電気代がさらに上がる?燃料費調整額の上限撤廃を表明する電力会社が相次ぐ。対策は?

2022年11月くらいから大手電力会社の新プランや新電力を中心に燃料費調整額の上限撤廃が発表されています。

電気代にかなり影響のある可能性のある話ですが少々分かりづらいです。

今回は燃料費調整額の上限撤廃について対策も含めて見ていきます。

燃料費調整額とは

まずは今回の話の前提となる燃料費調整額とはなにかについて見ていきましょう。

燃料費調整制度は、事業者の効率化努力のおよばない燃料価格や為替レートの影響を外部化することにより、事業者の経営効率化の成果を明確にし、経済情勢の変化を出来る限り迅速に料金に反映させると同時に、事業者の経営環境の安定を図ることを目的とし、平成8年1月に導入されました。

出典:経済産業省 燃料費調整制度について

ちょっとわかりづらいですね・・・

本来であれば燃料の価格変動が電気料金に反映されるのは下記の図のように3ヶ月程度タイムラグがあります。

燃料費調整額とは

出典:loopでんき 燃料費調整制度とは

それを毎月変更できるようにしたのがこの仕組みです。
それにより大幅な電気料金の変動を抑えるのが目的ですね。
飛行機の燃油サーチャージに似た仕組みと説明されることも多いですね。

多くの電力会社で燃料費調整額の上限が設定されていた

目的としては大幅な電気料金の変動を抑えるためのものという目的もあるため、電力会社では上限が定められています。

それ以上燃料費等が高騰しても上限までしか値上がりしないようになっているのです。

なお、この燃料調整額の金額や上限は電気会社やプランにより違います。

独自の方法で算出する会社もあります。

しかし、電気料金自由化以降はそもそも燃料調整額の上限が設定されていない電力会社も出てきていました。(その分安かった)

そしてさらに大手電力会社でもプランによっては燃料調整額の上限を撤廃しようとしているのです。

ウクライナとロシアの件や円安の影響などもあり上限を設定していられなくなったというのが本音なのかもしれません。



燃料費調整額の上限を撤廃する電力会社、プラン

それではこれから燃料費調整額の上限撤廃する電力会社をご紹介しましょう。

たくさんあるんですよ・・・

燃料費調整額の上限撤廃する新電力会社

まずは新電力です。

※スマートフォンの方はスクロールしてお読みください。

会社名上限撤廃時期
auエネルギー&ライフ(auでんき)2022年11月〜
ENEOSでんき2022年11月〜
大阪ガス(大阪ガスの電気)2022年11月〜
J:COM(J;COM電力)2022年11月〜
SBパワー(ソフトバンクでんき)2022年11月〜
ドコモでんき2023年1月〜

有名な新電力の多くが撤廃する形となります。

さらに楽天でんきやLooopでんきのように先行して上限を廃止している電力会社もあります。

市場価格調整単価に変更する新電力も

ちなみに先行して上限を撤廃した楽天でんきは11月から、Looopでんきは12月から燃料費調整単価を日本卸電力取引所(JEPX)の電力取引価格に連動した市場価格調整単価に変更します。

30分ごとに電気料金の単価が変わるようになるんですよ。

価格への影響がどの程度あるのかは今の時点ではわかりませんが、市場価格が高騰しているとダイレクトに反映されるようになります。

今の情勢をみるとかなり高くなりそうな予感しかしませんね・・・

先行して上限を廃止した二社が立て続けに市場価格調整単価に変更しますので上記の上限を撤廃する新電力会社も後を続く可能性は高そうです・・・

大手電力会社の新プランも上限撤廃

同じく大手電力会社(旧一般電気事業者)の新プランの多くも燃料費調整額の上限撤廃します。

※スマートフォンの方はスクロールしてお読みください。

会社名燃料費調整額の上限が撤廃されるプラン名上限撤廃時期
九州電力

スマートファミリープラン、スマートビジネスプラン、電化でナイト・セレクトなど

2022年10月分〜
四国電力

でんかeプラン、でんかeマンションプラン、時間帯別eプラン、ホリデーeプラン、 季節別時間帯別電灯、時間帯別電灯、ピークシフト型時間帯別電灯、スマートeプラン [タイプL]・[タイプH]・[タイプL+]・[タイプH+]、深夜電力A、深夜電力B、 第2深夜電力

