先日、テレビで芸能人がキャッシュレス決済をつかってどれくらい得するのかという番組がやっていました。その影響がかなり大きかったようで下記のキャッスレス決済に関する記事が少しだけバズりました。しかし、下記の記事はキャッシュレス決済のややこしい仕組みや種類の説明なのでその番組を見た方とは少しミスマッチだったかもしれません。
最近、キャッシュレス決済の話題が多く出回るようになりました。特に年末のPayPayの100億円キャンペーンのインパクトは強かったですね。ある意味、社会現象的にまで発展しました。(その後のクレジットカードの不正利用なんて話もありました[…]
そこで今回はキャッシュレス決済のうち、特に争いの真っ只中でキャンペーンを繰り広げているQRコード決済の主要5サービスを徹底的に比較してみました。
今回の比較を見ていただければ自分がどのQRコード決済を使えばいいのか自ずと見えてくるはずです。
QRコード決済とはそもそもなに?
まずはそれぞれ比較する前にQRコード決済とはなにかについて見ていきましょう。
QRコード決済とはその名前の通り、QRコードというバーコードで料金を支払う仕組みのことです。
クレジットカードや電子マネーといった他のキャッシュレス決済と比較して店舗側の負担が少なく済むことから急激に普及が始まっています。現金も持ち歩かなくてよくなりますから消費者側に大きなメリットがあります。
店舗側からしても現金取扱のリスクや手間を減らす効果があったり、キャッシュレス決済を使いたい層の獲得に繋がること、各社のキャンペーンを享受できることなど多くのメリットがあるため導入するところが増えていますね。
決済方法は2パターンあり
QRコード決済の方法は大きく分けて2パターンあります。一つは店舗側が消費者側が表示したバーコード(QRコード)を読み取る方式。もう一つが消費者側が店舗のバーコード(QRコード)を読み取る方式です。後者だと設備もほとんどいりませんから店舗側が導入しやすいですね。
QRコード決済は群雄割拠
QRコード決済は海外とくに中国ではすでにかなり普及してきています。
また、日本でも消費税増税のタイミングで国がキャッシュレス決済を使うと5%還元する「キャッシュレス消費者還元事業」を始めますから一気に普及することが推測されます。そのため各社かなり大きな争いに発展しています。ブロードバンドが普及する前のヤフーBBやスマートフォンが普及する前のiPhone一括0円みたいなバラマキが起こっているんですね。
ただし、それぞれ微妙に仕組みが違うんですね。その点も含め今回の記事では比較してみたいと思います。
キャッシュレス消費者還元事業について詳しくはこちらの記事を御覧ください
お金に生きるでも何度かキャッスレス決済の記事を書いていますが、ようやくキャッシュレス決済を使うと国から5%が還元される「キャッシュレス消費者還元事業の概要」がでました。今回はキャッシュレス消費者還元事業の概要について分かりやすく解説[…]
国内主要5Payサービスの特徴比較
まずは現在のQRコードサービスの主要5サービスの大まかな特徴を比較してみましょう。
PayPay | LINEPay | 楽天Pay | d払い | Origami Pay | |
支払方式 | 後払い 事前チャージ | 事前チャージ | 後払い | 後払い | 後払い |
還元率 | 0.5% | 0.5%〜2.0%(利用により) | 0.5% | 0.5%
| ー |
支払い方法 | クレジットカード 銀行口座振替 ヤフーマネー払い | 銀行口座振替 セブン銀行ATM Famiポートなど | クレジットカード 楽天ポイント払い | クレジットカード 電話料金合算 ドコモ口座振替 dポイント払い | クレジットカード 銀行口座振替 |
主な使えるコンビニ | ローソン、ファミマ、ミニストップ | ローソン、ファミマ、ミニストップ | ローソン、ファミマ、ミニストップ | ローソン、ファミマ、ミニストップ | ローソン |
その他 | キャンペーン多数実施中 | キャンペーン多数実施中 | 楽天ポイントが使える | キャンペーン多数実施中 | クーポン配布中 |
