先日、金融庁がつみたてNISA、NISA、職場つみたてNISAの現状についての統計データなどを発表しました。
今回はこの統計データの内容を詳しく見ていきたいと思います。
ちなみにiDeCoの統計情報や、投資信託の統計情報と比べると衝撃的な内容ではありませんでした(笑)
そこまで突っ込んだ内容の統計でなかったこともありますけどね。
iDeCo、投資信託の衝撃の統計情報はこちらからどうぞ。
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NISA(一般、つみたて)の統計データ
今回公表された統計資料はいくつかのデータがありますので順番に見ていきましょう。
NISA(一般・つみたて)の口座数
まずはつみたてNISAが始まった平成30年1月から3月にかけての口座数の推移から見ていきましょう。
出所:金融庁「NISA(一般・つみたて)の現状」より
つみたてNISAの口座数は約51万口座でした。
一般NISAが約18万口座開設しておりますので合わせると約69万口座となります。
iDeCoの加入者が平成30年5月の時点で約91万ですから合わせて150万人近くがつみたて投資をしていることになります。
iDeCoとつみたてNSIA両方加入している重複者がかなりいそうですけどね。
私も両方加入しています。
NISA(一般・つみたて)の口座数及び買付額の推移
次は口座数と買付額の推移です。(平成30年3月末時点)
出所:金融庁「NISA(一般・つみたて)の現状」より
NISA(一般・つみたて)の口座数
NISA(一般・つみたて)合わせての総口座数は1,167万9,355口座となっています。
昨年と比較すると8.4%増となっていますね。
1人1口座しか持てないNISAですから日本人の10人に一人が開設していることになります。
(中には銀行などに頼まれて作ったけど使ってないよって方もかなりいると思いますけど・・・)
ちなみにそのうちつみたてNISAは50万7,462口座です。
NISA(一般・つみたて)の買付額
NISA(一般・つみたて)合わせての総買付額は13兆9,398億9,223万円とまっています。
こちらも昨年と比較すると約3兆3,929億円、32.2%増となっています。
かなり大きく伸びていますね。
そのうちつみたてNISAは110億9,681万円です。
こちらは私のように毎日つみたてなどにしている方も多いでしょうから少しずつしか積み上がらないためこんなものでしょう。
口座開設者の傾向
これは結構面白いデータですがつみたてNISAと一般NISAでは口座開設者の傾向に大きな違いがありました。
つみたてNISAの口座開設者世代別比較
出所:金融庁「NISA(一般・つみたて)の現状」より
まずはつみたてNISAです。
つみたてNISAの開設者は20歳代が16%、30歳代が25%、40歳代が16%と若者世代が7割を占めています。
また、つみたてNISAを始めた方は一般NISAからの切り替えで始めた方は34%であったのに対して、新規で口座開設した方が66%いました。
つまり、はじめての投資をつみたてNISAで始めたという方が多そうな感じですね。
一般NISAの口座開設者世代別比較
出所:金融庁「NISA(一般・つみたて)の現状」より
対して一般NISAは20歳代が4%、30歳代が10%、40歳代が15%と若者世代が3割しかいません。
つみたてNISAと違って自由度が高かったりわかりにくいところがあったりすることが大きいのでしょうか。
かなりの違いとなっていますね。
つみたてNISAの毎月の投資資金
次はつみたてNISAの毎月の投資資金です。
これは結構興味深いデータがでております。
金融機関によって大きく違うというのです。
A社:上限まで掛けている方が半数近く
出所:金融庁「NISA(一般・つみたて)の現状」より
まずはA社です。
A社は45%の方が30000円超となっています。
つみたてNISAの上限額は年間40万ですから上限行っている方ですね。
B社:1万円が半数
出所:金融庁「NISA(一般・つみたて)の現状」より
次はB社は1万円が半数となっています。
初心者が多い感じなんでしょうかね?
C社:1万円以下が大半
最後はC社です。
出所:金融庁「NISA(一般・つみたて)の現状」より
こちらは5000円未満が15%、5000円〜10000円未満が19%、10000円が24%とかなり低くなっています。
今回の統計資料ではA、B、Cそれぞれどこの金融機関かはわかりませんが、A社は普段投資をする方が多い金融機関
BとCははじめての投資の人が多かった感じなんでしょうかね。
つみたてNISAを始めるならこの2社がおすすめ
ちなみに私はSBI証券でつみたてNISAをはじめています。
積み立て金額は毎日1600円としています。
年間の上限の40万になるように差額は賞与扱いでまとめて積み立てをしています。
つみたてNISAは金融機関同士の差は少ないですが取扱商品数、注文の仕方が結構違います。
その点を加味するSBI証券か楽天証券がおすすめですね。
CHECK! SBI証券
まとめ
今回は金融庁が発表したつみたてNISAの統計データを詳しく見てきました。
面白いのがつみたてNISAが若年層がかなり多く、新規口座開設者が多いってことですね。
このつみたてNISAを通じて投資の楽しさを知ったり、投資の勉強するきっかけになり投資の裾野が広がってくれることを期待します。
読んでいただきありがとうございました。
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