新規上場(IPO)ジェイ・エス・ビー(3480)財務分析

ジェイ・エス・ビー株価

ジェイ・エス・ビー7月20日上場


7月29日に東証2部に新規上場しますジェイ・エス・ビーの財務分析をしてみたいと思います。

ジェイ・エス・ビーが上場する7月20日は同日にクロスフォー、前日にユニフォームネクストが上場しますが、それまでソウルドアウトの上場日7月12日から間が開いていることで資金が回ってきそうな感じはあります。

一方で北朝鮮問題やトランプ関連、安倍政権の忖度問題などで一気に地合が悪くなる可能性もはらんでいます。

なお、財務分析は目論見書で掲載されている直近2年によります。

ジェイ・エス・ビーのビジネスモデル


ジェイ・エス・ビーの事業内容は連結子会社8社、持分法非適用関連会社1社からなり、不動産賃貸管理、不動産販売、高齢者住宅事業などをおこなっています。

不動産にからんだ様々な業務をやっていると行った感じなのでしょう。

目論見書を読んだだけですとジェイ・エス・ビーのどこに他社との差別化要因があり、強みがどこであるのかイマイチぴんとはきませんでした。

ただ、この業界は一度不動産オーナーや入居者とつながりができれば安定してお金を稼ぎ出すストック型でしょうから安定した収益は見込めるでしょう。また、この業界に参入するためには多額な投資が必要であり、参入障壁が高いこともプラスと働きそうです。

ジェイ・エス・ビービジネスモデル
出所:ジェイ・エス・ビー目論見書

具体的に行っている事業は次の通り

  • 不動産賃貸管理業:学生向けマンションの企画提案、建物の賃貸運営、管理業務
  • 不動産販売事業:販売用不動産の売却
  • 高齢者住宅事業:高齢者向け住宅による不動産活用を企画提案し、運営業務受託
  • その他:学生支援サービス、日本語学校事業など

ジェイエスビーの収益性


売上高総利益率

次に粗利の部分にあたる売上高総利益率からみていきましょう。

売上高総利益率をみることでその企業の商品力をみることができます。

27年度12.14%

28年度14.04%

と少し良化していますね。

業界として手数料ビジネスでしょうからこんなもんかなと言った感じです。

そこまで高い利益率とはいえないでしょう。

ただ土地の販売等がありますので売上げが大きくなってしまうところも影響しているかもしれません。

売上高営業利益率

次に本業の儲けを表す売上高営業利益率です。

27年度 4.71%

28年度 6.43%

とこちらも少し良化しています。

売上高経常利益率

次に利息や営業外収益を含めた売上高経常利益率をみていきます。

27年度 4.42%

28年度 6.05%

こちらも売上高営業利益率と同様になっています

不動産業なだけあって利息が結構ありますね。

売上伸び率

次に売上の伸びをみてみます。

28年度 6.25%

売上の伸びは落ち着いてきています。

今後の伸びもある程度は期待できそうではありますが。

自己資本利益率(ROE)

27年度 15.9%

28年度 19.9%

ROEは良化しています。また業界からみても良い水準です。

収益性まとめ

売上の伸びはイマイチですが利益水準は悪くありません、

今後の伸びはそれほど期待できないかもしれませんね。

しかし、安定してそうなところはあります。



ジェイ・エス・ビーの安全性


自己資本比率

総資産に占める自己資本の比率である自己資本比率はどうでしょう?

27年 25.7%

28年 27.4%

良化していますし、かなり高い数字です。

この数字なら問題はありません。

むしろ良いレベルです。

上場でこのあたりの数字はさらによくなる可能性が高いです。

流動比率

次に短期的な支払能力をみる流動比率です。

27年 113.30%

28年 106.28%

となっています。流動比率は100%が目安と言われています。

その水準はクリアしています。

また、流動資産に占める現金比率もかなり高いため当面の資金繰りの問題はないでしょう。

キャッシュフロー

キャッシュフローは営業活動と財務活動がプラスとなっています。

投資活動がマイナスとなっています。

営業活動と投資活動を合計したフリーキャッシュフローは28年度でマイナスとなっていることからちょっと要注意な点とも言えます。

それを投資活動でカバーしている感じです。

これは不動産業によくあるケースですので取り立てて問題といえるほどではありませんが・・

安全性まとめ

安全性は悪くないです。

また、このあたりの指標は上場することで更に改善しますので当面の資金繰り等で問題は起きにくいと想定されます。

ジェイ・エス・ビーの株価


PER、PBR

双方とも同業と比べても問題ありません。

多少割安な水準と言えます、

今後の大きな成長は見込みにくいでしょうがこの水準なら十分買いの株価だと思います。

ただ、業界的に不動産業界は不人気業界である点も考える必要があるでしょう。

そのため大きなプラスも見込めないけど下値も固いと言った感じが予想されるところです。

まとめ


いかがでしたでしょうか?

今回はジェイ・エス・ビーの財務を中心に分析してみました。

次回は初値予想をしてみたいと思います。

また、IPOをこれから始める方は下記ページを読んでいただくことをおすすめします。


読んで頂きありがとうございます、

最後に応援クリックを頂けると励みになりますm(__)m
にほんブログ村 株ブログへ
にほんブログ村

関連記事

関連記事



ピックアップ記事

  1. 選択型確定拠出年金は気をつけよう
    選択制確定拠出年金制度 今回は読者様よりご質問いただいた内容を考えて見たいと思います。 企業…
  2. テクニカル分析
    株式投資の銘柄選びの方法としてよくファンダメンタルズとテクニカル分析が挙げられます。今回はこのどちら…
  3. 投資戦略
    私のNISA戦略についてお話をしてみたいと思います。下記のブログにも書きましたがほとんどの人が株やF…
  4. 激戦の個人型確定拠出年金(iDeCo/イデコ) 手数料無条件無料で人気となっているSBI証券、楽天…
  5. つなぎ売り
    最近では月曜から夜更かしで話題の桐谷さんが登場したこともありかなり一般的になった株主優待。桐谷さんは…
  6. スパークス
    SBI証券(iDeCo)スパークス・日本株式スチュワードシップ・ファンドを追加 ただで…
  7. 積立NISA
    来年から始まる積立NISAとiDeCoどちらを優先? 前回、個人型確定拠出年金(iDe…
  8. ゆうちょ銀行イデコ
    個人型確定拠出年金(iDeCo/イデコ)に力をいれはじめたゆうちょ銀行 最近、新たな運用商品を追加…
ページ上部へ戻る