2007年から毎年行われている「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year」
証券会社の宣伝やうたい文句にまどわされず、自分たちにとって本当によいと思える投資信託を投信ブロガーたちが投票で選び、それを広めることで「自分たちの手でよりよい投資環境を作っていこう!」
出所:投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2019 WEBページより
という大変共感すべきコンセプトで行われています。
投資信託についてのブログを書いている見識がある方が投票するわけですから、優良な投資信託が毎年選ばれていますね。
証券会社の売買ランキングですと自社が儲かるからと営業が力をいれて販売した商品が上位に来たりします。
そのため、なんでこれが上位???なんてこともしばしば・・・ですからあまりあてにはならないんですが、投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Yearで上位に来ているものは私もオススメできる投資信託がほとんどですね。
ですから大変注目のランキングなんですよ。
その2019年版の投票が受付を11月1日(金曜日)から開始しています。
11月30日(土曜日)までとなっていますのでまだの方はお急ぎください。
私も早速「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2019」に投票しました。
投票を受け付けてもらうには、なりすましや投信会社のステマを防ぐためだと思いますが、ブログで投票したことを表明する必要があります。
それでこの記事を書いているわけですが、それだけでは面白くありませんので今回は過去の「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year」の結果を元に今年の一位を予想したいと思います。
なお、私が投票したのは本ブログ「お金に生きる」にもよく登場する投資信託とだけ言っておきましょう(笑)
予想へショートカットはこちらからどうぞ
>>私が予想する投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year2019
- 1 過去の投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year上位入賞投資信託
- 1.1 投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year2007の入賞投資信託
- 1.2 投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year2008の入賞投資信託
- 1.3 投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year2009の入賞投資信託
- 1.4 投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year2010の入賞投資信託
- 1.5 投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year2011の入賞投資信託
- 1.6 投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year2012の入賞投資信託
- 1.7 投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year2013の入賞投資信託
- 1.8 投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year2014の入賞投資信託
- 1.9 投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year2015の入賞投資信託
- 1.10 投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year2016の入賞投資信託
- 1.11 投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year2017の入賞投資信託
- 1.12 投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year2018の入賞投資信託
過去の投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year上位入賞投資信託
それでは投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Yearが開始した2007から順番に上位入賞投資信託を見ていきましょう。
これにより投信ブロガーの好みを炙り出し、今回の投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2019を予想したいと思います。
投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year2007の入賞投資信託
2位:マネックス資産設計ファンド
2007年は20名の投票者のうち14名が同じ商品に投票する圧倒的な人気となりました。
1位:セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド
1位はセゾン・バンガード・グローバルバランスファンドです。
現在でも楽天証券やSBI証券のiDeCoでも買えるなど人気が高い商品ですね。
1本で世界の株、債券に分散投資が可能な商品となります。
特徴としてはあらかじめ投資比率が決まっているわけでなく地域別の投資比率は市場の規模に応じて変化させるのです。
なお、株と債券の比率は50%ずつとなっています。2
2位:マネックス資産設計ファンド
2位のマネックス資産設計ファンドは同種の商品が多くなってきたため、最近ではあまり聞かなくなりましたが、世界の6資産(国内外の株式・債券・リート)に分散投資を行うファンドです。
投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year2008の入賞投資信託
2位:バンガード・トータル・ストックマーケットETF (VTI)
1位:STAM グローバル株式インデックス・オープン
2008年のトップはSTAM グローバル株式インデックス・オープンです。
当時、信託報酬が安いインデックス型の投資信託として話題になった商品です。
最近は信託報酬が低いほかの投資信託がたくさん出てきていますのでそれほど話題になることはなくなりましたが・・・
2位::バンガード・トータルストックマーケットETF (VTI)
2位はバンガード・トータル・ストックマーケットETF (VTI)です。
海外ETFですね。
こちらは現在でも大変人気の商品で簡単に言えばアメリカの株に投資をする商品です。
最近ではSBI証券、マネックス証券、楽天証券が米国株式の最低手数料値下げ合戦を繰り広げるなど書いやすくなりました。
また、楽天・バンガード・ファンドなどVanguard Total Stock Market ETF (VTI)に投資をする投資信託もでてきてアクセスしやすくなっていますね。
ちなみに2007年1位だったセゾン・バンガード・グローバルバランスファンドは3位となっています。
投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year2009の入賞投資信託
2位:eMAXIS新興国株式インデックス
1位:バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)
1位はバンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)です。
こちらは今でも人気のある商品で、1本で新興国を含む世界47カ国の株式に投資ができるETFとなります。1本で全世界に投資ができるというコンセプトでさらに信託報酬も低く人気が高いんですね。
こちらも最近では楽天・全世界株式インデックス・ファンドというVTを買い付ける投資信託もでておりアクセスしやすくなっていますね。
2位:eMAXIS新興国株式インデックス
2位はeMAXIS新興国株式インデックスです。
こちらは最近は同じ三菱UFJ投信株式会社のeMAXIS Slimシリーズがあるために話題にはならなくなった商品です。
当時、新興国株式に投資をする投資信託としては異例の信託報酬の低さで人気となりました。
投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year2010の入賞投資信託
2位:eMAXIS新興国株式インデックス
