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【個人型確定拠出年金(iDeCo)】りそな銀行が基本運用商品(デフォルト)を投資信託へ

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イデコ海外株

日経新聞にちょっと気になる記事が出ていました。

りそな銀行が個人型確定拠出年金(iDeCo)の基本の運用商品を定期預金から投資信託に変更するというのです。

りそなグループの各行が5月から基本の運用先を定期預金から投資信託に変えるほか、野村証券など複数の証券会社も変更を検討し始めた。米国ではこうした変更を促し、確定拠出年金の運用資産の7割が投信などになった。日本の個人資産は預貯金に偏るが、長期運用の主力を投信にすることで株式を通じて個人資産が企業に流れる循環を促す。

出所:日経新聞 確定拠出年金、投信を基本に りそななど転換 

また、この流れは、野村証券など複数の証券会社も検討を始めているとのこと。

今回はこの件について考えてみたいと思います。

目次

基本運用商品(デフォルト)を投資信託になるとどうなる?


今回のりそな銀行が行う、個人型確定拠出年金(iDeCo)の基本の運用先を定期預金から投資信託に変更は3ヶ月間運用先を指定しない人が対象となります。

今までは基本運用先(デフォルト)は定期預金でした。

しかし、それが投資信託となります。

投資信託ですからそれなりにリスクがあります。

自分で選べば許容できても初期設定でそうなって損をすると納得できない人もいるかもしれませんね。

基本運用先の予想

りそな銀行は銀行の中では個人型確定拠出年金(iDeCo)の取扱商品は充実しています。

株や債券のインデックスファンドで以下の取り揃えがあります。

カテゴリー 商品名 信託報酬
国内株式 りそなDC信託のチカラ日本の株式インデックスファンド 0.18%
国内株式 トピックス・インデックス・オープン(確定拠出年金向け) 0.57%
国内債権 りそなDC信託のチカラ日本の債券インデックスファンド 0.15%
国内債権 ダイワ投信倶楽部日本債券インデックス 0.45%
先進国株式 DCダイワ外国株式インデックス 0.25%
先進国債権 DCダイワ外国債券インデックス 0.23%
新興国株式 野村新興国株式インデックスファンド(確定拠出年金向け) 0.56%
新興国債券 DCダイワ新興国債券インデックスファンド 0.52%
海外REIT 野村世界REITインデックスファンド(確定拠出年金向け) 0.53%

また、バランス型やアクティブ関連の商品もかなりの充実具合です。

バランス型 ダイワ・ライフ・バランス30 0.18%
バランス型 ダイワ・ライフ・バランス50 0.2%
バランス型 ダイワ・ライフ・バランス70 0.22%
バランス型 りそなDC信託のチカラターゲットイヤー2030年 0.42%
バランス型 りそなDC信託のチカラターゲットイヤー2040年 0.42%
バランス型 りそなDC信託のチカラターゲットイヤー2050年 0.42%
バランス型 PRUグッドライフ2020(年金) 0.78%
バランス型 PRUグッドライフ2030(年金) 0.78%
バランス型 PRUグッドライフ2040(年金) 0.78%
バランス型 PRUグッドライフ2050(年金) 0.78%
バランス型 DCダイナミック・アロケーション・ファンド(DC 攻守のチカラ) 1.00%
バランス型 DCダイワ・ワールドアセット(六つの羽 /6分散コース) 1.05%
国内株式アクティブ りそなDC信託のチカラ 国内株式+(プラス) 0.90%
国内株式アクティブ シュローダー年金運用ファンド日本株式 1.48%
国内株式アクティブ DC・ダイワ・バリュー株・オープン(愛称:DC 底力) 1.52%
国内株式アクティブ ラッセル・インベストメント日本株式ファンド(DC向け) 1.55%
海外株式アクティブ ラッセル・インベストメント外国株式ファンド(DC向け) 1.35%
海外株式アクティブ フィデリティ・グローバル・ファンド 1.73%
国内債券アクティブ DCダイワ物価連動国債ファンド 0.4%
国内債券アクティブ シュローダー年金運用ファンド日本債券 0.59%
先進国債券アクティブ 海外高格付け債ファンドBコース(為替ヘッジなし) 1.25%
国内REITアクティブ 野村 J-REIT ファンド(確定拠出年金向け) 0.95%

これだけありますのでどれを選択するのかはりそな銀行の考え方次第ですね。

例えば一番無難かな?って思うのがりそなDC信託のチカラ日本の株式インデックスファンド(信託報酬率0.18%)、りそなDC信託のチカラ日本の債券インデックスファンド(信託報酬率0.15%)あたりかな。って思います。

りそな銀行ですから自社の投資信託を選択したいでしょうしね。

もしりそな銀行が儲けに走ればりそなDC信託のチカラ 国内株式+(プラス)(信託報酬率0.90%)を選択なんてことも有り得そうですが・・・

りそなの商品でなくてもよいとなればダイワ・ライフ・バランス30(信託報酬率0.18%)あたりのバランス型が無難かなって思いますが・・・

一応、基本商品の基準としては下記が案として出ていますね。

ただこれ、具体的な数字等は提示されていないのでなんとも判断しにくい感じなっています。

・長期的な観点から、物価、為替相場、金利その他経済事情の変動(価 格変動、信用の変化等)により生ずる損失(名目・実質)の可能性(リスク)に関し、加入者集団にとって必要な考慮がなされているものであること。

・指定運用方法により見込まれる収益(名目・実質)が上記で規定する 損失の可能性(リスク)との関係で合理的であることを説明できるものであって、加入者集団にとって必要な収益の確保が見込まれるもの であること。

