昨日11月11日は中国で「独身の日」として大注目のセール日です。昨日はアリババだけで3兆円を超える売上を記録しました。日本でもヤフーショッピングやヤフオクが「いい買い物の日」、楽天市場が「おひとりさまDAY」としてセールを企画してましたね。どれもかなりお得なポイントバックなどを付与してましたので今後はセール定番の日になりそうな予感があります。ちなみに私もアリエクスプレス、ヤフーショッピング、楽天市場でそれぞれ注文しました(笑)
そんなセール日としてばかり注目されていますが、これだけ盛り上がるのは中国で独身の人がかなり多くなっているからとも言われています。これは中国だけに限ったことではなく日本でも同様のことが起こっているのです。
おひとりさま(独身の人)はどれくらいいるのか?
それではまず、おひとりさま(独身の人)がどれくらいいるのかを見ていきましょう。
男性の4人に1人はおひとりさま
2015年の国勢調査では生涯未婚率が男性で23.37%、女性で14.06%にものぼったそうです。前回の2010年の調査結果と比較してもかなり急上昇しており、過去最高となっているのです。
2015年の時点で男性のおよそ4人に1人。女性のおよそ7人に1人は生涯独身となるのです。それだけ結婚する方が減っているとも言えますね。
たしかに周りにも結婚適齢期で独身の方はかなり多くなっている感じはあります。
死別や離婚を入れたら女性も4人に1人がおひとりさま
また、死別や離別(離婚)も合わせると男性で30.2%、女性で26.12%が未婚(独身)となっています。
つまり男性で3人に1人、女性で4人に1人近くの方が「おひとりさま」となるわけです。
かなりの割合の方がおひとりさまとなるわけです。
おひとりさまはライフプランを立てることが大事
おひとりさまの生活をうまくまわすためには将来のライフプランとくにお金についてしっかり計画を立てておくことが必要となります。
おひとりさまの支出はどれくらい掛るのか
それではおひとりさまのお金について詳しく見ていきましょう。
まずは、おひとりさまがどれくらいの老後生活を送っているのかは総務省の家計調査 家計収支編(単身世帯)でわかります。
これによると単身世帯の2017年の支出は1ヶ月に16万1千円となっています。内訳としては下記のようになっています。食費が一番多く約25%です。次に多いのが住居ですが、ちょっと注意しなければならないのが住居にかかる支出は全体の13%約2万円程度となっていますが、これは平均であるゆえのものです。持ち家などで0の方も多くいますので、賃貸の場合にはそれをプラスして考える必要があります。
出所:総務省の家計調査 家計収支編「1世帯当たり1か月間の支出(単身世帯)」を元に作成
また、これはあくまで通常時の金額です。例えば引っ越しをしたい、転職したい、旅行したい、○○買いたいなどいろいろなことがあるでしょう。
それらがあればそれにプラスして考えておく必要があります。
ライフプランを計算してみよう
本来は上記の支出や今後の収入などでライフプランを立てるのですがそれらをちゃんと計算しようとすると大変です。
しかし、最近は便利なサイトもできています。
下記の日本FP協会のサイトや金融庁のサイトで簡単な質問に答えるとライフプランを算出することができますので一度試してみるとよいですよ。
(おひとりさま以外ももちろんできます)
>>ライフプラン診断 (日本FP協会)
>>ライフシュミレーション(金融庁)
おひとりさまの今後
自分が働いている間は上記の支出以上稼げば問題なく家計は回るでしょう。所得がそれなりにある方ならある程度の贅沢もできるかもしれません。家族持ちの方よりもむしろお金の自由度は高いでしょう。だれも文句を言う方はいませんし、扶養しなければならない人もいないからです。
問題となるのは自分が働けなくなったときです。
病気や怪我、失業で働けなくなった時
まず、考えておきたいのが自分がもし、働けなくなったらどうなるかということです。
家族持ちであれば家族の助けを得ることができます。
しかし、おひとりさまの場合はそれらを得ることは難しくなります。(ご両親が健在なら問題ないかもしれませんが)
そのための蓄えをある程度しておかないと一気に困ってしまうことになりかねないのです。
もしものときに使えるお金の制度もぜひおさえておきおましょう。詳しくは下記記事を御覧ください。
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特に高額療養費制度や傷病手当金についてはぜひ知っておきたいところ。詳しくは下記記事を御覧ください。
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定年退職後の老後資金
また定年退職後のお金についてもしっかり考えておきたいところです。基本的におひとりさまの場合、年金だけでは全然足りない方がほとんどだと思います。これは年金が夫婦ふたりの生活用に設計されているためで当然独り身だと足りなくなってしまうのです。
そのため自分である程度の準備や対策が必要なのです。
おひとりさまの老後資金対策について詳しくは下記の記事を御覧ください。
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シングルマザー、シングルファザーになった場合
また、離婚などで急に独身となる場合もあります。(おひとりさまではありませんが)この場合も相手方から慰謝料や養育費がもらえれば多少なりとも楽になると思いますが、そうではない場合には生活が急に困窮してしまうこともあります。この場合にはなかなか事前準備も難しいでしょうから国の支援策などを知っておくとよいでしょう。
シングルマザー、シングルファザー向けて手当や助成金等の支援策について詳しくはこちらの記事を御覧ください。
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まとめ
今回は「独身の日で考えたい「おひとりさま」のライフプラン」と題しておひとりさまのライフプランについて考えて見ました。
特にお金の面はしっかり準備をしておかないとあとで後悔する可能性が高いです。ぜひ事前に対策しておきましょうね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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