PayPay
まずはソフトバンクとヤフーの合弁会社であるPayPayです。ブロードバンドやiPhoneの普及前に一気にシェアを広げたソフトバンクグループだけあり、キャンペーンが半端ありませんね。
PayPayの特徴
支払い方法が便利
PayPayは支払い方法がクレジットカード・口座振替・Yahoo!マネーの3種類あり、利便性がかなり高いです。後払いも事前チャージも対応。特にクレジットカードで直接支払えるのが面倒がなくありがたいところでしょう。
アプリの使い勝手がよい
使っていて感じのはアプリの出来も今回ご紹介する5つで一番良く使い勝手が抜群なのも特徴でしょう。
個人的に良いと思うのがPayPayが使える店舗の検索や使いたい店のリクエストもアプリから簡単にできることですね。
また他のアプリと違い抽選結果がすぐわかるのもメリットでしょう。LINEペイは送られてくるメッセージの確認が必要だったり、楽天ペイはポイント還元されてわかるという正直だいぶ遅れた仕様となっています。その点でもPayPayに分がある感じがあります。
利用店舗が増加中
後発ですから使える店舗はそれほど多くありませんでしたが、100億円キャンペーンの実施以降急激に伸ばしており大手FC店は当然として個人店でも多く利用されだしていますね。
LINEPay
次はLINEPayです。メッセージアプリ最大手のLINEのサービスですね。すでに多くの人が使っているメッセージアプリのLINEから支払えるというのが最大の特徴かもしれません。その影響もあるのか利用者も多くなっています。
LINEPayの特徴
還元率が高い
LINEPayの特徴としてポイント還元率が利用(カラー)ごとに決められていることでしょう。カラーは毎月の利用学に応じて変わり、最大のランクになると還元率は2%となります。他がキャンペーン等をやっていなければ現状一番の還元率となっていますね。
支払いは事前チャージ
LINEPayは支払い方法は基本的に事前チャージとなります。
事前チャージ方式はクレジットカードと違い使いすぎないというメリットがあります。このあたりは好みではありますね。個人的にはクレジットカードで支払いたいところではあります・・・
アプリは・・・
アプリはLINE上ですから少し重たいかな・・・と感じてしまいました。ただし、先日LINEPay専用のアプリが登場しましたからそちらを使えばその点は問題ないでしょう。
利用店舗は多い
利用できる店舗はPayPayとならんでかなり多くなっていますね。PayPayもですが、初期利用無料、当面手数料無料で店舗に導入を勧めている効果が出ているようですね。
楽天Pay
次は楽天Payです。みなさんご存知の楽天のサービスとなります。楽天はすでに楽天経済圏と言われるポイント網が出来上がっています。その楽天スーパーポイントが使えることから始まる前からかなりのアドバンテージとなっているサービスとなります。
楽天Payの特徴
楽天スーパーポイントが支払いに使える
楽天Payの支払いは基本的にクレジットカードやVisaデビットカードと紐づけての支払いとなります。また、最大の特徴として楽天スーパーポイントが支払いに利用できます。「期間限定ポイント」も1円単位で使えますから楽天経済圏を普段から使っている方にはかなり使い勝手がよい状況となっていますね。
アプリは・・・
アプリはPayPayと比較するとちょっとまだ洗練されていない感は強いですね。今後に期待したいところでしょうか。特にキャンペーンで抽選が合っても当選したかどうかは後でポイントで確認してな・・・ってのはどうかと
利用店舗は多い
利用できる店舗はPayPayとならんでかなり多くなっていますね。このあたりは楽天の知名度が大きいですね。
d払い
次はd払いです。ドコモのサービスとなります。
d払いの特徴
dポイントが支払いに使える
d払いの支払い手段はかなり多様となっています。クレジットカードはもちろんドコモ電話料金合算払い、ドコモ口座振替。さらにはdポイントも支払いに利用することが出来ます。ドコモの携帯電話を利用している方にとってはかなりメリットがあるかもしれませんね。
