今月に入り、各社5米ドルで横並びだった米国株式の最低取引手数料をマネックス証券がが0.1米ドルへ一気に50分の1へと引き下げました。
それを受けて翌日にはライバルの楽天証券がマネックス証券の10分の1である0.01米ドルへ引き下げを行いました。
翌日にはマネックス証券が楽天証券と同じく0.01米ドルへ引き下げを発表。
とすざましい争いが実施されていたのです。
その争いに米国株式の本命とも言えるSBI証券が満を持して参入してきたのです。
なんと米国株式の最低取引手数料を0ドル。つまり無料です。
今回はこの件を見ていきましょう。
※楽天証券とマネックス証券が条件を同じく無料に合わせてきました。
SBI証券が米国株式の最低取引手数料を無料へ
まずは今回の米国株式の最低取引手数料引き下げの概要を見ていきましょう。
SBI証券 | S楽天証券 | マネックス証券 | |
---|---|---|---|
最低取引手数料 | 無料 | 0.01米ドル(1セント) | 0.01米ドル(1セント) |
取引手数料 | 約定金額×0.45% | 約定金額×0.45% | 約定金額×0.45% |
最高取引手数料 | 20米ドル | 20米ドル | 20米ドル |
出典:SBI証券 お知らせ「米国株式最低手数料を0ドルに引き下げ!」より
もともと最低取引手数料は今まで各社横並びの5米ドルとなっていました。
その横並びを先日マネックス証券が0.1米ドル(10セント)まで引き下げしたのです。
今までの50分の1ですからかなり思い切った引き下げです。
それが発表されるやいなや楽天証券は1夜にして対抗してきます。
0.01米ドル(1セント)まで引き下げたのです。
マネックス証券と比較して10分の1です。当初と比較すれば500分の1という思い切った値下げとなります。
それだけ現在盛り上がっている米国株への投資を勝ち取りたいんでしょうね。
それに対抗してマネックス証券も翌日には0.01米ドル(1セント)まで引き下げを発表しました。
そこにSBI証券が参入。
各社が争ってきた米国株式の最低取引手数料ですがとうとうSBI証券が無料にしたことで争いに終止符が打たれました。
おそらく2社も無料で対抗してくるでしょうが、これ以上安くすることはできませんので次の闘いは取引手数料や最高取引手数料となるでしょう。
最低取引手数料が下がると何が良いのか?
今回値下げされたのは手数料そのものではなく最低取引手数料です。
取引手数料と最大手数料は下記の通り各社横並びが続いています。(サクソバンク証券は安いですが)
最低取引手数料が引き下げられると何がよいのでしょうか?
少額でも買いやすくなるのです。
例えば今まで5万円分のアメリカ株を買うと手数料が1%近くとなっていました。(最低手数料のため)
今回の改定で0.45%の手数料で購入できるようになったのです。
特に10万円以下のような少額取引で大きな改定となりますね。
なお、最低手数料無料が適用される取引は、 手数料が1セント未満に限られます。
そうなるケースはそれほど多くはないでしょうが・・・無料はありがたいですね。
これにより海外ETFを毎日1株ずつ買うような究極のドルコスト平均法的な買い方も可能となりましたね。
いつから値下がりするのか
値下がりするのは下記の日程からになります。
こちらは楽天証券やマネックス証券の値下げのタイミングに合わせて来ましたね。
アメリカ株と海外ETFの敷居が低くなった
今回のマネックス証券を発端にした楽天証券・SBI証券の最低取引手数料を巡る改定合戦によりアメリカ株と海外ETFへの投資に対する障壁がかなり低くなりました。
海外への投資というとどうしても手数料が高いイメージがありましたがそれも払拭されそうですね。
とくに米国の株は調子良いですし、海外ETFにはかなり優良な商品が揃っていますからありがたい環境になってきました。
アメリカ株の魅力についてはこちらの記事を御覧ください
2017年から個人型確定拠出年金(iDeCo)の加入が緩和されほぼ全員が加入できるようになりました。また、2018年からはつみたてNISAが始まり投資をはじめる方が増えています。両方の制度ともかなりお得な制度ではありますが、[…]
まとめ
今回は「争いが激化!SBI証券が楽天証券、マネックス証券に対抗して米国株式最低手数料無料へ」と題してSBI証券が楽天証券やマネックス証券の米国株手数料の値下げに対抗した話を見てきました。
今回の改定でかなり米国株、海外ETFへのハードルが低くなりましたね。
あとはサクソバンク証券がどう対抗してくるかや売買手数料、最高取引手数料が下げられるのかにも要注目です。
アメリカ株を始めるなら
アメリカ株を始めるならおすすめは下記4社です。
手数料は以下の通りです。
マネックス証券 | SBI証券 | 楽天証券 | |
売買手数料 | 0.45% | 0.45% | 0.45% |
為替手数料 | 片道25銭(当面無料) | 片道2銭(住信SBI銀行) | 片道25銭 |
最低取引手数料 | 無料 | 無料 | 無料 |
最高取引手数料 | 20米ドル | 20米ドル | 20米ドル |
少額の場合はSBI証券、マネックス証券、楽天証券が最安値となりました。少額で米国株投資をやってみたい方には最適になりました。
また、SBI証券は住信SBIネット銀行を利用すると為替手数料が最安ですし、米国株式・ETF定期買付サービスがあるのがメリットですね。銘柄毎に指定した設定内容を基に、設定株数、または設定金額以内の単元株を定期的に買付する取引できます。外国株注文は結構面倒なのですが、そのデメリットを改善してくれた感じですね。これは他社も見習ってほしいところです。
それぞれ一長一短がある感じですね。
また、それぞれ証券会社ごとに取扱銘柄が違っていますので自分がほしいアメリカ株があるのかは事前に確認しておきましょう。
CHECK! マネックス証券
CHECK! SBI証券
ちなみに米国株の取引時間は月曜日~金曜日の23:30~翌6:00 (サマータイム期間中※は1時間前倒し)となっていますのでサラリーマンの方でも夜更かしさえすればリアルタイムで見ることが可能となっています。
なお、オススメの海外ETFはこちらの記事をご覧ください
マネックス証券が米国株最低手数料を引き下げたことをきっかけに楽天証券、SBI証券を巻き込んだ争いが起こっています。気がつけば3社とも横並びで米国株最低手数料は0円に改定されましたね。これにより少額での米国株式及び米国で上場し[…]
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