eMAXIS Slimシリーズが実質コスト低く最高評価!iDeCoもつみたてNISAもこれだけでOKかも

先日、だいぶ前に申し込んでおいたSBI証券のiDeCoのセレクトプランへの変更が終わり、IDが届きました。

そこでiDeCoの購入商品を選択していたのですが、その際にあらためて感じたのが「eMAXIS Slimシリーズ(イーマクシススリム)」の凄さです。

iDeCoもつみたてNISAもこのシリーズだけで良いのではというレベルの充実具合なのです。

日本では投資信託は儲からない、やめたほうがいいという認識が根強くあります。

それは銀行や証券会社が自分たちが儲かる購入手数料や信託報酬が高いクソ投資信託を勧めていたからに他なりません。

しかし、eMAXIS Slimシリーズのような良質で低信託報酬のインデックスファンドが根付いていけばその概念が大きく変わる可能性すら感じます。

今回はそんなeMAXIS Slimシリーズの私の評価について見ていきます。

※消費税増税により信託報酬率を修正しました。値下げを反映しました

eMAXIS Slimシリーズの概要

eMAXIS Slimシリーズは三菱UFJ国際投信の投資信託です。

投資信託には日経平均やTOPIXなどの指標に連動することを目指すインデックスファンドと指標を超えることを目指すアクティブファンドがありますが、そのうちインデックスファンドの投資信託シリーズとなります。

なお、eMAXIS Slimシリーズは購入手数料、信託財産留保額 無料となっています。

業界最低水準の運用コストをめざし続ける

シリーズの最大の特徴は業界最低水準の運用コストを将来にわたってめざし続けるファンドであることです。つまり、このシリーズを買っておけば常に業界最低水準の信託報酬が続くってことなんですね。安心度が半端ないです。

実際に、つみたてNISAが始まる前には各社が信託報酬の値下げ合戦を繰り広げました。

例えばSBIアセットマネージメントがEXE-Iつみたて先進国株という実質的な信託報酬が0.1155%という破格な商品を販売した時です。

当時の先進国株式カテゴリーの投資信託で信託報酬最安値はeMAXIS Slim先進国株式インデックスで信託報酬が0.189%でした。それを一気にぶち抜いて来られたんですね。差がすごいですからさすがに対応してこないと思いきや即座に三菱UFJ国際投信はEXE-Iつみたて先進国株への対抗措置としてeMAXIS Slim先進国株式インデックスの信託報酬を

信託報酬0.189%から0.1095%(税抜)

としてきたのです。これには驚かせられたと同時に業界最低水準の運用コストを将来にわたってめざし続けるというのは嘘でないという安心感が広がり人気が増した感があります。

ちなみにeMAXIS Slim先進国株式インデックスの信託報酬はその後、更に値下げし現在は0.1090%となっています。

eMAXIS Slim先進国株式インデックスの信託報酬値下げ遍歴

eMAXIS Slim先進国株式インデックスが登場したのは2017年2月ですが、そこからすでに4回も信託報酬率を値下げしてるんですよ。これだけでも業界最低水準の運用コストを将来にわたってめざし続けるの信憑性は高いでしょう。

ちなみにEXE-Iつみたて先進国株とeMAXIS Slim先進国株式インデックスは同じ先進国株のインデックスファンドです。しかし、微妙にベンチマークが違います。他の会社ならばあれはベンチマークが違うから・・・と対応しないことも考えらます。それを大きな括りで先進国株インデックスであるということで対抗しているのもすごいと思いますね。

2017年10月:iFree外国株式の引下げに対抗

信託報酬0.2%から0.19%(税抜)

2017年11月:<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンドの引下げに対抗

信託報酬0.19%から0.189%(税抜)

2018年1月:EXE-Iつみたて先進国株が新発売したのに対抗

信託報酬0.189%から0.1095%(税抜)

2018年7月:<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンドの引下げに対抗

信託報酬0.1095%から0.109%(税抜)

2019年6月:<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンドの引下げに対抗

信託報酬0.1095%から0.0999%(税抜)

実質コストが安い

いくら表面上の信託報酬が安くてもそこに現れないコスト(隠れコスト)が別に掛っていれば意味がありません。その点でもeMAXIS Slimシリーズは安心です。実際の経費率もかなり安いのです。

