みずほ銀行が下記のようにiDeCo(個人型確定拠出年金)プランの手数料の大幅値下げを実施してきました。今回はみずほ銀行のiDeCoプランについてを検証して見たいと思います。
みずほのiDeCo(個人型確定拠出年金)プランの手数料改定等について
みずほ銀行のiDeCo(個人型確定拠出年金)プラン手数料
毎月の運営管理手数料が現行293円なのに対して条件を満たす場合無料となりました。
この条件は他と比べてもかなり緩くなっています。
手数料無料の条件
下記A,Bいずれかを満たした場合
条件A: iDeCo残高または掛金累計が50万以上
条件B:次の3点を満たす
①月額掛金1万円以上
②iDeCo専用WEBサイトにてメールアドレス登録
③運用サポートツール「SMAT FOLO(DC)」にて目標金額を設定
簡単に言うと50万以上の残高(掛け金)があれば無条件で無料。
なくても月額1万以上掛け金があればメールアドレス登録や目標金額を設定するだけで無料となります。
実質的にかなりの方が無料となるででしょう。
iDeCo(個人型確定拠出年金)で人気となってるSBI証券は残高50万円、楽天証券は残高10万円が無料条件ですので
それよりも条件Bがある分だけ楽に無料にできます。
みずほ銀行のiDeCo(個人型確定拠出年金)の商品ラインナップ
いくら手数料が安くても扱っている商品の信託報酬が高かったりすれば微妙です。商品ラインナップについて見て見ましょう。
国内株式 DIAM DC 国内株式インデックスファンド 信託報酬0.1674%
海外株式 たわらノーロード 先進国株式 信託報酬0.243%
たわらノーロード 先進国株式<為替ヘッジあり> 信託報酬0.243%
国内債権 たわらノーロード 国内債券 信託報酬0.162%
海外債権 たわらノーロード 先進国債券 信託報酬0.216%
たわらノーロード 先進国債券<為替ヘッジあり> 信託報酬0.216%
国内リート たわらノーロード 国内リート 信託報酬0.324%
海外リート たわらノーロード先進国リート 信託報酬0.378%
バランス型 投資のソムリエ<DC年金>リスク抑制 信託報酬0.6372%
投資のソムリエ<DC年金> 信託報酬1.1188%
定期預金 みずほDC定期預金(1年)
基本的で必要な分野は全て揃っています。何よりたわらシリーズと言う人気で信託報酬が安いラインナップはとても魅力的です。
ただ新興国株式や新興国債権のラインナップがないのが残念ですかね。たわらシリーズでも出ていますので入れていただきたいところです。
商品ラインナップで見ても人気のSBI証券や楽天証券と比較しても見劣りしません。
楽天証券とはほぼ互角
SBI証券は商品ラインナップの数や新興国株式やバランス型で負けるかな。といったところです。
あまり商品がありすぎても選べないと言う人も多いですのであえて必要最小限に絞ったのも評価できます。
SMART FOLIOT(DC)
SMART FOLIO(スマートフォリオ)と言うサービスも魅力的です。
「SMART FOLIO(スマートフォリオ)」とは、スマートとポートフォリオを組み合わせた造語です。
<みずほ>は、お客さまの安定的な資産形成をサポートするため、
賢く(スマートに)、リスク分散した資産構成(ポートフォリオ)を通してご提案します。
将来の目標に応じて最適なポートフォリオを組んでくれるのです。
下記ブログで書いたように長期的な投資の場合、どこにどれだけ投資するのかで投資結果の9割が決まると言われています。
それを考えるのは非常に大変ですがそれをサポートしてくれるのです。
幸いみずほの商品はほとんど信託報酬の安い評判のいいものですので証券会社や銀行が儲かる商品ばかり勧めてくるようなこともないと思われます。投資初心者にはとてもありがたいサービスですね。
まとめ
今回の料金改定でSBI証券「個人型確定拠出年金iDeCo(イデコ)、楽天証券 確定拠出年金と並んでiDeCo(個人型確定拠出年金)の有力候補に躍り出た感じです。どんどん競争して各社サービスの向上、ラインナップの充実を期待したいところです。
読んで頂きありがとうございます