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楽天・エマージング株式インデックス・ファンドが新規設定!信託報酬最低水準

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楽天・エマージング株式インデックス・ファンドが新規設定!信託報酬最低水準

新しいNISAの影響なのか各社から新しい投資信託が続々登場しています。

しかも信託報酬率の最安値を更新するような商品や今までなかったような投資信託が多いんですよ。

そんな中、また新たな新興国株ファンドが登場しました。

楽天・エマージング株式インデックス・ファンドです。

今回は楽天・エマージング株式インデックス・ファンドについて詳しく見ていきましょう。

目次

楽天・エマージング株式インデックス・ファンドの概要

まずは楽天・エマージング株式インデックス・ファンドの概要から見ていきましょう。

項目内容
設定日2025年7月18日(当初申込 7月17日)
運用会社楽天投信投資顧問
ベンチマークMSCI エマージング・マーケット・インデックス(配当込み・円換算)
決算年1回(7月)
信託報酬(総額)年0.1518%(税込)
信託財産留保額なし
投資形態ファミリーファンド方式(マザーファンド:楽天・エマージング株式インデックス・マザーファンド)
取扱い金融機関(7/1時点)楽天証券のみ

このファンドはMSCI エマージング・マーケット・インデックス(配当込み・円換算)をベンチマークとして新興国株に投資をします。

楽天系は新興国株が弱めだったのでその弱点を埋めに来た形ですね。

楽天・エマージング株式インデックス・ファンドの信託報酬

楽天・エマージング株式インデックス・ファンドの信託報酬率は

0.158%

ベンチマークが同じeMAXIS Slim新興国株式インデックスと同率で、楽天では「楽天・新興国株式インデックス・ファンド」(0.202%))を一気に抜き去る水準です。

新興国株インデックスファンドのコスト競争は一段と激化しそうですね。

なお、楽天ブランドで既存の「楽天・新興国株式インデックス・ファンド」は、ベンチマークがFTSEエマージング・オールキャップなのでそこが差別化ポイントなのでしょう。

投資対象地域とインデックスの特徴

MSCI エマージング・マーケット・インデックスは中国・インド・台湾・ブラジルなど24か国をカバーし、世界時価総額の約10~12%を占めます。

大型・中型株で約1,400銘柄を持ち、セクター分散も広いのが特徴です。

これ一つで新興国株の「市場平均」を取りに行ける点が最大の魅力となっています。

なお、楽天・新興国株式インデックス・ファンドのベンチマークとなっている「FTSEエマージング・オールキャップ」と「MSCI エマージング・マーケット・インデックス」の主な違いは、韓国など一部の国が新興国に含まれるかどうかと小型株が含まれるかどうかってところです。

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ちょっとわかりにくいですが「FTSEエマージング・オールキャップ」の他に、SBI・新興国株式インデックス・ファンドなど「FTSE エマージング・インデックス」をベンチマークとしているものもあります。

違いは小型株を含むか含まないかです。

FTSEエマージング・オールキャップは小型株が含まれており、FTSE エマージング・インデックスは含まれていないって感じですね。

どちらが良いのかはなんとも言えません。

お好みですね。

楽天・エマージング株式インデックス・ファンドの取扱い金融機関

取り扱い金融機関はEDNETの提出時点では下記です

楽天証券

楽天証券の目玉にするほど他社の商品との差別化要因はありませんから、今後主要ネット証券などへ拡大する可能性は高いでしょう。

競合商品との比較

次に主な競合商品との比較も見てみましょう。

ファンド名信託報酬(税込・年率)ベンチマーク
SBIネクスト・フロンティア高配当株式ファンド(年4回決算型)0.099%独自の新興国+オセアニアの高配当株式ポートフォリオ
SBI・V・新興国株式インデックス・ファンド0.1338%FTSEエマージング・オールキャップ
楽天・エマージング株式インデックス・ファンド0.1518%MSCI エマージング・マーケット・インデックス
eMAXIS Slim 新興国株式インデックス0.1518%MSCI エマージング・マーケット・インデックス
SBI・新興国株式インデックス・ファンド0.1760%FTSE エマージング・インデックス
<購入・換金手数料なし>ニッセイ新興国株式インデックスファンド0.1859%MSCI エマージング・マーケット・インデックス
たわらノーロード 新興国株式0.1859%MSCI エマージング・マーケット・インデックス
楽天・新興国株式インデックス・ファンド0.2020%FTSEエマージング・オールキャップ

楽天・エマージング株式インデックス・ファンドはMSCI エマージング・マーケット・インデックスをベンチマークとした投資信託の中では「eMAXIS Slim 新興国株式インデックス」と並んで信託報酬が最も安くなります

あとは実質コストがどうなるかに注目ですね。

最安値はSBI・V・新興国株式インデックス・ファンド

なお、インデックスファンド系ではSBI・V・新興国株式インデックス・ファンドが最も信託報酬率が安くなります。

ただし、SBI・V・新興国株式インデックス・ファンドはベンチマークがFTSEエマージング・オールキャップで、前述したように楽天・エマージング株式インデックス・ファンドとは小型株の有無と韓国などの国が含まれるかの違いがあります。

どちらが良いのかは好みになりそうです。

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SBIネクスト・フロンティア高配当株式ファンド(年4回決算型)との比較

ベンチマークがない商品なので単純な比較はできませんが、新興国株系投資信託で信託報酬の最も低いのはSBIネクスト・フロンティア高配当株式ファンド(年4回決算型)となります。

SBIネクスト・フロンティア高配当株式ファンド(年4回決算型)は0.099%と驚異的な低コストながら、分配金を出す設計上、複利効果はやや薄れます。

一方で楽天・エマージングは「再投資型」で長期複利を最大化する王道インデックス。

どちらが有利かは「インカム重視かキャピタル重視か」で選びたいところです。

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まとめ

今回は「楽天・エマージング株式インデックス・ファンドが新規設定!信託報酬最低水準」と題して楽天・エマージング株式インデックス・ファンドついてみてきました。

MSCI エマージング・マーケット・インデックスをベンチマークとした投資信託では最安値水準となります。

ただし、同率の「eMAXIS Slim 新興国株式インデックス」は楽天証券でも買えるのでそこまで目新しいものではないかもしれませんが・・・

新興国株の投資信託を買いたい方は、ベンチマークの違うSBI・V・新興国株式インデックス・ファンドやSBIネクスト・フロンティア高配当株式ファンド(年4回決算型)などと比較して検討してみましょう。

本記事は投資信託の概要を分かりやすくまとめたもので、特定銘柄の購入を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任で行ってください。最新の交付目論見書・商品説明書を必ずご確認ください。

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