例えば前述のeMAXIS Slim先進国株式インデックスの実質コストは0.197%です。

同じ信託報酬率の「<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド」の実質コストは0.201%ですから実質コストで勝っているですね。また、少し前までは実質コストが安いと人気になっていた「たわらノーロード先進国株式」は0.251%です。信託報酬率の差が大きくなっていますのでぜんぜん相手にならないレベルになってしまっています。(ただし、実質コストはその年で変動しますが)

実質コストについて詳しくは下記記事を御覧ください

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信託報酬は実質コストをみよう

eMAXIS Slimシリーズのラインナップ

eMAXIS Slimシリーズのラインナップは徐々に増えて現在(2019年10月17日)時点で下記の11種類あります。

※消費税増税分を反映させました。

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)
eMAXIS Slim 全世界株式(3地域均等型)
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)

4本の値下げを反映させました。

eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX):信託報酬率0.154%(税抜年率0.14%)以内
eMAXIS Slim 国内株式(日経平均):信託報酬率0.154%(税抜年率0.14%)以内
eMAXIS Slim 先進国株式インデックス:信託報酬率0.10989%(税抜年率0.999%)以内
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500):信託報酬率0.968%(税抜年率0.088%)以内
eMAXIS Slim 新興国株式インデックス:信託報酬率0.2079%(税抜年率0.189%)以内
eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本):信託報酬率0.114%(税抜年率0.104%)以内
eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー):信託報酬率0.114%(税抜年率0.104%)以内
eMAXIS Slim 全世界株式(3地域均等型):信託報酬率0.114%(税抜年率0.104%)以内
eMAXIS Slim バランス(8資産均等型):信託報酬率0.154%(税抜年率0.14%)以内
eMAXIS Slim 国内債券インデックス:信託報酬率0.132%(税抜年率0.120%)以内
eMAXIS Slim 先進国債券インデックス:信託報酬率0.154%(税抜年率0.14%)以内

ほとんどのカテゴリーが網羅されている感じですね。あとは新興国債券とREITでしょうか。個人的にはダウが好きなのでダウやNASDAQあたりもラインナップにほしいですね。

ちなみに下の二つ債券以外はすべてつみたてNISA対象の適格ファンドに認定されています。つまり、つみたてNISAで購入ができるんですね。

iDeCoではSBI証券のセレクトプランマネックス証券松井証券で購入することができます。



eMAXIS Slimシリーズの運用成績


いくら信託報酬が安かったり、実質コストが安くても成績が伴っていなければあまり意味がありません。そこでeMAXIS Slimシリーズの実際の成績とライバルファンドの成績を比較してみましょう。

eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)の運用成績を比較

まずはeMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)を見てみましょう。こちらは名前の通り東証株価指数(TOPIX)と連動する投資成果をめざして運用を行う投資信託です。※4月18日に信託報酬率0.1512%(税抜年率0.14%)以内に値下げすると発表されました。

2019年2月28日時点のトータル・リターンは以下のとおりです。年末に大きな下げがあった影響で6ヶ月と1年がマイナスとなっていますね。

信託報酬1ヶ月6ヶ月1年
eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)0.154%(税込)2.59%-6.45%-7.19%
<購入・換金手数料なし>ニッセイTOPIXインデックスファンド0.154%(税込)2.59%-6.44%-7.21%
たわらノーロードTOPIX0.187%(税込)2.59%-6.45%-7.22%

ライバル社の商品と比較すると実質コストの差が響いているのか1年リターンのマイナス幅が多少ではありますが「eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)」が一番すくなくなっていますね。

eMAXIS Slim 国内株式(日経平均)の運用成績を比較

次はeMAXIS Slim 国内株式(日経平均)を見てみましょう。こちらは名前の通り日経平均株価(日経225)と連動する投資成果をめざして運用を行う投資信託です。※4月18日に信託報酬率0.1512%(税抜年率0.14%)以内に値下げすると発表されました。

2019年2月28日時点のトータル・リターンは以下のとおりです。こちらも年末に大きな下げがあった影響で6ヶ月と1年がマイナスとなっていますね。

信託報酬1ヶ月6ヶ月1年
eMAXIS Slim 国内株式(日経平均)0.1544%(税込)3.02%-5.55%-1.22%
<購入・換金手数料なし>ニッセイ 日経平均インデックスファンド0.154%(税込)3.00%-5.60%-1.29%
たわらノーロード日経2250.187%(税込)3.00%-5.59%-1.37%

