総務省の規制が激しいため、あまり見なくなりましたがスマートフォンの売り方で一括0円と実質0円というものがあります。
この2つ言葉は似ていますが意味合いがぜんぜん違うんですよ。
今回はスマートフォンをお得に買うのに最低限費用な知識である一括0円と実質0円の違いについて見ていきたいと思います。
一括0円と実質0円は全く違う
携帯電話ショップなどでよく実質0円!!と大々的にうたっているのをみたことがある人も多いと思います。
また、一括0円という表記もみたことあるでしょう。
これってとても似た言葉ですが意味は全く違います。
実質0円とは
実質0円とは携帯電話(スマートフォン)の本体代金相当分を月々サポート(毎月利用料から控える本体購入補助)で差し引いてくれるので実質的に0円で買ったと同じですよって意味です。
例えばドコモでiPhoneX64GBは本体価格125,064円となっています。
月々サポートが2,376円が24ヶ月分ありますので合わせて57,024円ありますので実質68,040円で買えるってことです。
もし値引きがあり本体価格を68,040円にしていただければ実質0円となります。
つまりiPhoneX64GBがもし実質0円で売っていたとしたら68,040円引きってことですね。
一括0円とは
一括0円とは携帯電話(スマートフォン)を一括払いにしても0円ってことです。
つまり、機種代が0円ということなのです。
前述の例で言えば
iPhoneX64GBの本体価格を0円になりますよってこと。
一括で購入しても月々サポートは消えませんので月々2,376円が24ヶ月値引きは変わりません。
つまり実質に換算すれば-57,024円となります。
iPhoneX64GBがもし一括0円で売っていたとしたら125,064円引きってことになります。
iPhoneX64GBがもし、一括0円で売っていた場合と実質0円で売っていた場合では57,024円も違うってことなのです。
言葉はかなり似ていますので間違えそうですがこの言葉の使い方にはお気をつけくださいね。
とはいってもまだまだiPhoneX64GBの一括0円はなかなかなさそうですけどね(笑)
iPhone8ならば最近はよく見かけますね。
ただし、一括0円の場合いろいろな条件が付けられているケースもあります。
たとえば下取り機種が必要とかです。
この場合、下取り機種の金額も考える必要がありますね。
iPhoneあたりだと古い機種でもかなり高い金額で売れますのでその部分を考えずに下取りに出すと損をすることもありますよ。
安売り情報は足を使って
最近はネットで一括0円などの情報を出してしまうとお客さんが殺到してしまったり、総務省から苦情がくることもあるようですからネット上やツイッターでの広告を控えているところは多いです。
そのため一括0円のようにお得なのは地道に店を回るしかないのが実情です。
しかし、下記のようなサイトで見積もりしてみるとかなり良い条件を出してくれることも多いようです。
格安SIMは本当に安いのか?
もう一つ抑えておきたいのが格安SIMの話です。
わたしも格安SIMの楽天モバイルを使っています。
格安SIMは一見安いように見えると思います。
しかし、前述の一括0円のように本体代を安くしてくれるケースはほとんどありません。
そのため本体代、通話料、ネット代をトータルで考える必要があるのです。
一見高いようにう見えるソフトバンクなどのキャリアの通話料も前述の一括0円で購入し2年トータルでみると格安SIMで本体を普通に定価で買った場合と比較するとそれほど変わらないかキャリアが安いケースも多いです。
例えばiPhone8をソフトバンクで買うと一般的な料金はこんな感じになります。
通話定額ライト 1,836円
ウエブ使用料 324円
データ通信料 5,400円(5G)
合計7,560円
もし、一括0円でiPhone8が買えた場合には月月割が3210円ありますので
月月4,350円で使えます。
2年間使うとすると104,400円となります。(契約手数料とかは無視)
さらに学割などがあればさらに安くなります。
格安SIMの楽天モバイルの場合
通話SIM 2,150円(5G)
5分電話かけ放題 850円
合計3,000円
となります。
本体を持っていない場合は別途購入が必要です。
iPhone8 64Gをアップルストアで買う場合85,104円(税込)です。
2年間使うと本体代合わせて157,104円となります。(契約手数料とかは無視)
もし一括0円で買うとするとトータルではソフトバンクで買ったほうが安くなるんですね。
格安SIMがお得なケース
格安SIMはすでにスマートフォンを持っていてまだ使いたい場合に利用するとお得です。
わたしの場合はiPhone7をもっていますので機種代はかからず使えています。
そのためある程度お得ですが機種を別途調達する場合にはキャリアの方がお得になるケースが多くなりますのでトータルで考えてみてくださいね。
まとめ
今回は携帯電話(スマートフォン)を買うときに必要な豆知識についてみてみました。
一括0円と実質0円同じように見えて全く違います。
また、格安SIMも安そうに見えて本体代金のことを考えるとそうでもないケースもあるよってお話でした。
これらの知識を踏まえてお得にスマートフォン買ってくださいね。
年度末はお得に売られている事が多いですよ。