MAXIS米国株式(S&P500)上場投信・MAXIS全世界株式(オール・カントリー)上場投信誕生

実は微妙かも・・・MAXIS米国株式(S&P500)上場投信とMAXIS全世界株式(オール・カントリー)上場投信が誕生

先日、三菱UFJ国際投信がかなり面白い商品を新規設定することを発表しました。

MAXIS米国株式(S&P500)上場投信とMAXIS全世界株式(オール・カントリー)です。

三菱UFJ国際投信は「eMAXIS Slim(イーマクシススリム)シリーズ」という人気の投資信託を発売していますが、今回の2本はETFとなります。

ブログやツイッターなどを見ていると絶賛の嵐ですが、これ個人的には微妙だな・・・って感想です。

今回は他の選択肢も含めてMAXIS米国株式(S&P500)上場投信とMAXIS全世界株式(オール・カントリー)の2本の新しいETFについてレビューしていきます。

MAXIS米国株式(S&P500)上場投信とMAXIS全世界株式(オール・カントリー)上場投信の概要

それではまず、今回の話の前提となるMAXIS米国株式(S&P500)上場投信とMAXIS全世界株式(オール・カントリー)上場投信の概要から見ていきましょう。

MAXIS米国株式(S&P500)上場投信

銘柄名 MAXIS米国株式(S&P500)上場投信
管理会社 三菱UFJ国際投信㈱
上場予定日 2020 年 1 月 9 日
信託報酬率 0.078%(税込み0.0858%)
ベンチマーク S&P500

MAXIS米国株式(S&P500)上場投信はその名前の通りアメリカを代表する企業の指標であるS&P500をベンチマークとしたETFです。

信託報酬率は税込み0.0858%とかなり低くなっています。

今までの同種のETFでは「SPDR S&P500 ETF」が経費率税込0.10395%でしたからかなり低くなっています。

また、投資信託でもSBIバンガードS&P500インデックスファンドが信託報酬率税込0.938%と低くなっていますが、それを大きく下回ってきました。

MAXIS全世界株式(オール・カントリー)上場投信

銘柄名 MAXIS全世界株式(オール・カントリー)上場投信
管理会社 三菱UFJ国際投信㈱
上場予定日 2020 年 1 月 9 日
信託報酬率 0.078%(税込み0.0858%)
ベンチマーク MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス

MAXIS全世界株式(オール・カントリー)上場投信もその名前の通り全世界の株式に投資をするETFとなります。

信託報酬率は税込み0.0858%とこちらもかなり低くなっています。

同じ三菱UFJ国際投信のeMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)は信託報酬率が税込0,1144%以内、多少、ベンチマークが違いますが、SBI・全世界株式インデックス・ファンド(愛称:雪だるま(全世界株式))が税込0.1102%以内となっていますのでこちらもそれらを大きく下回ってきました。

ただし、この2つのETF、単純に投資信託と比較できないちょっとした数字のマジックとも言える部分があるので注意が必要なのです。

ETFと投資信託の違いを知っておこう

今回ご紹介しているMAXIS米国株式(S&P500)上場投信とMAXIS全世界株式(オール・カントリー)ともETFです。

ETFとは「Exchange Traded Fundsの略です。

簡単に言えば上場している投資信託ということです。

ですから基本的に投資信託と同様なのですが、ETFは上場しているために生じる違いがあります。

ETFは売買の自由度が高い

まずはETFの投資信託と比較した際の大きな違いであり、ETFのメリットである売買の話からです。

投資信託は1日に1回の売買で基準価格はその価格で決定します。

対してETFは上場していますので株と同様にリアルタイムで値動きがあります。

また、注文の仕方も指値や成行などといったやり方が可能となっており、この価格で買いたいと思ったら指値で待っていたりすることも可能なのです。

つまり、ETFの方が売買の自由度がかなり高いのです。

ETFは売買手数料が掛かる

最近は、無料で売買できる証券会社も出てきていますが、ETFは株と同様に売買の際の手数料発生します。

この点はETFのデメリットと言えるでしょう。

(投資信託も商品によっては購入手数料が掛かるものもあります。)