ライバル社の商品と比較すると実質コストの差が響いているのかこちらもすべての期間でeMAXIS Slim 国内株式(日経平均)のトータルリターンが良くなっています。

eMAXIS Slim 先進国株式インデックスの運用成績を比較

次はeMAXIS Slim 先進国株式インデックスを見てみましょう。こちらはMSCI Kokusai Index(MSCIコクサイ インデックス)(円換算ベース)と連動する投資成果をめざして運用を行う投資信託です。日本を除いた先進国株に連動する商品です。

2019年2月28日時点のトータル・リターンは以下のとおりです。年末に大きな下げがあった影響で6ヶ月と1年がマイナスとなっていますね。

信託報酬1ヶ月6ヶ月1年
eMAXIS Slim 先進国株式インデックス0.10989%(税込)5.98%-3.32%4.02%
<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド0.10989%(税込)5.98%-3.33%3.90%
SBI・先進国株式インデックスファンド(雪だるま)0.117%(税込)5.45%-3.86%2.14%

ライバル社と比較してこちらでも6ヶ月、1年で最も成績が良くなっていますね。ちなみにSBI・先進国株式インデックスファンド(雪だるま)が他と比べて数字が大きく違うのは多少ベンチマークが違うこと(FTSEディべロップド・オールキャップ・インデックス)によるものです。


eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の運用成績を比較

次はeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)を見てみましょう。こちらも名前の通りアメリカを代表する500社の株の指数であるS&P500指数と連動する投資成果をめざして運用を行う投資信託です。

2019年2月28日時点のトータル・リターンは以下のとおりです。こちらも年末に大きな下げがあった影響で6ヶ月がマイナスとなっていますね。

信託報酬1ヶ月6ヶ月1年
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)0.0968%(税込)6.16%-3.19%
iFree S&P500インデックス0.2475%(税込)6.15%-3.22%6.58%
楽天・全米株式インデックスファンド0.162%(税込)6.5%-3.50%7.2%

同じS&P500をベンチマークとしたiFree S&P500インデックスと比べると成績は良くなっています。ただし、中小株も含む楽天・全米株式インデックスファンドと比べると少し成績は落ちていますね。ただしこれはベンチマークが違いますから一概には比較できません・・・

eMAXIS Slim 新興国株式インデックスの運用成績を比較

次はeMAXIS Slim 新興国株式インデックスを見てみましょう。こちらはMSCIエマージング・マーケット・インデックス(円換算ベース)と指数と連動する投資成果をめざして運用を行う投資信託です。新興国株に連動する商品です。

2019年2月28日時点のトータル・リターンは以下のとおりです。

信託報酬1ヶ月6ヶ月1年
eMAXIS Slim 新興国株式インデックス0.2079%(税込)4.05%0.82%-7.62%
<購入・換金手数料なし>ニッセイ新興国株式インデックスファンド0.20479%(税込)3.71%0.20%-8.42%
SBI・新興国株式インデックスファンド(雪だるま)0.196%(税込)2.98%2.57%-6.57%

同じ指標をベンチマークとした<購入・換金手数料なし>ニッセイ新興国株式インデックスファンドと比べるとだいぶ成績は良くなっています。しかし、少しベンチマークの違う(FTSE・エマージング・インデックス(円換算ベース))SBI・新興国株式インデックスファンド(雪だるま)には6ヶ月、1年で少し負けています。

eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)の運用成績を比較

次はeMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)を見てみましょう。こちら日本を除く先進国ならびに新興国の株式に投資し、MSCI オール・カントリー・ワールド・インデックス(除く日本、円換算ベース)に連動する投資成果をめざして運用を行う投資信託です。日本以外の全世界の株に投資をするってことです。

2019年2月28日時点のトータル・リターンは以下のとおりです。

信託報酬1ヶ月6ヶ月1年
eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)0.1144%(税込)5.72%-2.84%
野村つみたて外国株投信0.2009%(税込)5.74%-2.88%2.35%
SSGA-全世界株式インデックスファンド0.5128%(税込)5.42%-3.21%1.45%

こちらはそんなに種類がありません。野村つみたては配当込みがベンチマーク、eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)は配当抜きがベンチマークですから多少の違いが出ている感じですね。ちなみに野村つみたて外国株投信は実質コストも安くeMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)負けず劣らずかなり優秀な投資信託です。

全世界株とひとくくりに言っても微妙にベンチマーク等が異なっています。詳しくはこちらの記事を御覧ください。

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eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)の運用成績を比較

次はeMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)を見てみましょう。こちら日本を含む先進国ならびに新興国の株式に投資し、MSCI オール・カントリー・ワールド・インデックス(配当込み、円換算ベース)に連動する投資成果をめざして運用を行う投資信託です。日本を含んだ全世界の株に投資をするってことです。

