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  • ファンダメンタルズとは企業の業績などのことで経済の基礎的条件とも言われます。
大塚家具黒字転換はホント?

身売り??大塚家具の黒字転換を決算書から読み解く。本当にV字回復したのか?

大塚家具が、昨日2018年12月期第1四半期の決算報告を行いました。

そこで驚いたのが9四半期ぶりに黒字転換したとの発表。

ネット上でも大塚家具が黒字転換という記事が踊っていましたね。

 (株)大塚家具(TSR企業コード:291542085、江東区、大塚久美子社長)は、2018年12月期第1四半期が9四半期ぶりに黒字転換したと発表した。
5月11日に発表した2018年12月期第1四半期の決算報告は、売上高91億2,133万円(前年同期比10.7%減)、営業利益が赤字の14億1,958万円(同2億8007万円改善)、当期純利益が1億96万円(同9億1,991万円改善)だった。無借金経営は継続している。出所:東京商工リサーチ

大塚家具といえばレオスのひふみ投信が業績が悪いのに投資をしていることでも話題になっています。

カンブリア宮殿に代表の藤野氏が出演したときにも投資家を大塚家具に連れて行って説明するシーンが取り上げられていました。

今回はそんな大塚家具の決算書から黒字転換の理由、今後はどうなるのかを考えてみたいと思います。

※追記:8/3:身売り報道がされていますね。この記事で書いたとおり表面上だけの黒字転換でした・・・

大塚家具が9四半期ぶりに黒字転換


大塚家具の2018年12月期第1四半期で黒字転換が大きくうたわれています。

ニュースをちょろっと見ただけだと業績が回復したんだ・・・って思う方が大半だと思います。

しかし、しかし・・・決算書をしっかりみてみると全然違った側面が見えてくるのです。


大塚家具の売上高推移

大塚家具の売上げは2015年から下がり続けています。

ちょうどお家騒動があったころですね。

大塚家具売上推移

そんな状況下ですが今回の決算も売上げは前年同期比10.7%減となっています。

つまり、根本的な業績回復状況にはないといえるでしょう。

イケアやニトリなどの新しい家具屋に売り負けている感じですね。

大塚家具の営業利益推移

次に本業の儲けを示す売上高営業利益です。

こちらももともと良くなかったのがお家騒動以降急激に悪化しています。

大塚家具営業利益推移

そして今回です。

報道では黒字転換が強調されていますが、営業利益段階では1,419百万円のマイナスです。

昨年同時期が1,699百万円のマイナスですから多少改善はしているといえばそうなのですが・・・

大塚家具の経常利益推移

次は経常利益です。

こちらも営業利益とほぼ同じような状況となっています。

お家騒動以降かなり厳しい状況ですね。

大塚家具経常利益推移

そして今回も営業利益と同様な感じです。

報道では黒字転換が強調されていますが、経常利益段階でも1,372百万円のマイナスです。

昨年同時期が1,624百万円のマイナスですから多少改善はしているといえばそうなのですが・・・

 大塚家具の当期純利益推移

大塚家具が黒字転換したのは四半期純利益の段階です。

当期純利益も過去からみるとお家騒動のあった2016年以降急激に悪化しています。

20大塚家具当期純利益推移

そして今回の四半期純利益は昨年同時期が818百万円のマイナスであったのに対して、100百万円のプラスに転じました。

営業利益や経常利益段階で結構大きなマイナスだったのに四半期利益がプラスになりました。

大塚家具が黒字転換した理由

大塚家具が黒字転換をしたのは多額の特別利益を計上したからです。

決して業績が回復したからではないのです。

特別利益とはその期だけ臨時的に発生した利益のことで本業と関係ないものです。

つまり、数字上は黒字になったように見えますが根本的なことは解決していないという事がわかると思います。

具体的には固定資産売却益が1,176百万円、投資有価証券売却益175百万円、事業構造改善引当金戻入が124百万円、ゴルフ会員権売却益が3百万円で合計1,480百万円もの特別利益が計上されているのです。

簡単に言えば会社の財産を売ってそれでお金を調達し、利益を確保したってだけなんですよね。

 大塚家具の心配事は他にも・・・

また、他にも今回出た決算書から気になる点がありますのでご紹介しましょう、

現金預金が減りっぱなし

ここ2年以上業績が悪いことが大きい理由ですがお金がどんどん減っているのが気になります。

大塚家具は無借金経営ですのですぐにどうこうはないと思いますが・・・

現金及び預金の残高が昨年同時期が1,806百万円であったのに対して1,026百万円になっています。

つまり、780百万円1年間で減ったことを表します。

前述のように会社の財産を売ってそれでお金を調達しているにも関わらずです。

資金面はかなり厳しいことがわかると思います。

根本的な部分が解決しないとこの流れは変わらないでしょう。。。。

商品在庫が増えている

また、商品在庫は増えてしまっています。

そもそもの商品が売れていないってことが言えるんでしょうが・・・

このあたりをみるとまだまだ厳しい状況が続いていると考えざるえませんね。

店舗の売上げ減がやばい

店舗の売上げが前年同期比の87%とかなり減っています。

おそらく店舗自体を減らしたのでしょうがこれは厳しいです。

売上げ全体に占める店舗の販売割合が93%くらいですから他を増やしてはいますが焼け石に水状態です。

ネット販売(アマゾン)に乗り出しているそうですが価格で勝負されやすいネットで大塚家具の勝算はあるのか疑問があります。

まとめ

今回は大塚家具の四半期決算から黒字転換してますがまだまだ根本の解決できてませんよってお話でした。

表面上のニュースだけでなく決算書を見る癖をつけることは大事ですよ。

現状の大塚家具は当然投資対象としてどうなんだろう・・・って感じが強いです。

今後は大きくビジネスモデルを変える(元に戻す?)かどこかと合併(匠大塚とかおすすめ)や子会社化なんて話も出てくるかもしれませんね。

※8/3 身売り報道されていますね。何社か具体的な名前もでてきています。

この記事で見てきたように企業やマスコミが大きく発表している裏にある数字は自分で確認する必要があるのです。

今回も黒字転換と発表しましたが、決算書をよく見ると中身が伴った黒字ではありませんでしたしね。

決算書の読み方は下記記事をご覧ください。



個人的にレオスのひふみ投信が大塚家具へ投資をしていますが、大塚家具への投資だけはどうしても理解に苦しむところがありますね・・・

読んでいただきありがとうございました。

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