・指定運用方法に係る手数料、信託報酬その他これらに類する費用(販売手数料、信託財産留保額、保険商品の解約控除等)が、見込まれる収益に照らし、過大でないこと。

出所:確定拠出年金の運用に関する専門委員会報告書

※基本運用商品(デフォルト)が発表されました(5/3)

結構意外な結果ですがりそな銀行の基本運用商品(デフォルト)が発表されました。

りそなの商品を使うだろうってのはあってましたがまさか生年月日毎で商品を変えてターゲットイヤーを選択するとは・・・・

~1975年12月31日生まれ: りそなターゲット・イヤー・ファンド2030
1976年1月1日~1985年12月31日生まれ: りそなターゲット・イヤー・ファンド2040
1986年1月1日~ 生まれ:りそなターゲット・イヤー・ファンド2050

なぜ基本(デフォルト)商品を投資信託にするのか?

なんかこれ急にりそな銀行が単独で動いたような印象ですがそうではありません。

実はだいぶ前から社会保障審議会企業年金部会確定拠出年金の専門会員会で議論されていました。

そのまま放置して定期預金としている人が多いことが問題視されたのです。

実際に下記の統計資料記事を見ていただければわかりますが、元本保障の定期預金と保険で64.6%を占めてしまっているのです。

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それを改善し投資信託を増やすのが今回の目的となります。

行動経済学で有名なナッジという手法でも初期設定(デフォルト値)がとても重要だと言われていますね。

それを投資信託にすることで改善を図ることになります。

実際に米国ではこの方法で成功したそうです。

今回の変更でどう対応するのがよいのか?

今回の基本(デフォルト)商品変更の対象は3ヶ月間運用先を指定しない人が対象となります。

ですからその期限が来る前に自分でちゃんと指定することが重要です。

定期預金も選択肢としてはありますので定期預金がよいならばちゃんと自分で変えて上げる必要が出てきます。

また、投資信託を選択する場合でもデフォルトのままにするのではなくちゃんと自分で考えて選ぶことが重要になります。

ちなみに私がりそな銀行で個人型確定拠出年金(iDeCo)をやるならどの運用商品を選択するかについては下記をご覧ください。

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まとめ

今回はりそな銀行が個人型確定拠出年金(iDeCo)の基本(デフォルト)商品を投資信託に変更するというお話でした。

変更自体はとてもいいことだと思いますが、納得性を考えるとやはり自分でちゃんと選ぶことが重要だと思います。

この流れは他の金融機関でもどうようになると思われます。

また、先日紹介したように銀行の窓口で個人型確定拠出年金(iDeCo)で申込みができるようになります。

[sitecard subtitle=関連記事 url=https://ideco-ipo-nisa.com/11266]

今回の件も含めてぜひ自分で適正な判断ができるようにしておく必要がより高まったのかなって気もしますね。

このサイトでもそれに必要な情報提供をし続けていきたいと考えています。

個人型確定拠出年金(iDeCo/イデコ)に加入するならこの5社から選ぼう

個人型確定拠出年金(iDeCo/イデコ)を始めるならまずは金融機関を決める必要があります。

しかし、たくさんあってどこにしたらよいのかわからない方も多いでしょう。

簡単に決めてしまう方もおおいかもしれませんが、個人型確定拠出年金(iDeCo/イデコ)の場合、金融機関ごとの違いがとても大きいですから慎重に選びたいところです。

私が今もし、新たに加入するならSBI証券、マネックス証券、松井証券、大和証券、楽天証券の5択の中から決めます。

(※私が加入しているのはSBI証券です)

この5つの金融機関は運営管理機関手数料が無料です。※国民年金基金連合会の手数料等は各社共通で掛かります。

また、運用商品もインデックスファンドを中心に信託報酬が低い投資信託が充実しているんですよ。

順番に見ていきましょう。

SBI証券

まずイチオシはSBI証券「個人型確定拠出年金iDeCo(イデコ)」です。

SBI証券は信託報酬も最安値水準のeMAXIS Slimシリーズを始めとしたインデックスファンドから雪だるま全世界株式、ひふみ年金、NYダウ、グローバル中小株、ジェイリバイブといった特徴ある投資信託をたくさん揃えているところが最大の魅力です。

選択の楽しさがありますよね。

また、確定拠出年金を会社員に解禁される前から長年手掛けている老舗である安心感も大きいですね。

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マネックス証券

次点はマネックス証券 iDeCoです。

こちらも後発ながらかなりiDeCoに力をいれていますね。

iDeCo初でiFreeNEXT NASDAQ100 インデックスを取扱い開始したのに興味をひかれる人も多いでしょう。

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松井証券

松井証券のiDeCoは35本制限まで余裕があるというのは後発の強みですね。

その35本制限までの余裕を生かして他社で人気となっている対象投資信託を一気に採用して話題になっていますね。

こちらも有力候補の一つですね。

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大和証券

大和証券 iDeCoは大手証券会社でありながら、個人型確定拠出年金(iDeCo/イデコ)にもかなり力を入れています。

他のネット証券と違い店舗が全国各地にたくさんあります。そこに魅力を感じる方にはおすすめできますね。

また、取扱商品もダイワつみたてインデックスシリーズなど信託報酬が安めの商品を取り揃えています。

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楽天証券

楽天証券は楽天・全世界株式インデックス・ファンドや楽天・全米株式インデックス・ファンドといった自社の人気商品の取扱が大きなポイントとなっています。

この2つのファンドは人気ですね。

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総合して考えるとこの5つの金融機関に加入すれば大きな後悔はないかなと思います。

他の運営管理機関もぜひがんばってほしいところですが・・・

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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