは「こだま」だけが止まる区間の自由席だけだったりします。



JRの普通回数券の廃止スケジュール

なお、廃止スケジュールは多少、JRの管轄で異なっています。

JR東日本

JR東日本は以下のスケジュールで販売を終了します。

2022年9月30(金)
なお、期限内は利用が可能とのこと。
期限は3ヶ月ありますので。3ヶ月以内に回数分乗る方は先に買っておいても良いかもしれませんね。
なお、身体障害者割引、知的障害者割引、通学用割引の普通回数乗車券は引き続き販売するそうです。

JR東海

JR東海も以下のスケジュールで販売を終了します。

2022年9月30(金)
なお、こちらも期限内(3ヶ月)は利用が可能とのことですし、身体障害者割引、知的障害者割引、通学用割引の普通回数乗車券は引き続き販売するそうです。
また、快速みえ得だね4回数券はそのまま発売を継続するそう。

JR西日本

JR西日本も以下のスケジュールで販売を終了します。

2022年9月30(金)
なお、こちらも期限内(3ヶ月)は利用が可能とのことですし、身体障害者割引、知的障害者割引、通学用割引の普通回数乗車券は引き続き販売するそうです。
ちなみにJR西日本はICOCA エリアでは2021年9月で発売を終了しており、残っている区間も上記の日程で終了となる形ですね。

JR北海道

JR北海道は多少スケジュールが異なります。

2022年11月30(水)
JR北海道だけスケジュールが少しずれていますのでお気をつけください。
なお、こちらも限内(3ヶ月)は利用が可能とのことですし、身体障害者割引、知的障害者割引、通学用割引の普通回数乗車券は引き続き販売するそうです。

JR四国

JR四国も以下のスケジュールで販売を終了します。

2022年9月30(金)
なお、こちらも期限内(3ヶ月)は利用が可能とのことですし、身体障害者割引、知的障害者割引、通学用割引の普通回数乗車券は引き続き販売するそうです。
なお、JR四国は独自のサービスとして6枚回数券を発売しています。
こちらは販売を継続するとのこと。

JR九州

JR九州も以下のスケジュールで販売を終了します。

2022年9月30(金)
なお、こちらも期限内(3ヶ月)は利用が可能とのことですし、身体障害者割引、知的障害者割引、通学用割引の普通回数乗車券は引き続き販売するそうです。
なお、JR九州では2枚きっぷという独自の商品があります。
こちらは販売を継続するとのこと。



普通回数券の代替えサービスはあるのか?

それではここからは代替となりえるサービスについてみていきたいと思います。

JR東日本:リピートサービス

まず、JR東日本では「リピートサービス」なるものを提供します。

JR東日本リピートサービス

出典:JR東日本 普通回数乗車券の発売終了について より

これは同一運賃区間のご利用が同一月内に10 回で、運賃 1 回分相当の JRE POINT を還元します。

ですからポイントにはなりますが、ほぼ回数券と同じ還元が受けられるということですね。

さらに、月 11 回以上のご利用で、1 回ごとに運賃の 10%相当の JRE POINTを還元するとのことですからたくさん乗る人にはメリットがあるサービスですね。

ここ数年でテレワークで毎日会社に出勤しないという方も増えていますので、定期券ではなく「リピートサービス」のほうがメリットがあるケースもありそうです。

区間によって異なりますが、多くの場合は月20回くらいの利用で定期券のほうが回数券より安くなるんですよ。

なお、リピートサービスの利用は別途エントリーしていただく必要はないそう。

JRE POINT に Suica をご登録いただくだけでご利用可能とのことです。

JR西日本:利用回数ポイント

JR西日本では「利用回数ポイント」なるサービスがあります。

これは、ICOCA エリアで1ヶ月間(1日~末日)に同一運賃区間のご利用が11回以上あった場合に11回目以降のご利用1回ごとに、ICOCA ポイントが貯まるサービスです。

貯まるポイントの還元率は15%

利用が多ければ回数券よりお得になりそうです。

JR東海、北海道、四国、九州:代替え発表なし

JR東海、北海道、九州は残念ながら今の所、JR東日本や西日本のような代替えサービスの発表はないですね・・・

今後の発表を期待したいところ

新幹線:スマートEX

新幹線ならスマートEXなどを使えば早割などの割引を受けることができます。

  • EX早特21ワイド(21日前まで)
  • EX早特(3日前まで)
  • EXグリーン早特ワイド(3日前まで)
  • EXこだまグリーン早特(3日前まで)
  • EXのぞみファミリー早特(3日前まで)
  • EXこだまファミリー早特(3日前まで)

例えば21日前までに予約が必要なEX早特21ワイドなら、東京大阪間が通常であれば14,720円のところ12,370円となります。

2,350円お得ですね。

株主優待券

また、JR各社の株を持っていれば株主優待券で割引が受けられます。

株主にならなくても金券ショップなどで買うことも可能ですよ。

なお、割引率はJR各社で異なっていますのでお気をつけください。

  • JR東日本:最大40%割引
  • JR東海:最大20%割引
  • JR西日本:最大50%割引
  • JR九州:最大50%割引

ここでもJR東海はちょっと割引が渋いですね笑



まとめ

今回は「JRの普通回数券が9月30日で廃止。代替えサービスは?期限までは使えるのでまとめ買いも」と題してJRの普通回数券の廃止についてみてきました。

かなりお得な回数券ですので廃止は残念ですが、代替えサービス等をうまく利用していきたいところですね。

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最後まで読んでいただきありがとうございました。
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