2019年2月28日時点のトータル・リターンは以下のとおりです。

信託報酬1ヶ月6ヶ月1年
eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)0.1144%(税込)5.47%
楽天・全世界株式インデックスファンド0.2222%(税込)5.46%-3.46%1.24%
SBI・全世界株式インデックスファンド(雪だるま)0.1102%程度(税込)5.31%-3.30%1.37%

全世界株式はそれぞれ少しずつベンチマークが違います。eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)はMSCI オール・カントリー・ワールド・インデックス(配当込み、円換算ベース)、楽天・全世界株式インデックスファンドはFTSEグローバル・オールキャップ・インデックス(円換算ベース)、SBI・全世界株式インデックスファンド(雪だるま)はFTSEグローバル・オールキャップ・インデックス(円換算ベース)ですから単純な比較は難しいですが成績だけを見ると直近1ヶ月だとeMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)が最も良くなっていますね。

eMAXIS Slim 全世界株式(3地域均等型)の運用成績を比較

次はeMAXIS Slim 全世界株式(3地域均等型)を見てみましょう。こちら日本を含む先進国ならびに新興国の株式等に投資し、各投資対象資産の指数を均等比率で組み合わせた合成ベンチマークに連動する成果をめざして運用を行う投資信託です。かなり珍しいコンセプトの商品です。

MSCI オール・カントリー・ワールド・インデックス(配当込み、円換算ベース)のように時価総額で加重平均するとアメリカが半分くらいを占めてしまうことになります。そこで日本と先進国、新興国の3地域均等に分散するんがこの商品です。過去15年の成績だと時価総額で加重平均する全世界株式より良いそうなんですよね。

eMAXIS Slim 全世界株式(3地域均等型)成績
出所:三菱UFJ国際投信「ぶっちゃけ全世界株式ってどうなの?」より

2019年2月28日時点のトータル・リターンは以下のとおりです。

信託報酬1ヶ月6ヶ月1年
eMAXIS Slim 全世界株式(3地域均等型)0.1144%(税込)4.16%-2.94%

こちらの商品は同じようなコンセプトの商品が見当たらないので比較はできません。アメリカ中心ではなく世界に分散投資したい方にはよいかもしれませんね。

eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)の運用成績を比較

次はeMAXIS Slim バランス(8資産均等型)を見てみましょう。こちら日本、先進国、新興国の株、日本、先進国、新興国の債券、日本、先進国のREITの8資産に均等に投資をする投資信託です。どのカテゴリーが上がるかなんかわかりませんから均等にしちゃいましょうってことです。個人的にはかなり好きなコンセプトの商品です。※4月18日に信託報酬率0.1512%(税抜年率0.14%)以内に値下げすると発表されました。

2019年2月28日時点のトータル・リターンは以下のとおりです。

信託報酬1ヶ月6ヶ月1年
eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)0.154%(税込)2.41%1.57%2.69%
iFree 8資産バランス0.242%(税込)2.26%2.00%2.92%
たわらノーロード バランス(8資産均等型)0.154%(税込)2.51%0.76%3.46%

こちらの3種類の商品はどれも8資産に分散する商品ですが、多少、ベンチマークが違うところがあります。例えばiFree 8資産バランスの新興国分についてはベンチマークが「FTSE RAFI エマージング インデックス(円換算)」でこちらはスマートベータと言われるインデックスファンドで配当、キャッシュフロー、売上高、株主資本を元にスコア付けを行いそのスコアに基づいたウエイト比率の上位約350銘柄から構成される新興国株式ファンダメンタル指数(配当抜き)となります。そのため多少成績が違う形となっていますね。

8資産均等型は1ヶ月、6ヶ月、1年すべての期間でプラスとなっているのも注目です。

8資産について詳しくは下記記事を御覧ください。

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eMAXIS Slim国内債券インデックスの運用成績を比較

次はeMAXIS Slim 国内債券インデックスを見てみましょう。こちらNOMURA-BPI総合と連動する投資成果をめざして運用する投資信託です。簡単に言えば日本国内の債券に連動する商品です。

2019年2月28日時点のトータル・リターンは以下のとおりです。

信託報酬1ヶ月6ヶ月1年
eMAXIS Slim 国内債券インデックス0.132%(税込)0.2%1.64%1.18%
<購入・換金手数料なし>ニッセイ国内債券インデックスファンド0.132%(税込)0.19%1.65%1.15%
たわらノーロード 国内債券0.154%(税込)0.2%1.64%1.01%