1位:STAM グローバル株式インデックス・オープン
1位はSTAM グローバル株式インデックス・オープンです。
2008年に続いての1位となります。
2009年には3位と落ちてしまっていたのですが、2010年に信託報酬の引き下げが大きかったようです。
2位:eMAXIS新興国株式インデックス
2位はeMAXIS新興国株式インデックスです。
2年連続で2位は同じ商品となりました。
新興国株なのにノーロードで信託報酬が低いというが当時はかなり魅力的だったんですね。
投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year2011の入賞投資信託
2位:結い2101
1位:CMAM外国株式インデックスe
1位は外国株式インデックスeです。
先進国株に投資をする投資信託です。
こちらも最近ではほとんど聞かなくなりましたが、当時信託報酬の低さ、実質コストの低さで話題となった商品ですね。
今も昔も投信ブロガーは信託報酬や実質コストをかなり重要視していることが分かります。
2位:結い2101
2位は結い2101です。
こちらはこのランキングでは珍しいアクティブファンドです。
「いい会社に投資しよう」というコンセプトで各種メディアに多く取り上げられた投資信託で人気となりました。
投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year2012の入賞投資信託
2位:外国株式インデックスe
1位:バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)
1位はバンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)です。
2009年に次いで2回めのトップです。
1本で全世界の株に投資ができて信託報酬が低いというのはやはり魅力がありますね。
2位:外国株式インデックスe
2位は外国株式インデックスeです。
2011年トップだった外国株式インデックスeは1つ順位を下げましたがまだまだ人気が継続していますね。
投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year2013の入賞投資信託
2位:ニッセイ日経225インデックスファンド
1位:バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)
1位はバンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)です。
2012年から2年連続。合計3度めの1位です。
1本で全世界の株に投資ができて信託報酬が低いというのはやはり魅力がありますね。
2位:ニッセイ日経225インデックスファンド
2位はニッセイ日経225インデックスファンドです。
こちらは日経225をベンチマークとした投資信託です。
確定拠出年金向けの専用商品を投資信託として一般販売化したこと、信託報酬の低さが評価されたようです。
投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year2014の入賞投資信託
2位:バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)
1位:<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド
1位は<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンドです。
こちらは今でも人気のニッセイの先進国株のインデックスファンドです、。
最も信託報酬が低いことから人気がでました。
当時、信託報酬の低さが他の投資信託と大きく水を空けていたのも評価された要因となっています。
2位:バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)
2位はバンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)です。
2012、2013年と連続してトップでしたが2位に落ちてしまいましたね。
投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year2015の入賞投資信託
2位:三井住友・DC全海外株式インデックスファンド
1位:<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド
1位は<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンドです。
2年連続1位となりました。
この商品が登場したことにより先進国株の信託報酬が低くなったことは間違いないでしょうね。
2位:三井住友・DC全海外株式インデックスファンド
2位は三井住友・DC全海外株式インデックスファンドです。
日本を除く先進国の株式、新興国の株式指数を対象としたインデックスファンドです。
こちらも確定拠出年金向けの専用商品を投資信託として一般販売化した商品で、世界の株に投資信託として低信託報酬で投資できることから評価されました。
投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year2016の入賞投資信託
2位:たわらノーロード 先進国株式
1位:<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド
1位は<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンドです。
3年連続1位となりました。
信託報酬を再度値下げしたことで評価されましたね。
2位:たわらノーロード 先進国株式
2位はたわらノーロード 先進国株式です。
こちらも先進国株式のインデックスファンドです。
たわらシリーズは巨大なマザーファンドを背景に実質コストが低いことから評価が高いんですよ。
下記記事にも書いたように2019年10月から信託報酬の値下げを行ったこともあり、また人気となってきていますね。
>>たわらノーロード先進国株式などが信託報酬率大幅引き下げ。隠れコスト低く実質的に最安値へ
投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year2017の入賞投資信託
2位:<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド
1位:楽天・全世界株式インデックスファンド
1位は楽天・全世界株式インデックスファンドです。
過去に何度か上位になったバンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)を買う投資信託です。
どうしても海外ETFだと一般の投資信託と比べて会に草などがありましたが、こちらの商品がでたことで手軽にVTを購入できるようになったことが大きいでしょう。
iDeCoでも楽天証券で購入できますので人気となっていますね。
2位:<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド
2位は<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンドです。
3年連続で一位をキープしてきましたがとうとう陥落してしまいましたね。
投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year2018の入賞投資信託
2位:<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド
1位:eMAXIS Slim先進国株式インデックス
1位はeMAXIS Slim先進国株式インデックスです。
とうとう登場しましたeMAXIS Slim先進国株式インデックス。
先進国株インデックスです。
業界最低水準の運用コストを目指すというコンセプトが受けました。
他社が値下げをするとそれに追随するんですよ。
これを買っておけば常に最安値水準の信託報酬で先進国株が買えるという安心感は大きいですね。
2位:<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド
2位は<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンドです。
こちらも根強い人気ですね。
1位のeMAXIS Slim先進国株式インデックスと争うことで信託報酬の引き下げ競争を巻き起こしてくれていますね。
>>次は私が予想する投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year2019
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