コトブキヤ財務分析

新規上場株式(IPO)壽屋(コトブキヤ)の財務分析

壽屋9月26日上場


9月22日にジャスダックに新規上場します壽屋の財務分析をしてみたいと思います。

壽屋はちょっと難しい漢字ですがコトブキヤと読みます。

壽屋が上場する9月26日はニーズウェルが20日、PKSHATechnologyが22日、ロードスターキャピタルが28日の間となっています。

北朝鮮問題やトランプ関連、安倍政権の忖度問題などで一気に地合が悪くなる可能性もはらんでいますので注意が必要です。

なお、財務分析は目論見書で掲載されている直近2年によります。

壽屋のビジネスモデル


壽屋の事業内容はフィギュア、プラモデル、雑貨等を中心としたホビー関連品の企画、製造、販売等となっています。

いわゆるオタク向けの商売ですね。

取扱商品

取扱商品はポケットモンスターやらSTARWARSなど誰もが知っているものからあまり聞いたことないマニアックな商品までたくさんあります。

どちらかというとリアル志向というよりも可愛らしい感じのフィギュア、プラモデルが多い感じですね。

ビジネスモデル

壽屋のビジネスモデルはフィギュア、プラモデル、雑貨等を中心としたホビー関連品の企画から製造・販売サービスまで製販一体型となっています。

製造は中国の製造会社への委託となっておりいわゆるファブレス企業ですね。(アップルなどもそうです)

壽屋ビジネスモデル

出所:壽屋目論見書より

販売も卸売経由で小売店で販売する以外に直接消費者へ通信販売を行ったりもしております。

 

コトブキヤビジネスモデル
出所:壽屋目論見書より

壽屋の強み

強みとしてはそのキャラクターの版権の使用許諾を受けての販売であり、他社が模倣することが困難というところでしょう。

これも壽屋の技術力などが評価された結果ともいえます。

ただし、独占というわけでもありませんので今後はこの強みが毀損する可能性も秘めています。


壽屋の収益性


売上高総利益率

次に粗利の部分にあたる売上高総利益率からみていきましょう。

売上高総利益率をみることでその企業の商品力をみることができます。

27年度34.27%

28年度37.19%

と大きく伸びています。

製販一体型企業としては比較的高めとも言えます。

これは同社の商品力が認められているという事も言えるかもしれません。

売上高営業利益率

次に本業の儲けを表す売上高営業利益率です。

27年度6.55%

28年度9.03%

となっています。

こちらも前年より大きく伸びています。

これは前述の売上高総利益率が伸びたことが原因となっています。

売上高経常利益率

次に利息や営業外収益を含めた売上高経常利益率をみていきます。

27年度6.79%

28年度7.77%

こちらも売上高営業利益率と同様です。

為替差損が大きく上がっているために売上高営業利益率と比べて伸びが落ちています。

売上伸び率

売上げの伸びはこんな感じです。

27年度 +4.8%

28年度 +25.74%

売上げの伸びはあまりなかったのですが28年で大きく伸びていますね。

収益性まとめ

売上げが伸びている。収益性も悪くありません

壽屋のの安全性


流動比率

次に短期的な支払能力をみる流動比率です。

27年218.02%

28年206.70%

となっています。

流動比率はかなり高くなっています。

また、流動資産にしめる現金及び預金の割合も高く資金面で問題になることはなさそうですね。

自己資本比率

総資産に占める自己資本の比率である自己資本比率はどうでしょう?

27年25.0%

28年22.8%

と少し悪化しています。

しかし、問題になるようなレベルではありません。

またこのあたりは上場することで改善しますので問題ないでしょう。

キャッシュフロー

キャッシュフローは営業活動がプラスとなっています。

投資活動及び財務活動がマイナスとなっています。

フリーキャッシュフローは27年がマイナス、28年がプラスです。

ちょっと身の丈にあっていない無理した投資をしているのが気になります。

今のところ大きな問題になるような水準ではありませんがこのあたりを加味して経営していないのかな??って心配になるところです。

安全性まとめ

安全性はそれなりに高めです。

また、今回の上場で得た資金得ることで安全性は改善します。

ただし、キャッシュフロー計算書をみると身の丈を超えた投資を行っているためちょっと心配になる点があります。

壽屋の株価


PER、PBR

こういう業種の場合あまり、PER、PBRは割高というほどではありません。

日本株の平均くらいですから問題になるような水準ではないでしょう。

ただし、成長企業という程でもありませんのでもう少しディスカウントがほしかったところはあります。

既存株主を見るとベンチャーキャピタルなどはありませんが銀行や信用金庫は多くあります。

このあたりは90日or.1.5倍のロックアップがかかっていますので1.5倍は1つの目安になるかもしれませんね。

まとめ


今回は壽屋の財務を中心に分析してみました。

次回は初値予想をしてみたいと思います。

また、IPOをこれから始める方は下記ページを読んでいただくことをおすすめします。

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