2022年11月分〜
中部電力

ポイントプラン、おとくプラン、とくとくプラン、スマートライフプラン(朝とく・夜とく含む)、スマートライフプランforスマート・エアーズ、ビジとくプラン、Eライフプラン(3時間帯別電灯)、タイムプラン(時間帯別電灯)、ピークシフト電灯、低圧季節別時間帯別電力、低圧高利用契約、低圧深夜電力A、低圧深夜電力B、第2深夜電力、わくわくホット(沸増型電気温水器契約)、融雪用電力、防霜用プラン

2022年12月分〜
東北電力よりそう+eねっとバリュー、よりそう+ファミリーバリュー、よりそう+シーズン&タイム、よりそう+ナイト&ホリデー、よりそう+ナイト8、よりそう+ナイト10、よりそう+ナイト12、よりそう+ナイトS、よりそう+サマーセーブ、よりそうB総合高稼動、よりそうB季節別電灯、よりそうB動力プラン、よりそうB季時別電力、よりそうCスノー&ホーム、よりそうCスノーA、よりそうCスノーAⅡ、よりそうCスノーB、よりそうCスノーBⅡ、よりそうCパワーナイト、深夜電力[限定]2022年12月分〜
北海道電力ドリーム8、ドリーム8エコ、eタイム3、eタイム3〔Sプラン〕、eタイム3〔Mプラン〕、低圧時間帯別電力、深夜電力A、深夜電力B、深夜電力C、深夜電力D、ホットタイム19、ホットタイム22、ホットタイム19エコ、ホットタイム22エコ、ホットタイム22ロング、エネとくポイントプラン、エネとくSプラン、エネとくMプラン、エネとくLプラン、エネとくシーズンプラス、エネとくスマートプラン、eタイム3プラス、エネとく動力プラン、エネとくスノープラン、Web・eプラス2022年12月分〜

他の電力会社も続いていく可能性が高そうです。

なお、上記のプランの多くは電力会社が新電力に対抗するために積極的にPRしていたプランが多いです。

そのため、電気代が安いからと切り替えた方も多いと思います。

一度自分がどのプランになっているのかを確認しておくとよいでしょう。

ちなみに上記にない関西電力や東京電力でははじめから燃料費調整額の上限が設定されていないプランがあります。



燃料費調整額の上限撤廃への対策

それでは燃料費調整額の上限撤廃への対策はどうすればよいのでしょう?

実はやり方は難しくありません。

燃料費調整額の上限が設定されているプランに切り替えれば(戻れば)よいのです。

ちなみに燃料費調整額の上限が設定されて今後も変わらないのは規制部門と呼ばれる旧プラン。

従量電灯プランですね。(名称は電力会社によって異なります)

規制部門は燃料価格の1.5倍以上は、電力料金に反映されないようになっていますので急激な値上がりはありませんので安心ですね。

従量電灯プランへの変更方法

それでは従量電灯プランへはどのように変更すればよいのでしょうか?

これは電力会社によって異なりますが、多くの電力会社はWEBで変更の受付を行っています。

また、電話でも受付をしています。

最寄りの昔からの電力会社へ従量電灯プランへ変更したいとお伝えすればOKです。

ただし、最終的な金額が安くなるのかは今後の燃料価格次第ですのでなんとも言えませんけどね。

東京電力では以下のような案内を出していますね。

従量電灯Bなどの電力小売全面自由化前の電気料金プランについては、燃料費調整単価の算定に用いる平均燃料価格に上限を設けており、上限を超えるご負担はいただいておりません。なお、現在、自由料金プランにご契約いただいているお客さまが、従量電灯Bなどをお選びいただくことも可能ですが、今後の燃料価格の動向やお客さまの電気のご使用状況などによって、割安にならない場合もございますので、予めご承知おきください。

出典:東京電力 燃料価格高騰に伴う自由料金プランの燃料費調整額について より

急激な価格変動の心配をしなくて良くなると行った感じでしょうか。

私もまだ変更はしておりませんが、状況を見てすぐ変更できるように期間の定めのある長期割引プランの自動更新は切っておきました。。



まとめ

今回は「電気代がさらに上がる?燃料費調整額の上限撤廃を表明する電力会社が相次ぐ。対策は?」と題して燃料費調整額の上限撤廃についてみてきました。

冬の燃料高騰が怖い方は早めに動いておくのがよいかもしれませんね。

まずは自分たちがどのような契約になっているのかを確認してみてください。

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最後まで読んでいただきありがとうございました。
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