こちらもライバル社の商品と比較すると実質コストの差が響いているのかeMAXIS Slim 国内株式(日経平均)のトータルリターンが良くなっていますね。


eMAXIS Slim 先進国債券インデックスの運用成績を比較

最後はeMAXIS Slim 先進国債券インデックスを見てみましょう。こちらFTSE世界国債インデックス(除く日本、円換算ベース)と連動する投資成果をめざして運用する投資信託です。簡単に言えば先進国の債券に連動する商品です。※4月18日に信託報酬率0.1512%(税抜年率0.14%)以内に値下げすると発表されました。

2019年2月28日時点のトータル・リターンは以下のとおりです。

信託報酬1ヶ月6ヶ月1年
eMAXIS Slim 先進国債券インデックス0.154%(税込)1.39%0.78%2.15%
<購入・換金手数料なし>ニッセイ先進国債券インデックスファンド0.154%(税込)1.39%0.78%2.15%
たわらノーロード 先進国債券0.187%(税込)1.38%0.77%2.13%

こちらは信託報酬が横並びです。成績はeMAXIS Slim 先進国債券インデックスと<購入・換金手数料なし>ニッセイ先進国債券インデックスファンドがすべての期間で全く同じとなっています。

まとめ:eMAXIS Slimシリーズは最強


今回は「eMAXIS Slimシリーズが実質コスト低く最高評価!iDeCoもつみたてNISAもこれだけでOKかも」と題してeMAXIS Slimシリーズについてみてきました。

ほとんどのカテゴリーで信託報酬が最安値水準です。また、実際の成績も信託報酬の差が大きいのか同カテゴリーの中で優秀な商品ばかりでしたね。今後、値下げ競争が起こったとしても追随してくれるだろう安心感もありますし、インデックスファンドはeMAXIS Slimシリーズだけ買っておけばOKな感が大きいですね。

eMAXIS SlimシリーズをつみたてNISAで買うならSBI証券が有力

つみたてNISAは個人型確定拠出年金(iDeCo/イデコ)ほど証券会社の差はありません。

選ぶ際のポイントは取扱商品と注文の仕方です。eMAXIS Slimシリーズが扱われているか否かも大きいです。その点を加味すると下記のSBI証券が有力となります。

SBI証券

SBI証券はクレジットカードでの購入等は今の所できませんが、商品ラインナップや注文の仕方などは一番優れていますので楽天カードを使っていない、使わない方には筆頭候補となるでしょう。こちらももちろんeMAXIS Slimシリーズが購入できます。

SBI証券はなにより注文の自由度がかなり高いのがいいですね。

資料請求等はこちらから

eMAXIS SlimシリーズをiDeCoで買うならこの3社

eMAXIS Slimシリーズを個人型確定拠出年金(iDeCo)で買えるのは以下の3社です。

マネックス証券

まずはマネックス証券 iDeCoです。

マネックス証券のeMAXIS Slimシリーズラインナップは以下の通りです。主要どころが揃っている感じですね。

eMAXIS Slim 先進国株式インデックス
eMAXIS Slim 新興国株式インデックス
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)インデックス
eMAXIS Slim 先進国債券インデックス
eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)インデックス

松井証券

松井証券のiDeCoは取扱商品が12本と少ないですがeMAXIS Slimシリーズが揃っています。

抑えるところは抑えた感じがありますね。逆に本数が少ないことにより選びやすさは増しており初心者向けの筆頭候補といってもよいかもしれません。

松井証券のeMAXIS Slimシリーズラインナップは以下の通りです。主要な部門を揃えた感じです。

eMAXIS Slim 先進国株式インデックス
eMAXIS Slim 新興国株式インデックス
eMAXIS Slim 先進国債券インデックス
eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)インデックス

SBI証券

最後はSBI証券「個人型確定拠出年金iDeCo(イデコ)」です。こちらはセレクトプランでeMAXIS Slimシリーズが揃っています。

SBI証券のeMAXIS Slimシリーズラインナップは以下の通りです。こちらはほぼ揃えていますね。

eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)
eMAXIS Slim 先進国株式インデックス
eMAXIS Slim 新興国株式インデックス
eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)
eMAXIS Slim米国株式(S&P500)
eMAXIS Slim 国内債券インデックス
eMAXIS Slim 先進国債券インデックス
eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)インデックス

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