アプリは・・・
アプリはこちらもPayPayと比較するとちょっとまだ洗練されていない感は強いですね。
利用店舗は多い
利用できる店舗はまだそこまで多くはありません。ただし、オンライン決済に使える加盟店もありこのあたりは他のQR決済と比較して大きなメリットでしょう。
origamiPay
最後はorigamiPayです。一番の老舗のQR決済となります。
Origami Payの特徴
銀行口座振替に対応
オリガミペイはクレジットカード、銀行口座振替に対応しています。最大の特徴は後払い方式の銀行口座振替が可能となっている点です。クレジットカードやデビットカードを持っていなくても同様に利用することが出来ます。
アプリは・・・
アプリはこちらもPayPayと比較するとちょっとまだ洗練されていない感は強いですね。
還元はなくクーポン配布
オリガミペイの特徴として他と違ってポイント還元等はありません。そのかわりに定期的にクーポン配布を行っています。クーポンによってはかなりの割引率となります。
利用店舗は少なめ
origamiPayは老舗ではありますが、まだまだ利用店舗は他と比べると少ないのが実情となっていますね。このあたりが改善してらもらわないとちょっと使いづらいかもれません。PayPayと同じく利用可能店舗を検索できるのは便利ですね
QRコード決済おすすめまとめ
今回は「キャッシュレス決済(QRコード決済)の国内主要5Payサービスを徹底的に比較してみた。おすすめはずばりこれだ!」と題してキャッシュレス決済のうち争いが激しいQRコード決済の主要5サービスについて比較してみました。
現状の様々な点を勘案するとおすすめはズバリ
ですね。キャンペーンもかなり魅力的ですし、アプリの使い勝手も抜群です。
クレジットカード払いも出来ますから今の時点では文句なしでしょう。
PayPayをこれから始める方はこちらからダウンロードをどうぞ
ただし、利用できる店舗がそれぞれ違ったり、キャンペーンの内容によっては他がお得というケースもあります。ですから他のQRコード決済も合わせて併用するのがおすすめかもしれません。私も今回ご紹介した5つとも利用中です。(ほとんどの場合、PayPayが一番お得となりますのでそちらをつかっていますが・・・)
ただし、クレジットカードのデメリットである使いすぎてしまうという部分を防ぎたいならLINEペイがおすすめですね。こちらは事前チャージが必要ですから使いすぎてしまうことは他よりも少なくなるはずです。
あとは楽天スーパーポイントを使いたい方は楽天payでしょうし、dポイントを使いたい方はd払いが最右翼となってきますね。
ただし、今後他の4社やそれに続くauペイ、セブンペイ、ゆうちょペイ、メルペイなども巻き返してくるかもしれません。(追記:セブンペイはコケました)
それに伴い様々なキャンペーンも実施されるでしょうからQR決済を巡る争いは目が離せませんね。
それぞれの還元率についてやキャンペーン情報はこちらの記事も御覧ください。
キャッシュレス決済は10月からの消費税増税に伴う政府主導のキャッシュバックキャンペーンに先立ち主導権争いが激しくなっています。先日までソフトバンク系のPayPayが100億円キャンペーンを実施していたり、GWにはメルカリのメルペイが[…]
キャッシュレス決済を巡って各社の札束での殴り合いがすごいことになっています。10月からは消費税増税に伴う政府主導のキャッシュバックキャンペーンもスタート。キャッシュレス決済の種類は乱立状態、それぞれキャンペーンだらけでどのキ[…]
また、一部企業は決算も判明していますのでこちらを御覧ください。
キャッシュレス決済の覇権を巡っての争いがどんどん加熱しています。ゆうちょペイ、セブンペイ、ファミペイと参入企業もどんどん増えて札束での殴り合いがすごいです。10月からは消費税増税に伴う政府主導のキャッシュバックキャンペーンも[…]
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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