最近、いろいろなものがサブスク化しています。
車をサブスクで利用するトヨタの「KINTO]、牛角で定額制で食べ放題を提供する「牛角ホーダイ」なんか話題になっていますね。
KINTOは加入者がかなり少ないと話題になっていましたし、牛角ホーダイは予約で席が埋まって来店できない状況が問題となり販売を終了しています。
そんなサブスクですが、実は節約の面から考えると微妙なケースの方が多いんですよ。
サブスクで貧乏になってしまうサブスク貧乏な方も増えています。
今回はそんなサブスクの利用について考えて見ます。
サブスクとは
まずは今回の話の大前提となる「サブスク」について解説しておきます。
「サブスク」とはサブスクリプションの略で、月額課金や定額制でお金を払うサービスや商品のことです。
所有するのではなく契約して利用するというスタイルですね。
利用者からは少額から利用できること、提供会社からすれば売上が安定して見込みやすいため人気となっています。
有名なところで言えばいろいろなサービスが利用できるアマゾンプライム、動画の見放題サービス「Netflix(ネットフリックス)」や「Hulu(フールー)」なんかがありますね。
また、音楽配信サービス「AppleMusic」、「Spotify」、雑誌読み放題サービスの「楽天マガジン」、「dマガジン」なんかもそうです。
クラウド会計サービスの「マネーフォワードクラウド」、「freee」あたりもサブスクと考えてよいでしょう。
古くは月額課金の「着うた」や「着メロ」なんかもそうでしたね。
実はかなり幅広く浸透してきているのです。
サブスクのデメリットとは
サブスクは少額から利用できますから利用障壁はかなり低いです。
しかし、利用するためには支払い続ける必要があるという問題があります。
値上げを許容せざる得ないサービスも
例えばクラウド会計の「マネーフォワードクラウド」は2019年始めに「freee」は最近値上げしています。
普通のサービスならば値上げするなら他に乗り換えようかな・・・って選択肢が強くなると思います。
しかし、クラウド会計を乗り換えようとすると他のサービスの利用方法を一から習得する必要があります。
そのため、一度始めてしまうと簡単に乗り換えにくいんですよね。
つまり、値上げを受け入れざる得ないという状況になってしまうケースがあるのです。
同じように家具や家電のサブスクなんかを利用していて値上げされても入れ替える手間を考えるとなかなか踏み切れないでしょう。
つまり、サブスクは一度始めてしまうとやめにくいという性質もあることは知っておきたいところです。
もちろんサービスの内容にもよりますけどね。
契約していることを忘れてしまう
これもよくあります。契約していることを忘れてしまうケースです。
例えばわかり易い例で言えば「着メロ」です。
スマホが普及する前にはかなり多くの人達が利用していたサービスです。
月に300円くらいの課金で携帯電話契約時に加入した人が多いでしょう。
しかし、多くの方がほとんど利用せずずっと契約し続けてきたのです。
どことは言いませんが、ある企業なんかの収益の7割は幽霊会員(契約したけど利用していない)がもたらしていたというデータもありましたね。
それくらい少額の課金だと契約しても忘れてしまうことがありえるのです。
1つのサービスの課金は少額でもチリも積もれば山となるではありませんが、いくつも集まると大きいんですよ。
割高なケースも
最近はサブスクを気軽に導入できるシステムなんかも安価で提供されていることもあり、いろいろなものがサブスク化しています。
そのため、中には実は割高じゃないか??ってものが多くなっています。
月額課金にすると少額となりますから割安な印象を受けやすいです。
しかし、実際利用期間を計算してみると普通に購入したほうが実は得。というケースもあるのです。
また、月額料金ほど使うか??ってケースもあります。
自動販売機のサブスクの例
例えば、先日実験的に始めたJR東日本ウォータービジネスの自動販売機のサブスクは他メーカーの商品も受け取れる「プレミアムプラン」の場合月額2,480円(税込)です。
契約するとドリンクを1日1本受け取ることができます。
1本110円とすると毎日(30日として)受け取れば3,300円です。
しかし、会社勤めの方が通勤中に利用することを考えれば土日祝は抜く必要があります。
22日出社だとすると月に2,420円分しか受け取ることができません。
つまり、お得になる方はかなり限られてくるということなのです。
サブスクを利用するならその辺りの見極めも今後大事になってくるでしょう。
私も無駄なサブスクをたくさん契約していた・・
偉そうなことを書いていますが、実は私も結構やらかしていました(笑)
私のやらかしについてもご紹介しておきましょう。
動画配信サイト3つも・・・
Netflix
Hulu
なんと動画配信サービスを3つも契約していたのです。
Amazon Primeは他のサービスも使えるので良いとして・・・
私の認識だとNetflixとHuluは契約を切っておいたつもりだったんですよ。
家計簿ソフトなどで定期的に確認しないとだめですよね。
契約の流れはこうです。
ウォーキング・デッドだったかゲーム・オブ・スローンズ最新作だったかを見たさでHuluに契約。(見終わったら切るつもりだった・・・)
その後、Netflixの方が充実しているとのことでNetflixを契約。(お試しのつもりだった・・・)
どうやら両方とも解約をするつもりで忘れていたようです。
現在ではNetflixもHuluもほとんど利用していなく動画はダウンロードが簡単にできるAmazon Prime中心です。(バチェラーなどオリジナル作品も充実)
上手く利用できればよいのでしょうが、ほとんど利用していない私の場合には本当にもったいないことをしていますね。
こういう人が意外に多いんですよ。
Kindle Unlimited、Yahoo!無線LANスポット・・・
他にもヤフオクなどヤフーのサービスをほとんど利用していないのに「Yahoo!プレミアム」に契約していたり、すでにサービスは終了しましたが年に数回利用するかしないかの「Yahoo!無線LANスポット」にかなり長い期間加入していました。
また、Amazonの読み放題サービス「Kindle Unlimited」も実際にはほとんど利用していないのに長い期間契約しっぱなしでしたね・・・
こちらも無料期間でお試し加入して解約を忘れてました・・・
サブスクの契約は定期的に見直そう
サブスクは一件一件の契約は小さな金額です。
そのため、後回しにされやすいですが、契約している限りずっと課金され続けます。
例えば月に1,000円のサブスク契約だとしても年間12,000円
30年契約し続ければ360,000円もの金額となります。
こういうのが5つもあれば180万円、、、
大きいですよね。
今の契約はぜひ定期的に見直す機会をもうけるのがよいでしょう。
また、契約する際にも本当に必要なのか。
解約するの条件なども確認するとよいでしょう。(中には違約金発生するケースもあり)
解約の仕方をかなりわかりづらくしているケースも多く見受けれられますので予め解約方法を確認しておくことも大事かもしれません。
さらにサービスや商品によっては実際に買った場合とサブスクの場合でどちらが本当に得なのかを検討してみるのがオススメです。
まとめ
今回は「サブスク貧乏にならないために知っておきたいこと」と題してサブスクについてみてきました。
サブスクは上手く使えば非常によいサービスも多いです。
しかし、どうしても無駄な出費となりやすい契約形態でもあります。
サブスク貧乏にならないためにも自分にどのサービスが必要なのかをしっかり見極めて、定期的に見直しをして利用しましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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