今回は満を持して登場した楽天証券のiDeCoのおすすめ配分(アセットアロケーション、ポートフォリオ)を見ていきます。
激戦の様相の個人型確定拠出年金(iDeCo/イデコ)
少し前のSBI証券と楽天証券のどちらかを選べば良いという感じでしたがちょっと様相が変わってきました。
手数料戦争は来るところまできてしまいましたでの今後は、サービスと運用商品の勝負となるでしょう。
そこでわたしが楽天証券でiDeCoをはじめるならどの運用商品を選ぶのかを考えてみて見たいと思います。
もちろん投資は自己責任なのでどこに投資するのはご自身でよく考えてくださいね。
私の選んだ運用商品で損がでたとしても保証はいたしかねます。
他の証券会社で私が運用商品を選ぶ場合はこちらからどうぞ
シリーズものとして定期的に投稿してきました「私ならこれを選ぶ◯◯の個人型確定拠出年金(iDeCo/イデコ)おすすめ配分。運用商品を比較してみた」ですがかなりのページ数になり、わかりにくくなってしまいましたのでここら辺でまとめ[…]
追記:楽天証券が運用商品を選択しない場合の投資商品を発表しましたので追記します。
楽天証券の個人型確定拠出年金(iDeCo/イデコ)の運用商品
まずは楽天証券の個人型確定拠出年金(iDeCo/イデコ)運用商品を見てみましょう。
注目のポイントはSBI証券やイオン銀行では買えないだけでなく直販以外では楽天証券の個人型確定拠出年金(iDeCo/イデコ)でしか買えないセゾンでしょう。
セゾンが書いたくて楽天証券でiDeCoをはじめるという人もいるくらいです。
その他の運用商品はSBI証券とイオン銀行と比較してもうまいこと揃えてあるな。と言った感じですね。
代表的な選択肢になりえる運用商品をご紹介しましょう。
カテゴリー | 商品名 | 信託報酬(税込) |
---|---|---|
国内株式 | たわらノーロード日経225 | 0.187% |
国内株式 | 三井住友・DC日本株式インデックスファンドS | 0.176% |
先進国株式 | たわらノーロード 先進国株式 | 0.10989% |
先進国株式 | 楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天・バンガード・ファンド(全米株式)) | 0.162%程度 |
新興国株式 | インデックスファンド海外新興国(エマージング)株式 | 0.374% |
国内外株式 | 楽天・全世界株式インデックス・ファンド(楽天・バンガード・ファンド(全世界株式)) | 0.212% |
国内債券 | たわらノーロード国内債券 | 0.154% |
先進国債券 | たわらノーロード 先進国債券 | 0.187% |
先進国債券 | たわら先進国債券(為替ヘッジあり) | 0.22% |
新興国債権 | インデックスファンド海外新興国(エマージング)株式 | 0.374% |
国内REIT | 三井住友・DC日本リートインデックスファンド | 0.275% |
先進国REIT | 三井住友・DC外国リートインデックスファンド | 0.297% |
バランス型 | セゾン資産形成の達人ファンド | 1.55% |
バランス型 | セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド | 0.59% |
私ならこれを選ぶ運用商品。リスク高めを許容できる人
iDeCoにかぎらずリスクを高めればそれだけリターンの金額もあがると予想されます。
つまり、ハイリスクハイリターンを考える方です。
リスクを取る場合私ならこういう運用商品を選択します。
国内株式:10% 三井住友・DC日本株式インデックスファンドS
先進国株式:60% たわらノーロード先進国株式
新興国株:30% インデックスファンド海外新興国(エマージング)株式
すべて株式となりますので少しリスクは大きくなります。
この割合なのは世界経済インデックスファンドを参考にしています。
ちなみに世界経済インデックスファンドのアセットアロケーションはこれと同じ日本株10%、先進国株60%、新興国株30%となっています。
日本人ですから日本にもう少し比重をおいてと感じるかもしれませんが、個人的に日本の株式にそこまで将来性を感じていないのでこの比率にしています。
世界の経済全体からみて日本が占める割合も5%から10%と言われていますのでそれを考えても妥当といえるかもしれません。
今回新興国株を30%ほど組み込んでいますが楽天証券の新興国株のインデックスファンド海外新興国(エマージング)株式はちょっと信託報酬が高めなので新興国株はNISAや積立NISAで買うのも選択肢としては良いと思います。
あとは米国だけに投資をする楽天・全米株式インデックス・ファンドに投資をするのも面白いでしょう。米国は株価が長期的に見てずっと右肩上がりで今後も人口増が見込まれる数少ない先進国です。結局経済の中心も米国であると考えれば米国中心に投資をするのもよいでしょう。この場合、先進国株式の一部や全部をこちらに回すと良いと思います。
また、他の証券会社と比較すると新興国株が少し割高な信託報酬となっていますので全世界の株に投資をする楽天・全世界株式インデックス・ファンドなんかも面白い商品ですからそちらで新興国分をカバーするというのも選択肢としてはありかもしれませんね。
私ならこれを選ぶ運用商品。リスク低めにしか許容できない人
次にリスクをあまり取りたくない場合は私ならこうします。
国内株式:5% 三井住友・DC日本株式インデックスファンドS
先進国株式:30% たわらノーロード先進国株式
新興国株:15% インデックスファンド海外新興国(エマージング)株式