ETFは金額買付ができない

個人的にはこの部分が大きいかな?って思います。

ETFは株と同様に上場していますから売買が1口単位です。

例えば10,000円で売買されていれば最低その金額が必要となります。(リアルタイムで変動)

対して、多くの投資信託は金額買付ができます。

多くのネット証券では100円以上から注文ができますし、3581円分とか中途半端な金額でも買えるんですよ。

つまり、取り回しが良いのが投資信託と言えるでしょう。

MAXIS米国株式(S&P500)上場投信とMAXIS全世界株式(オール・カントリー)上場投信を選ばない理由

前述したように個人的にはMAXIS米国株式(S&P500)上場投信とMAXIS全世界株式(オール・カントリー)上場投信とも今の条件では買わないでしょう。

表面上の数字だけみると魅力が高いですが、実はそうでもないのです。

隠れた経費の存在を知っておこう

実はこの2本のETFの場合には信託報酬率とは別に隠れた経費があるのです。

それが上場費用と商標使用料(指標を利用するために必要)の存在です。

上場費用が年0.00825%(税込)、商標使用料が年0.055%(税込)程度掛かります。

こららを合わせると0.14905%(税込)となります。

MAXIS米国株式(S&P500)上場投信なら「SBIバンガードS&P500インデックスファンド」や同じ三菱UFJ国際投信の「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」の方がコストが安くなるのです。

MAXIS全世界株式(オール・カントリー)上場投信も同様で「eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)」、「SBI・全世界株式インデックス・ファンド(愛称:雪だるま(全世界株式)」に比べコストが高くなります。

表面上で見ると魅力的に見えますが、実質のコストをみるとそこまで魅力的ではないのです。

この経費率の差と、投資信託の取り回しの良さ、ETFのリアルタイムで売買できる自由度などを比較しての選択となるでしょう。

VOOやVTと比較しても・・・

また、同じETFでもアメリカに上場しているものには経費率がもっともっと安いものがあります。

例えばVanguardのS&P500をベンチマークとした商品であるVOOなんかは経費0.03%です。

同じVanguardの全世界の株に投資をするVTも経費率0.09%となります。

海外の商品ですから為替の変動や為替手数料の問題、取り回しが面倒というデメリットもありますが、それでも大きな差があります。

特に最近は海外ETFに投資をする環境もかなり整ってきていますしね。

上記のVTやVOOなどは多くのネット証券で買付手数料無料で取引できるようになっています。

まとめ

今回は「実は微妙かも・・・MAXIS米国株式(S&P500)上場投信とMAXIS全世界株式(オール・カントリー)上場投信が誕生」と題してMAXIS米国株式(S&P500)上場投信とMAXIS全世界株式(オール・カントリー)上場投信について見てきました。

他よりも信託報酬が安いETFを作った三菱UFJ国際投信には敬意を評します。

しかしながら他の投資信託、海外ETFと比較してそこまで魅力を感じないというのが正直なところですね。

個人的な結論としては以下です。

○S&P500に投資をしたい→VOO

○全世界株に投資をしたい→VT

○海外ETFは面倒な方や利便性重視の方でS&P500に投資をしたい→「SBIバンガードS&P500インデックスファンド」OR「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)

○海外ETFは面倒利便性重視の方で全世界株に投資をしたい→「eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)」OR「SBI・全世界株式インデックス・ファンド(愛称:雪だるま(全世界株式)」

前までは海外ETF一択と言ってよいほど差がありましたが、最近は投資信託の信託報酬もかなり低くなっていますからどちらを選んでもそこまで大きな差とはなりません。しかし、MAXIS米国株式(S&P500)上場投信とMAXIS全世界株式(オール・カントリー)上場投信はどちらにしても中途半端な存在かな・・って印象ですね。

今回のMAXIS米国株式(S&P500)上場投信とMAXIS全世界株式(オール・カントリー)上場投信の登場によってさらなる競争が起きることが期待されますね。

なお、海外ETFや投資信託を買うなら以下の証券会社がおすすめですよ。

CHECK!   SBI証券

CHECK!   マネックス証券

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