格安SIMが登場して数年が経ちました。
その間に総務省の規制などもあり一括0円や実質0円でのスマートフォンの販売もなくなり結局、携帯電話代の負担は増えるばかりです。
そのため格安SIMに乗り換える方が増えてきているようです。
わたしも格安SIMの楽天モバイルを使っています。
機種はアップルストアで買ったsimフリーのiPhone7です。
しかし、最近iPhone7の電池が持たなくなってきたので機種変更を考えドコモやソフトバンク、AU、格安SIM各社を含めいろいろ検討してみました。
そこでわかったのが機種代を含めると格安SIMがお得とは言えないということです。
ドコモ・au・ソフトバンクのキャリアがスマートフォンを一括0円や実質0円で最近また売るようになってきてるのも大きな要因です。
今回は格安SIMが本当にお得なのかについて考えてみたいと思います。
格安SIMがお得なケースとそうでもないケース
格安SIMはお得なケースとそうでもないケースがあります。
その分かれ目はスマートフォン本体を替えるか否かです。
格安SIMがお得なケース(機種が不要)
手持ちにスマートフォンがあり、その機種をそのまましばらく使うならば格安SIMが断然お得です。
例えば私が使っている楽天モバイルはデータ容量2GB、国内通話何度でもかけ放題(1回10分以内)で月々1480円(2年間)です。
更に楽天のダイヤモンド会員なら月々980円(1年間)とかなり安く利用することができます
au回線を使った早いと評判のUQモバイルでもデータ容量2GB、国内通話何度でもかけ放題(1回5分以内)で月々1980円となっています。
同じようなプランをソフトバンクで契約するとデータ容量2GB、国内通話何度でもかけ放題(1回5分以内)で月々2980円と1000円以上高くなっています。
楽天モバイル | UQモバイル | ソフトバンク | |
料金(2G) | 1480円 | 1980円 | 2980円 |
かけ放題内容 | 1回10分以内 | 1回5分以内 | 1回5分以内 |
(税抜き)
つまり、今の機種をそのまま使うなど機種代金が不要な場合は格安SIMがお得なのです。
2年使うとなると楽天モバイルは35,520円、ソフトバンクは71,520円とかなりの差となります。
ただし、格安SIMはキャリアと比較すると速度が安定しない等はあります。
私が楽天モバイルを使っていて感じるのは昼の時間や混雑している場所で使うと少し遅いな。。。ってくらいですが
格安SIMはいろいろ使っていますが、中には本当に遅くてびっくりするものもあります。
この辺りについては料金やプランを見ただけではわかりませんので口コミなどをチェックしておいたほうが無難です
キャリアがお得なケース(機種が必要)
対してスマートフォン(とくにiPhoneなど高額機種)を新たに買い替えたいとか機種が必要なケースは格安SIMがお得とは言えなくなります。
例えば今回私がいくつか店舗を回って提示された最安値はある携帯電話ショップのソフトバンクiPhone8(256GB)が一括0円というものでした。
iPhone8(64G)の方はauもドコモも一括0円で提供しているようですね。
総務省の通知はもう忘れてしまったようです(笑)
ちなみに一括0円と実質0円は全く違うものです。
スマートフォンをお得に替える際にはぜひおさえておきましょう。
詳しくは下記記事をご覧ください。
総務省の規制が激しいため、あまり見なくなりましたがスマートフォンの売り方で一括0円と実質0円というものがあります。この2つ言葉は似ていますが意味合いがぜんぜん違うんですよ。今回はスマートフォンをお得に買うのに最低限費用な知識[…]
ソフトバンクの場合
ちなみにこのiPhone8(256GB)はアップルストアで買うと95,800円(税抜)です。
また、今回の携帯電話ショップの場合、2年間合計すると以下の金額。
プランは5GB以上のプランで2年縛りとなっています。
通話し放題ライト | 1,700円 |
WEB利用料 | 300円 |
データ定額パック(5GB) | 5,000円 |
月月割(24ヶ月) | −3,210円 |
2年間合計 | 84,200円 |
(税抜き)
端末は一括0円ですから込です。
ちなみにその店1ヶ月で解約して良いけどということで5000円分の有料コンテンツ加入の条件がついていました。
そのため解約を忘れなければ5,000円足したのが総額となります。
下取り等の条件は特に提示されませんでした。
ですから2年間合計のスマートフォン代は機種含んで 89,200円です。
手持ちのiPhone7もそれなりの金額で売れるでしょうから実質もう少し安く使えることになります。
つまり、スマートフォンが一括0円等で売っているのを見つければキャリアで買うのも安いのです。
ただし、一括0円といっても下取り代も込とか有料コンテンツを何ヶ月つけてくれとか、何年縛り(その間に解約すると解約料がかなり高い)など細かい内容が店やキャリアによって違いますのでそのあたりも確認する必要はありますけどね。
あとは楽天モバイルなどの格安SIMからだと乗り換えの割引がつかない店もありますので注意が必要です。
楽天モバイルの場合
では格安SIMの場合どうなのでしょうか?
私も使っている楽天モバイルの場合と比較してみましょう。
楽天モバイルの場合はiPhone8(256GB)を扱っていませんので自分で用意する必要があります。
ですからアップルストアで買う95,800円(税抜)と考えます。
さらにデータ5GBのプランはないので6GBの場合(プランM)
プランM(データ6GB) | 2,480円 |
2年間合計 | 59,520円 |
(税抜き)
となります。
端末合計すると2年間で155,320円掛かることになります。
多少プランが違いますので単純比較はできませんが、2年間トータルの金額はソフトバンクの方が安いですね。
まとめ
今回は「格安SIMは本当にお得なのか?機種代を考えるとドコモ・au・ソフトバンクの方が得なケースも」と題して格安SIMがお得なケースとそうでもないケースを見てきました。
まとめるとこんな感じです
○機種がすでにある場合、断然格安SIMの方が安い
○高い金額の機種を新たに買う場合には機種代と2年トータルの料金でみるとキャリアの方が安い場合も
また、キャリアの方が通信速度が速かったり安定しているのも大きいですからそれらも踏まえて考えるのをおすすめします。
他にも自分がどれくらいのデータを使うのか、どのくらいの性能のスマートフォンが必要なのか、電話はどれくらいかけるのか、機種変更をするにしてもどれくらいの期間使うのかなどいろいろ検討する余地はありますけどね。
そのあたりをトータルで考えましょう。
ちなみに私は今回のiPhone8(256GB)一括0円にはかなり揺れましたが、iPhoneの新型が9月にでるという噂もありますのでそれまで待つことにしました(笑)
また、中古でスマートフォンを買う際には下記の点をご注意くださいね。
数年前までは大手キャリアでも一括0円で買っておけば最新機種のiPhone本体無料、さらに通信料も激安(複数台買えば2年間通信料0円ということも可能でした)という裏技が通用していましたが、総務省が一括0円や実質0円をやめるように通知を出して以[…]
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