国内債券:10% たわら国内債権
先進国債券:15% たわら先進国債券
先進国債券:15% たわら先進国債券(為替ヘッジあり)
新興国債券:10% インデックスファンド海外新興国(エマージング)株式
こちらは半分を株式、半分を債権としてリスクを大きく下げています。
ポイントはたわら先進国債権の為替ヘッジを先進国債権の半分としているところでしょう。
本来はもう少し、国内債権を増やせばリスクは下がると思いますが、
日本国内はマイナス金利で債権にはあまり期待できません。
また、先進国債権であっても為替リスクが結構ありますのでそれを減らす意味でも為替ヘッジとしています。
NISAや積立NISAを個人型確定拠出年金(iDeCo/イデコ)と合わせて使うなら債権部分やちょっと信託報酬が高めの新興国系はNISAや積立NISAで購入するのもありでしょう。
私はそんな感じで運用しております。
前回の私のNISA戦略に続いて今回は私のiDeCo(個人型拠出年金)戦略をお話したいと思います。iDeCoの特徴を押さえるまず一番のポイントはこれです。DeCoの特徴を押さえておくことです。売買利益が非課税例えばiDeCoの[…]
ちなみにGPIFの基本ポートフォリオは国内債券25%、国内株式25%、海外債券25%、海外株式25%です。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
公的年金の積立金の管理・運用を行う機関のGPIF(年金積立管理運用独立行政法人)が2024年度第一四半期の運用実績を発表。+3.65%、+8兆-9,732億円となっています。かなり順調に増えていますね。GPIFは四半[…]
私ならこれを選ぶ運用商品。選ぶのが面倒な人
実は先程のリスクを許容できない人向けの選択ですが、ほぼこれと同じアセットアロケーションの商品があります。
先程も紹介したセゾンです。
セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドです。
これ1本だけを選択してしまうのも選択肢としてはありかと思います。
多少、信託報酬が高くなってしまいますが、この場合、運用成績などによって比率が崩れてしまった場合にも自動でリバランスをしてくれるのも面倒でなくてよいですね。
セゾン投信がiDeCoで買えるのは楽天証券だけiDeCo(個人型確定拠出年金)は手数料も商品ラインナップもSBI証券「個人型確定拠出年金iDeCo(イデコ)」と楽天証券 確定拠出年金の2つが抜けてきました。もう手数料[…]
運用商品を選択しない場合
初回掛金拠出日から約4か月経過しても、ご自身で配分指定をされていない方は、楽天・インデックス・バランス(DC年金)で年金資金が運用されることになりました。
楽天・インデックス・バランス(DC年金)では嫌だって方は早めに運用指示を出すようにしましょうね。
楽天・インデックス・バランス(DC年金)についてはこちらを御覧ください。
楽天投信投資顧問が新ファンドを設定します。これがかなり面白い商品でしたのでご紹介します。楽天・インデックス・バランス(DC年金)が新規設定まだEDINETに公開されたばかりの商品のため詳細は不明です。わか[…]
まとめ
今回は私がもし楽天証券でiDeCoをはじめるならこの運用商品を選択するという記事でした。いかがでしたでしょうか?
楽天証券は運営管理手数料が無条件で0円ですし、運用商品の信託報酬の安い魅力的なのが多いのでSBI証券「個人型確定拠出年金iDeCo(イデコ)」、マネックス証券 iDeCo、松井証券のiDeCoと並んでオススメできます。
楽天証券のiDeCoの詳細はこちらからどうぞ。
楽天証券は楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンド、楽天・S&P500インデックス・ファンド、楽天・全世界株式インデックス・ファンド、楽天・全米株式インデックス・ファンドといった楽天ブランドの人気商品の取扱が大きなポイントとなっています。今後は楽天SPUの対象になったりしたらかなり面白い存在ですね。
個人型確定拠出年金(iDeCo/イデコ)については下記の記事も合わせて読んでいただくと理解しやすいと思います。
iDeCo(個人型確定拠出年金)は何度かブログで紹介しておりますが大変お得な制度です。しかし、全く勉強しなくてもOKというものでもありません。そうはいってもなかなかこのために勉強するのって大変ですよね。そこで私がオス[…]
iDeCo(個人型確定拠出年金)はかなりお得な制度ですので加入者がすごい勢いで伸びています。また、いろんなところで話題になっていますので飛びついて加入する人も多いでしょう。しかし、ちょっと冷静になってください。実はi[…]
1月に公務員やサラリーマンでも加入できるようになりましたのでiDeCo(個人確定拠出年金)をやっている人はかなりすごい勢いで増えているそうです。また、企業型確定拠出年金の加入企業も時流に乗って徐々に増えていっています。しかし[…]
アセットアロケーションをどうするかで投資結果の9割が決まると現代ポートフォリオ理論では言われています。デイトレードやIPO投資などの短期的な投資の場合はそうでもないと思いますが、個人型確定拠出年金(iDeCo)やつみたてNISAは長[…]
今回は楽天証券の魅力について見ていきたいと思います。最近はつみたてNISAの受付が始まり、そちらに各社力を入れているためか個人型確定拠出年金(iDeCo/イデコ)の競争がちょっと小休止した感があります。最近、新しい商品の追加[…]
フェイスブックページはじめました。
「いいね」してくれるとうれしいです