実録:新型コロナウィルス感染症特別貸付を借りるまでの流れ
実際に私が新型コロナウィルス感染症特別貸付を借りられるまでの流れをご紹介しましょう。
なお、日数などはあくまで私のときはこうでしたというだけですから、地域や借り入れ規模、業績、日本政策金融公庫の利用有無等にもよっても異なってくると思われます。
ちなみに私は今まで「日本政策金融公庫」で借り入れをしたことはありません。
他の銀行等でも借り入れをしていません。
インターネットから申し込み
日本政策金融がかなり混雑していることや3密を避ける目的からWEBでの申込みが可能となっています。
まずはインターネットや郵送から借り入れを申請することが出来るようになっています。
なお、インターネットからの申込みでも一部書類は郵送が必要です。
私はインターネット申し込みで手続きをしました。
入力する項目はそれほど多くありませんのでここは難しくないでしょう。
書類を郵送
次に必要書類を郵送します。
必要書類は以下です。
② 新型コロナウイルス感染症の影響による売上減少の申告書
③ 最近2期分の確定申告書(一式)のコピー
④ ご商売の概要(お客さまの自己申告書)
⑤ 運転免許証(両面)またはパスポート
⑥ 許認可証のコピー(飲食店などの許可・届出等が必要な事業を営んでいる方)
② 新型コロナウイルス感染症の影響による売上減少の申告書
③ 最近2期分の確定申告書(一式)のコピー
④ 法人の履歴事項全部証明書または登記簿謄本(
⑤ ご商売の概要(お客さまの自己申告書)
⑥ 代表者の運転免許証(両面)またはパスポート
⑦ 許認可証のコピー(飲食店などの許可・届出等が必要な事業を営んでいる方)
持続化給付金などと被る内容となっていますし、こちらも作成はそこまで難しくないと思います。
持続化給付金と違って売上減少の申告は専用の用紙で行います。
手紙が届く
インターネットで申し込みをしてから1週間くらいして日本政策金融公庫から手紙が届きました。
順番に審査していますのでお待ち下さい。
準備でき次第お電話します的なやつです。
つまり、混んでるので待ってててくださいね、ってじことですね。
1本目の電話が入る
書類を郵送してから約1ヶ月くらいして日本政策金融公庫のご担当者様から電話が入りました。
内容は以下でした。
- 御社の担当に決まりました
- <順番に審査していきますからちょっとまってね
の2つの内容でした。
1ヶ月すぎると催促や確認も多いでしょうからその防止のためかもしれませんね。
2本目の電話が入る
そこから1週間位して(書類を送付してから約40日後)日本政策金融公庫のご担当者様から2本目の電話が入りました。
審査に入るとの連絡で事業の内容、新型コロナの影響、借入金の利用目的、利用する銀行口座、返済期間、及び据置期間などをヒアリングされました。
時間にして15分程度でしょうか。
結構踏み込んだ内容の質問もありましたのでちゃんと勉強してらっしゃるのでしょう。
ヒアリングを元に稟議をあげるので次の日には審査結果がでる。
次の日電話がなければ通ったということで、郵送で手続き書類が届くとのことでした。
手続書類が届く
そこから2日後、手続書類が届きました。
- 借用証書
- 印鑑証明
- 預金通帳のコピー
- 預金口座振替利用届
以上の書類を提出してくれとのこと。
少し面倒なのが「預金口座振替利用届」です。
銀行に行って口座の証明をしてもらう必要があるのです。
入金
手続き書類を提出後、16日程度で入金となりました。
ですから申込みをした時点から考えると約2ヶ月ですね。
実際の手続自体はかなり簡単でしたが、待ち時間が長い感じでしたね。
資金的に急いで見える方は商工中金や都道府県等による制度融資を活用し、民間金融機関を利用するのも一つの手かもしれません。
特に民間の金融機関でやる気のあるところは早いとの話も出ていますね。
日本政策金融公庫は申し込み殺到でかなり混雑しているようですから・・・
利用してわかった注意点
それでは実際に「新型コロナウィルス感染症特別貸付」を利用してわかった注意点を見ていきましょう。
入金までかなり時間が掛かる
まずは前述したように入金まで手続き開始から約2ヶ月かかりました。
私の場合は急いではいませんでしたので問題ありませんでしたが、資金がかなり切迫している方だとちょっと厳しい日程となります。
「新型コロナウィルス感染症特別貸付」だけをあてにしすぎるのは危険かもしれません。
審査落ちもある
私は運良く貸していただけましたが審査の結果、貸していただけないこともあるそうです。
もし日本政策金融公庫の新型コロナウィルス感染症特別貸付が駄目なら商工会議所や商工会の「新型コロナウィルス対策マル経」、商工中金等による「危機対応融資」も検討してみましょう。
また、条件はありますが、セーフティネット保証という制度を利用するのも手です。
どちらにしても申込みからすぐにお金が入るわけではありませんからその間の運転資金は必要になりますが・・・
ネット銀行は使えない
今後、改善される可能性もありますが、現行は日本政策金融公庫の借り入れにはネット銀行は使えません。
私も当初、楽天銀行で申し込んでいたのですが、駄目と言われて急遽都市銀行に変えたのです。
預金口座振替利用届を得るには実店舗が必要とのことです。
まとめ
今回は「実質無利息無担保の日本政策金融公庫【新型コロナウィルス感染症特別貸付】を利用してみた」と題して新型コロナウィルス感染症特別貸付を実際に借りてみたという話をみてきました。
前述したように資金繰りさえ回れば倒産しません
こういった危機の状況ではいかに資金を集めるのかが大事です。
今回は政府がかなりテコ入れしていますのでお金が有利な状況で調達出来る状況になっています。
リーマンショックの時はお金が調達できなくて倒産した企業が多発しましたが、今回は新型コロナウィルス感染症特別貸付など様々な資金政策がありますからそのようなことは少ない気がしています。
急に貸し渋り状況になったときにも対応出来るように使いみちが特にない方も利息が実質的に掛からないわけですからとりあえず調達しておくのもおすすめですね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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