またまた7月のIPOの新情報(上場承認)がでました。
今回は7月5日東証マザーズ上場のキャンディルです。
キャンディルについて見ていきましょう。
キャンディルが7月5日に上場決定
主幹事は野村証券です。
事業内容は建築サービス関連事業(リペアサービス、住環境向け建築サービス、商環境向け建築サービス、商材販売)となっています。
【事業内容】建築サービス関連事業(リペアサービス、住環境向け建築サービス、商環境向け建築サービス、商材販売)
【主幹事】野村証券
【幹事】 SBI証券、SMBC日興証券、みずほ証券、岡三証券、いちよし証券
【仮条件】6月15日
【申込み期間(BB)】6月19日~6月25日
【上場日】 7月5日
【公募株式数】 公募200,000株 売り出し950,000株
【OA】172,500株
【想定価格】1,160円
【吸収価格】15.3億円
【時価総額】58.2億円
【資金用途】事業拡大のための設備投資資金に充当する予定
6月19日BBが開始されます。
キャンディルのビジネスについて
キャンディルは2014年設立と比較的新しい会社です。
ただし、沿革を見ると1995年設立(株式会社バーンリペア)合併や子会社化などいろいろ紆余曲折あって現在の会社になったようです。
キャンディルの事業内容
キャンディルの事業内容は戸建て、集合住宅、商業施設などの建築サービス関連事業となります。
それに絡む在庫管理システムをクラウドサービスとして提供しているようですね。
具体的にはリペア、住環境向け、商環境向け、商材販売を手がけています。
リペア
主力はリペアで内装建材、家具などに発生した傷や不具合を、部材交換することなく修復(リペア)するサービスを展開しています。
建築現場では日常的にさまざまな傷が発生しますが、それらを修復(リペア)することで、コスト圧縮・納期圧縮につながるため、建築業界にはなくてはならないサービスとなります。
建物に美観上の不具合(傷や凹凸などのダメージ)が発生した時に、肉眼では違和感のないレベルに美観を回復させ、コストの圧縮と工期の短縮を実現するサービスですね。
キャンディルのリペアの特徴としては下記を上げています。
日本の建築市場においては、当グループが最初に技術者の大量育成と市場拡大に成功し、「リペア市場」という新しいサービス市場を牽引してきました
ガラス製品を除き、おおかたの建築材料に対応可能であり、今日の日本の建築現場では必要不可欠なサービスとして認知されています
特に、個人の財産としては最も高価なものの1つとされる「住宅」建築においては、美観回復レベルも最上級の品質が求められており、当グループの技術力と対応力が最も期待されている分野です
住環境向け
住環境とは建築中の住宅の各種検査、内覧会の設営から実施、住宅のアフター点検、維持・管理にまつわるメンテナンス、リフォームまでの大規模な改修を伴わない小規模な施工など、住宅に向けたサービスのことです。
住宅のライフサイクルを支える「ワンストップサービス」を提供しているのが特徴のようです。
商環境向け
商環境向けは商業施設の内装仕上げ、オフィス移転や内装変更、ホテルの家具取り付けや家具組み立てなど、商業施設向けに機動性を強みにした各種機能を提供するサービスです。
商材販売
照明機器やカーテンなどのインテリア商材を内装設計やインテリアデザインのご提案と合わせて販売しています。また、リペア関係の補修材料などを全国のホームセンターや量販店、Webショップを通じて販売しています。
キャンディルの業績について
キャンディルの売上は連結で見ると14%増となっています。
経常利益も120.7%の増とかなり大きく成長しています。
これが一時的なものなのかどういった要因があるのか等は財務分析をして分析してみたいと思います。
キャンディルの株主、ロックアップ
次にキャンディルの株主をみていきましょう。
VCの保有がかなり大きくなっています。
ただし、VCのロックアップは90日となっており、上場時は気にしなくて良さそうです。
ほかは個人株主や取引先のようです。
ストックオプションで行使可能なものが、176,700株と173,700株。合わせて35万株ほどあります。
この辺りの動向も注目でしょうね。
キャンディルの当選のための攻略法
メルカリと比較するとかなり株数が違いますのでなかなか当選確率は低そうです。
そのためまずは主幹事の野村證券で申し込むのは必須でしょう。
また、他の幹事も大手を中心にIPOに力をいれているところが多いですので全部申し込むのは当然でしょう。
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