新社会人として働き始めたり、大学生としてひとり暮らしを始めたり、アルバイトを始めたりすると収入を得る喜びと同時に「将来に備えてどのようにお金を管理し、増やしていけばいいのか」と悩むことも多いでしょう。
実は、資産形成は早く始めるほど有利になります。
今回は、新社会人の方に向けて、初めての資産形成の方法とポイントについて詳しく解説します。
資産形成を始める理由
新大学生、新社会人のうちに資産形成を始める最大のメリットは、「時間」を味方につけられることです。
資産形成は長期的に行うことで効果が高まります。
若いうちから資産運用を始めれば、少額からでも複利の力で資産を積み上げることができます。

また、社会人になると同時に生活費や趣味の出費が増えるため、早めに貯蓄習慣を身につけることも大切です。
まずはお金の管理方法を身につける
資産形成の基本は「収入」「支出」「貯蓄」を把握することから始まります。
まずは簡単な家計簿をつけ、毎月の収支を整理しましょう。
アプリや表計算ソフトを活用すると手軽にできます。
特に以下の3つを明確にしましょう。
- 手取り収入はいくらか?
- 固定費(家賃や光熱費など)はどのくらいか?
- 変動費(食費や交際費など)は毎月どのくらいか?
この基本ができれば、資産形成の計画を立てやすくなります。
まずは投資をするよりもお金の管理をすることでムダ遣いを減らすことがポイントです。


まずは「貯蓄」から始める
資産形成の第一歩は「貯蓄」です。まずは給料の10〜20%を目標に貯蓄する習慣をつけましょう。
収入が振り込まれたら、すぐに別の口座に移す「先取り貯蓄」をおすすめします。
また、生活防衛資金として、給料の3~6ヶ月分の貯金を確保すると、病気や失業など万一の際も安心です。

少額投資を始めよう
貯蓄に慣れたら、次のステップとして投資にチャレンジしてみましょう。
投資というとハードルが高いと感じるかもしれませんが、最近は少額(100円や1000円単位)から投資できるサービスも多くあります。
特におすすめの投資方法は次の通りです。

NISAを活用する
NISAは毎年120万円まで投資でき、投資による利益が非課税になる制度です。
つみたて投資枠では金融庁が厳選した低コストの投資信託が対象で、初心者でも安心して資産形成を始められます。

iDeCo(個人型確定拠出年金)を活用する
iDeCoは自分で年金を積み立てる制度で、掛金が全額所得控除になるため節税効果が高いのが特徴です。
ただし、原則60歳まで引き出せないため、長期的な視野で計画しましょう。

資産運用で大切なポイント
資産運用を行う上で、次のポイントを押さえておきましょう。
(1)分散投資を意識する
「卵は一つのカゴに盛るな」という格言がある通り、一つの商品に集中せず、複数の資産に分散させることでリスクを抑えましょう。
(2)長期・積立・分散を基本に
短期的な売買ではなく、長期的に一定額を定期的に積み立てる「ドルコスト平均法」を活用しましょう。
価格変動の影響を抑え、安定した運用成果が期待できます。
(3)コストを意識する
投資信託やETFには運用手数料(信託報酬)がかかります。コストが低い商品を選ぶことが、資産形成の成功につながります。
無理のない範囲で続けることが重要
資産形成は長期間にわたる活動です。無理に投資額を増やす必要はなく、自分の生活や収入に合った範囲で無理なく続けていくことが大切です。
最初は少額でも、継続的に投資することで資産が徐々に増えていくのを実感できます。
まとめ
新社会人が資産形成を始めるには、まず家計管理と貯蓄習慣を確立し、次に少額から投資をスタートすることが重要です。つみたてNISAやiDeCoを活用すれば、節税効果もあり効果的に資産形成ができます。
若い時期から正しいお金の知識と習慣を身につけることで、将来的に大きな資産形成が可能です。焦らずじっくり、堅実に取り組んでいきましょう。
ちなみに私はSBI証券でNISAとiDeCoをやっています。

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