読者様からご質問をいただきましたので今回はそちらについて考えてみたいと思います。
NISAの非課税の限度額
まずは今回の話の前提となるNISAで非課税の限度額についておさらいしておきましょう。
以下が非課税枠の上限となります。
出典:金融庁 新しいNISA より
簡単に説明するとつみたて投資枠が年間120万円、成長投資枠が年間240万円。
合計360万円までが年間の非課税枠となります。
ただし、生涯枠として1,800万円が設定されていますので、複数年使うとそこまでが限度となります。
限度額以上の投資はどうなる?
それでは本題のNISAで非課税の限度額以上を投資したらどうなるのかについてみていきましょう。
結論から言えば
非課税の限度額以上投資できないようになっている証券会社が多い
ほとんどの証券会社ははじめからNISAの枠では非課税の限度額以上投資ができないように制限が加わっています。
限度額を超えていますとかエラー表示になってそれ以上進めず買えないんですよ。
ですから限度額以上買付してしまうという心配は不要です。
調べたところ、以下の証券会社は原則として買付不可となっています。(対応を公表していない証券会社も多かったです)
NISA口座の買付余力は、以下のうち何れかの少ない額となり、これを超過する注文は原則として受付されません。
- 買付時点でのNISA投資可能額
- 各商品に使用できる買付余力
出典:SBI証券 NISA口座でのお取引のご注意事項
なお、SBI証券の場合には「NISA枠ぎりぎり注文」の設定を選択することで、積立設定金額の一部をNISA口座での注文として買付を行なうことができるとのこと。
投資信託は上限を超えると自動で超過分は特定口座となる証券会社も
なお、中には上限まではNISA、超えた分は特定口座もしくは一般口座とする証券会社もあります。
野村證券のNISAのルールに以下のような記載があります。
国内投信は、「NISA預り」を選択した上限を超えるご注文の場合、上限まではNISA口座でのお買付、超過分は自動的に特定口座または一般口座でのお買付となります(NISA口座と按分されます)。
出典:野村證券 お取引のルール(NISA預りを指定したご注文について)より
つまり、野村證券を利用している方が投資信託を買う場合には上限を超えたら超過分は自動的に特定口座や一般口座となるということです。
ありがたいようなちょっと怖いようなルールですね笑
株の場合
なお、野村證券でも株の場合は以下の扱いとなります。
そもそもそのままでは投資ができないということですね。
上限を超えるご注文内容で「確認する」を押すと、「お客様の少額投資非課税枠(NISA)を超えています。」のエラーメッセージが表示され、先に進めません。
出典:野村證券 お取引のルール(NISA預りを指定したご注文について)より
株の場合には一部NISA、一部特定口座とかできないですからこのようなルールとなっているのでしょう。
まとめ
今回は「NISAで非課税の限度額以上を投資したらどうなる?」と題してNISAで非課税の限度額以上を投資したらどうなるのかについてみてきました。
ほとんどの証券会社は機械的に上限を超えると注文を受け付けないようになっていますのでそれほど心配することは無いです。
ただし、野村證券の投資信託のように上限を超えた注文は自動的に特定口座分の注文となる証券会社のありますので予めNISA枠の残額は確認しておきたいところですね。
NISAに加入するならこのSBI証券が有力
NISAは個人型確定拠出年金(iDeCo/イデコ)ほど証券会社の差はありません。
選ぶ際のポイントは取扱商品と注文の仕方、及び投資信託保有時のポイントです。
それらの点を加味するとSBI証券が有力となります。
SBI証券は商品ラインナップや注文の仕方などは一番優れています。
さらに三井住友カードで投資信託の購入時や保有時にポイントも貯まります。
また、SBI証券はなにより注文の自由度がかなり高いのがいいですね。
私もSBI証券でNISAをやっていますね。
楽天証券から新しいNISAになった際に変更した組です。
資料請求等はこちらから
[afTag id=46620]
お知らせ:You Tubeはじめました。
You Tube「お金に生きるチャンネル」をはじめました。
You Tubeでも少しでも皆様のお役に立てる動画を定期的に発信していきますのでチャンネル登録をぜひよろしくお願いいたします。
最後まで読んでいただきありがとうございました。