2022年11月くらいから大手電力会社の新プランや新電力を中心に燃料費調整額の上限撤廃が発表されるなど電気代が上がる話ばかりですね。
節電プログラムとは
まずは節電プログラムとはなにかについて解説しておきましょう。
ディマンド・リスポンス
節電プログラムの目的は以下の通り。
小売電気事業者が、エネルギー需要のひっ迫等の状況を踏まえ、デジタル技術を活用して電力利用者へ電力の需要状況に応じたタイムリーな節電要請をおこなう仕組みです。
これにより、電力利用者は自発的に節電を実施することができ、その達成度合いに応じて、利用料金支払いにも利用できる特典などを獲得できます。出典:経済産業省 資源エネルギー庁 電気利用効率化促進対策 事務局
ディマンド・リスポンスといい電気の需要状況においじた節電要請を行えるようにすることが目的です。
こんな感じのイメージですね。
出典:経済産業省 資源エネルギー庁 電気利用効率化促進対策 事務局
なお、あくまで要請ですからやるやらないは各個人・企業の判断です。
節電プログラムの特典
その参加料として
- 低圧(50kW未満)の需要家(家庭等)は2,000円相当
- 高圧/特別高圧の需要家(事業者)は20万円相当
なお、付与されるポイントは契約している電気事業者により異なります。
例えば東京電力なら「くらしTEPCOポイント」、中部電力なら「カテエネポイント」といった感じですね。
節電プログラムへの参加方法
節電プログラムへの参加方法は電力会社によって異なります。
会社によって節電プログラムサイト、電話といった方法で参加表明を行うことが想定されています。
私が契約している電力会社は専用サイトが用意されており、そこでログイン後エントリーボタンを押すだけでしたね。
参加中の電力会社
なお、節電プログラムを利用するには契約中の電力会社が国の補助事業に参加している必要があります。
大手電力会社はもちろん参加していますが、新電力メーカーの中には参加表明していない会社もあります。
こちらで検索できますので自分の契約している電力会社が表明しているか確認してみましょう
参加申込期限
なお、参加申し込みには期限があります。
中部電力の例
これだけ聞いてもイメージがわかない方も多いと思いますので、中部電力の場合の例で見てみましょう。
参加特典
中部電力の場合の参加特典は以下の通り
達成特典
次は達成特典です。
省エネチャレンジ
一つ目は省エネチャレンジです。
当社の特典50P/月 + 節電促進事業の特典1,000P/月 = カテエネポイント1,050P/月進呈
NACHARGE
次はNACHARGEです。
NACHARGEとはカーボンニュートラルの実現を目的として、再生可能エネルギー(以下「再エネ」)の発電状況や電気の需給状況に応じて、「節電」や「使用時間の変更」などをおこなっていただき、お取り組み結果に応じてカテエネポイントを進呈するという中部電力のサービスです。
メールで節電アクションをお願いされる形ですね。
こちらも別途ポイントが付与されます。
当社の特典15P/kWh + 節電促進事業の特典15P/kWh = カテエネポイント30P/kWh進呈当社が独自にDRを実施する場合
当社の特典10P/kWh + 節電促進事業の特典10P/kWh = カテエネポイント20P/kWh進呈
まとめ
今回は「12月31日まで。節電プログラムに参加するだけで一般家庭で2,000円相当還元。事業者は20万円相当還元も。」と題して節電プログラムをご紹介しました。
参加するだけでポイントが貰えますのでかなりお得なサービスです。
ただし、この構想が発表された時点でかなり批判が多かったためなのか、かなりひっそりと始まっていますのでご存じない方が多いようです。
まずは利用している電力会社が本プログラムに参加しているのかを確認してみましょう。
なお、エアコンの電気代の計算方法等はこちらを御覧ください。
利用しているエアコンによっては使いっぱなしが安かったりもします。
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